以前にもまれに起きたのだが原因不明のATOKのカナロックバグ

なんらかのキー操作シーケンスで以降ATOK有効時にカナキー入力がデフォルトになってしまう問題。

ATOKを無効にするとATOKウインドウの方は英子文字入力になるのだが、アプリケーションを立ち上げてそちらにフォーカスを移動するとカナモードに表示が変わる。したがってこの段階でキーを入力するとカナ文字が入力されてしまう。ATOKを有効にしてもそれは変わらないので通常の英数字入力もローマ字変換入力のどちらもできなくなる。

一時的にはALT+ローマ字を入力するとローマ字変換入力はできるのだが、通常の半角英数字入力はできない。

どうすんだこれ。

そういえば大昔、まだDOS/Vパソコンとかが出る前に国産PCとかのキーボードにはカナロックキーがあった。カナ文字を連続で入力する場合にそれを押してカナ入力に切り替えるわけである。現在のDOS/Vキーボードにはそれに該当するキーは無いが、なんらかのソフトウェアで同じ機能が提供されていると考えるとそれが機能するような操作を行った可能性が高い。

いろいろ調べるとどうやらカナロックの機能はATOKで提供されているものらしい。現在使用しているATOK16にはそれ以降のATOKのバージョンにはあるATOK無効化時のカナロック自動解除機能が無いらしい。それでどうにもならない無限地獄に陥ったということになる。

始末に悪いことにカナロック状態はATOK自身が永続的な記憶域に保存しているらしく、PCを立ち上げ直すだけでは直らない。

解決方法としてはATOKのプロパティでカナロック機能を無効にすることしかない。そうすればカナロック動作は解消する。

それで問題解決かと思ったら、いろいろプロパティをいじった際にATOKを有効にした時のデフォルト入力がカナ入力になってしまっていた。ひらがなに直すにはいちいちALT+ローマ字を入力しないといけない。しかもプロパティでいくらひらがな入力に設定しても、変わらない。仕方なく初期設定に戻すというボタンが有効だったのでそれを押したところ事なきを得た。

やはりバグとしか言いようがない。