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webadm
投稿日時: 2008-6-26 23:37
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
Re: 周波数カウンタユニットの修理
修理完了した周波数カウンタユニットを本体に戻して動作を確認。



む、直っていない(;´Д`)

依然として最上部セグメントが点灯していない。

uPA56Cの当該入出力ピンの信号をオシロで観測すると入力は問題無いが出力が5V近辺で小さい振幅しか出ていない。交換する前と一緒だ。

ということは当該セグメントの電流回路がオープンになっているのか。

LED基板上のICソケットに乗っている7seg LEDを一つ強引に引き抜いて調べてみたところLEDそのものは問題なく、ちゃんと最上部背具面とも点灯する。最上位セグメントのピンの位置がわかったので基板のパターンを調べてみた。

するとLED基板の一番最外周を這うように親基板からの信号が出てきる端子へとパターンが伸びている部分で夥しい緑青があるのを発見。以前に調べた際にもその部分が錆びて緑青が湧いているのが気になっていたが水分が溜まって錆びて腐食しているようだ。

とすると腐食による断線の可能性が高いので、緑青を綺麗に取り除いてパターンの状態を見てみた。

驚くことに緑青で覆われていた部分のパターンはことごとく消失していた。

とりあえずLED側と親基板との接続パターンはわかったので断線している部分をテスターの電流測定モードでバイパスしてやると今まで表示されなかった最上部セグメントが表示されるようになった。

なんだそうだったのか。

uPA56Cは無実だった、大変すまないことをしてしまった。



ジャンパー線で腐食してしまったパターンをバイパス接続して事なきを得た。だいぶ回り道をしてしまった。つくづく自分は詰めが甘いなと思う。



これで表示が見やすくなったのでチューニングが楽になった。

webadm
投稿日時: 2008-6-27 7:48
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
電解コンデンサを交換
注文していた電解コンデンサを腐らすのもなんなので電源とAF関係を予定通り交換。

電源基板には沢山のケーブルがハンダ付けされているので裏返すのが大変だった。

一部はどうしても切断するか一端端子からケーブルを外さないとハンダ面を表に出すことができなかった。

ようやく電源基板を裏返しにすることができたのでハンダシュッ太郎でハンダを吸い取り電解コンデンサを引き抜いていく。

やはり昔の電解コンデンサより今のものは性能が良いので大きさが小さくなっている。足の間隔が違うので大部分はリード線をフォーミングしないと足が根本で開いてしまう。

そんなこんなで電源基板の電解コンデンサは無事換装完了。どうやら10Vのレギュレーターの足の部分にリワークの跡が見受けられるので過去に故障修理されたのかもしれない。

ここで一端電源を入れて動作確認。以前よりレギュレーションは良くなっていて、出力電圧が10V電源を除いては9V,8V,5Vいずれも規定ぴったり出ていることを確認。リップル電圧も以前よりも少なくなり問題ない程度。

この段階でFRG-7000の欠点のひとつだとされるAFへのデジタルノイズの回り込みに初めて気づいた。なにも受信していない状態でもスピーカーから何か特有の規則的なノイズが出ている。Display Offにするとそれが消えることから周波数カウンターユニットのデジタルノイズがIF-AF UNITに回り込んでいることは確かである。どうしてもすべてのグランドが共通なので分離しない限りノイズは乗ってしまうだろう。大部分はLEDドライブ電流パルスによるもの、1セグメント当たり10mA流しているようなので、回路の配線のインダクタンスによってかなり高電圧のパルスが発生していると想像される。電源とグランドを独立してアイソレーションをしないと除去するのは難しいだろう。

引き続きIF AF UNITの電解コンデンサを交換。最初に交換した純正ではないと思われる電源デカップリング用の電解コンデンサの接続極性を確認したら逆接続されていたことが発覚。たぶん前の持ち主が換装した際に間違えたのだろう。良くもっていたものだ。案のその電解コンデンサはドライアップしていた。

誤接続されていたものを除いては容量抜けはないものの内部抵抗が高くなっていると思われ、新しいものと交換してだいぶ電源としては余裕が出来たことになる。リップルも減った。
webadm
投稿日時: 2008-6-27 8:08
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
FRG-7000のマニュアル
検索していたらFRG-7000のマニュアルを掲載しているところがあった。

しかし手元にあるマニュアルには記載されていない電源タップ配線とかが書いてある。もちろん手元のFRG-7000にはそんなものはついていない。

それとブロック図を見るとRF UNITに使用されているFETが3SK50が2個と手元の3SK51と3SK40Mと異なっている。

どうやら後期のモデルのマニュアルくさい。回路図がついていないのが残念。

手元のマニュアルはオリジナルのカラーコピーだが、回路図と取説とで使用されている部品構成に違いがあり矛盾している。たぶん取説は初期のモデルのもので、回路図はまた別のモデルのものに違いない。いずれも検索で見つけたものより幾分古い版だと思われる。

初期のFRG-7000はRF UNITに使用されているFETが2つとも3SK40Mだったらしい。それで性能が悪くてFRG-7のようにビンテージになりそこねた。後期は改良されて3SK51に置き換えられたが時既に遅しという感じであったろう。FRG-7700によって幕を引くことになったと想像される。

次ぎはいよいよRF UNITのFETで中間周波第1段のECG211を3SK51や3SK40Mに差し換えることができるようにソケットを実装しようと思う。

さて更なる性能向上になるかどうか。わくわくする。
webadm
投稿日時: 2008-6-27 8:31
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
MHzチューニング
検索するとFRG-7000のレビュー記事がみつかる。

それによるとMHzチューニングがFRG-7に比べスムーズじゃないという感想が書かれている。

思い当たる点がある。確かにMHzチューニングはlockする範囲の中でゲインが最大になる点があるが、そこに合わせて指を離すとつまみが勝手に逆戻りしてずれてしまう。見ると手を離した瞬間つまみが勝手に少しバックラッシュしている。

MHzチューンつまみはVFO Aのバリコンに直結している。そこの軸受けかなんかのグリスの粘性が高くなってしまっているのかもしれない。

あと、チューニングダイヤルを回していると時々どっかに擦れる音がしたり擦れてうまく回らない時がある。

調べるとフロント化粧パネルを本体フレームに固定する部分の樹脂がどこも欠けていてぐらついている。なので少し化粧パネルが外れかかった状態で前方へ浮いてしまうとダイヤルつまみと接触して回り辛くなるというわけだった。

どうもやはり安っぽい作りが災いしているようでビンテージになれなかった通信型受信機という感じ。

それでもなんとかチューンしてベストな状態で使えるようになればと思う。
webadm
投稿日時: 2008-6-27 10:31
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
FETソケット実装
とりあえずRF UNITで以前の持ち主が換装してあった高周波1段と第一中間周波増幅段のFET用にソケットを実装。



動作確認のために一端取り外したFETを実装してみた。OKぽい。動作的には変わらないので接触不良とかも無い。

FETを取り外してみてわかったのは第一中間周波増幅用のFETがECG221ではなくECG454というものだったということ。調べると3SK40と互換性があるらしい。動作点が同じではないと思うので3SK40や3SK51に差し換える実験を行う予定。

あとまだIF-AF UNITの第二中間周波増幅用FETがECG221に改造されているので、それもソケットを実装して3SK40に戻す実験をしてみようと思う。

いかんせんまだまだゲインが足らない。ローカル局しか入らないというのではちょっと。

webadm
投稿日時: 2008-6-27 22:27
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
第一中間周波増幅のFETを換装
ソケット実装した第一中間周波増幅段のECG454をオリジナルの3SK40Mに交換して再調整してみた。



結果はゲインが増加。今までローカル局で受信できるもののSメーターがまったくふれなかったところ(日本放送)も大きく振れるようになった。

後期モデルではここもゲインの大きな3SK51に設計変更されているが、後日手持ちの3SK51に差し換えて実験してみる予定。

やっぱり以前の持ち主が施した改造は改悪だったことが裏付けられた。

あと残るは第二中間周波増幅段の3SK40MがECG221に改造されている箇所をソケット化して3SK40Mに戻す実験を予定。

これで大分まともになるかな。
webadm
投稿日時: 2008-6-28 7:25
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
猫踏んじゃった
帰宅してPCの前え歩いていったら何か踏んだらしい。

背面を底にして立てたままの状態のFRG-7000のしっぽ(電源コード)を踏んでしまったらしい。

びっくりしたFRG-7000がテーブルの上からジャンプして床へ一回転しながら着地(;´Д`)



大事故。見るとフロント化粧板の側面が少しというかかなり欠けて断片はどっかへ飛んでいって周囲には見あたらない。

めちゃくちゃに壊れたかも。真っ先に先日実装したソケットに挿したFETがどっか吹っ飛んでいないか確認。無事だった。結構しっかりしている。

一番心配だったところは大丈夫だったので胸をなで下ろして電源を入れて動作チェック。

案の定周波数カウンタが3.455kHzを表示してブランキングしている。これはVFO Aの入力が0Hzであることを意味する。

電源基板のところで電源の出力電圧を見ると、10Vが異常に低くリップルが多い、9Vはまったく出力が出ておらず0V。8Vと5Vは正常。

良くみると落下した際に電源基板上の電解コンデンサに何かぶつかったらしくリードフォーミングして少し浮いていたはずの電解コンデンサがすべて基板に底部が密着している。どっかパターンが切れた可能性があるが、見かけ上は割れているわけではない。

回路図と照らし合わせながら導通をチェックしていくと、いくつかの電解コンデンサの+極がどこともつながっていないことが判明。

実際に電源を入れてオシロで波形をチェックすると整流ダイオードの出力がまったく平滑されていない。全波整流波形そのものである。これではさすがに三端子レギュレーターでもリップルは取りきれない。10Vの出力はリップルが乗りまくりで実効電圧が低下してしまっている。

ということはパターンの断線が濃厚。どこで切れているか確認して修理しないといけないので再び電源基板を裏返しに。('A`)マンドクセ



一見すると暗い中で良く見えないが、目を凝らして見るとうっすら髪の毛のような跡が見える。基板を真横から見たら確かに断層のように基板に亀裂が走っているのが確認できた。パターンもそれに沿って3カ所完全に断裂している。

こういう状態のリワークにはHOZANのソルダーエイド(H-74)のスクレッパーを使用して断裂したパターンのレジストを削り取って銅箔をハンダブリッジすることになる。



これで出来たかと思って写真を良くみたら一番奥のところがハンダブリッジが出来ていないことが判明。これはレギュレーターの一次側になるのでつながっていないとまずい。実際に導通をチェックしてみると+極がどこともつながっていない。

今度は余ったリード線を使ってブリッジして導通をチェックして完了。

電源出力をオシロで観測しても9V,8V,5Vはほとんどリップル無し。一番負荷の大きい10Vも200mV未満なので問題無し。Display offにすると10V出力が正規の電圧になりリップルも少なくなるので、周波数カウンターの電源は別にしたほうが良いのかもしれない。

ふうやれやれ。

本当は帰宅して残りの第二中間周波増幅段のFETをソケット実装にする予定だったけど自分の招いた事故で時間を潰してしまった。

猫の尻尾は踏んづけないように仕舞い込んで置く必要がある。

今回は猫じゃなくFRoGか。カエルには尻尾は無いのに。

webadm
投稿日時: 2008-6-28 10:36
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
遠くの中波放送局
も受信できるようになった。

1008kHz ABC朝日
1044kHz 北京放送
1143kHz KBS京都
1224kHz NHK金沢
1260kHz TBC東北
1278kHz RKB毎日 福岡放送局
1287kHz HSB北海道
1332kHz 東海ラジオ
1350kHz RCCラジオ(広島)

他にも入感はするものの放送局を判別できない国内が多数。

室内非同調型ループアンテナでもこれだけ入るようになった。

もう少しゲインが上がればもっとましになるかも。

webadm
投稿日時: 2008-6-28 16:56
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
破損したフロントパネル化粧板の修繕
丹念に床を捜索したところフロントパネルの欠損した部分の破片を発見。

3つの断片に分かれているが全部揃っているので元あった場所に接着すれば良いことになる。

さっそくエポキシグルーを作って断片を元の場所に接合。



なんとか外観は体裁を整えることができた。

よかったよかった。
webadm
投稿日時: 2008-6-29 4:07
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
RF過入力
第3中間周波増幅段のFETをソケット実装に変えるついでにAGCのアタックタイムが長いようなので積分用の電解コンデンサを2.2uFから1uFに小さいものに変えた。チューニングの際にもAGCのかかりが緩慢なのでチューニングノブのギア比が低いので軽すぎるのとアンバランス。



先ほど第3中間周波増幅段のFETをECG221から3SK40に差し換えてみた。

差し換えただけでは多少ノイズが増えたような感じがするが元々ノイズが多いのかゲインが増えたためかはわからないので調整をしてみることに。

以前マニュアルの調整方法を読んだ時に読み違いをしていて第3中間周波の調整が間違っていた。低い方はコアのみで調整、高い方はトリマーコンデンサのみでゲインを最大にするように調整しなければならなかった。おかげで1MHzバンド内のゲインがアンバランスになっていたようだ。

最後にSメータの振れの調整でマニュアルには11MHzで100dBをSW2アンテナ端子に入力してフルスケールになるように調整とあるが、手元のSGでそんな大きな出力が出るものなどあるわけもなく。+13dBを入力してまあだいたいその辺りにSメーターの振れを調整。

その後念のために各バンドの感度を確認しようと100uV程度の入力を与えてみたが、まったく受信できないことが発覚。

どうしたんだ、調整前は0.1uVでも受信できたのに。

短波だけでなく中波も同じ。感度がまた入手した時みたいに落ちている。

アンテナをつないで一番強力なラジオ日本にチューニングを合わせる。

受信しない(;´Д`)

もしや高周波増幅段のFETがやられたか。

予備の3SK51で差し換えると、以前のように感度良く受信できるようになった。

なんだよ、たった+13dBで壊れるのかよ。

マニュアルが間違っているとしか言いようがない。確かにSメーターは+60dBまで目盛りがきってあるがそこまで入力しなくてもFETが劣化するのはまずいだろう。

虎の子の3SK51の予備が無くなってしまったので、中間周波第1段増幅を3SK51に差し換える実験は中止となってしまった。

まあ感度はそんなに変わらないような気がしてきた。

今でも十分スペックは満足しているし。

これで良しとしよう。



やっとケースに収めることができそうである。

P.S

ケースに本体を納めて中波ラジオを聞き始めたら、なにやら音がかなり歪んでいる。それに感度も落ちている。また壊れたか?

再びケースから出して調べると確かに感度が劇落ちして音が歪んでいる。

ふと第一中間周波増幅のFETに指を当てるとバズ音がする。おかしい以前はこんなことはなかったのに。

ルーペで良くみると足の一本がソケットに入っていない(;´Д`)

一回引っこ抜いて挿し直すと何事もなく歪みも消え、感度も復活した。最初に来た時と比べると見違えるように復活した。音もまあまあ良い。

やれやれやっと安心して使える。
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