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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2020-8-11 6:27
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
Introducing Pianoprima EXERCISES
Pianoprima Exercisesの紹介ビデオを作成し投稿し始めました(2020/8/4)。













自分が弾けているLEVEL5まで作った。ここ最近基礎練習サボっていたので、この動画を収録するついでに練習を再開。ようやく以前通りに通しで弾ける状態に戻ったけど、まだ練習が足らないみたいで、ちょこちょこミスタッチが(;´Д`)

LEVEL 5は通しで録画および録音(CakewalkでMIDI録音してオーディオファイルにレンダリング)したものをiMovieでマージして、譜めくり操作とか不要な部分をカットして編集。

ビデオとオーディオは別々の機器で記録しているので、クロックが独立しているため、最初の出だしを同期させても、時間と共にクロックのわずかな違いが映像とオーディオのずれを生み出すことが判明。適宜演奏期間の前後でビデオとオーディオを分割して、それぞれ映像とオーディオが同期するようにタイミングを微調整する必要がありました。

それ以前は演奏ごとに独立したビデオとオーディオを作成して順番につなげていたんだけど、演奏の数が増えた高いレベルの方になる演奏の間の手間時間がバカにならいため動画制作の総時間を短縮して疲労を貯めない方法に変えました。


LEVEL 6はオクターブが加わった3和音が出てくるので、4つの音を指で正確につかむことがまだできていないので、部分練習が必要(;´Д`)

んじゃまた。




webadm
投稿日時: 2019-8-5 0:50
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
バイエル卒業(´∀` )
ふう、梅雨が明けたね(´∀` )

ようやく「大人のための独習バイエル(下)」の最後まで終わりましたよ。



ステップ5の94〜106番に関しては演奏録音した音源を以下の記事で公開しています。

PC 用 ピアノ音源(MODARTT PianoTeq 6 Stage)が来た

94〜99番までは一日で一気に録音できたけど、100番以降がグダグダで延期を余儀なくされました。

今までは手元のデジタルピアノ(P-115B)の内蔵ピアノ音源だけ聞いていたのですが、今回は外部のサンプリングピアノ音源やモデリング音源を試してみたところ P-115B だけだったら気が付かなかった驚愕の事実が判明。

・101番の右手の全音符の謎が解けた
101番には右手が重音の全音符だけという小節がありますが、ストリングレゾナンスが実装されていない P-115B だとすぐに音が消えてそれっきりで意味が無いように思えたのですが、シンパセティックレゾナンスが実装されている音源だと、左手の旋律がある間は右手は鍵盤を押さえているだけで倍音がずっとなり続ける効果があることが判明。
バイエルはそれを教えるためにこの曲を書いたのね。
・アリコート(デュープレックススケール)共鳴
バイエルの曲には連弾とかで子供が右側の高い音の鍵盤を使う曲がありますが、連弾でなくても高い方の鍵盤を使う曲がいくつかあります。
手元の P-115B はアリコートもストリングレゾナンスも実装されていない古い時代に設計された音源のため、これらの高い音域の音はすぐに減衰してしまいます。
しかしながらアリコートやストリングレゾナンスや筐体レゾナンスを実装した外部音源だと、これらの高域の旋律は鈴なりのように響いて華やかさを曲に与えてくれることが判明。
バイエルが役所へ提出した資産目録によれば彼は2台の高級ピアノを所有していたとありますがメーカーや型式は不明、アリコート方式は1873年にブリュートナーが最初なので、まだそれは無かったはず。
それでもバイエルの生きた時代のドイツのピアノはいい高音を出していたこはには疑いが無い。

やっぱ100番以降は難易度が違うのを実感。

練習の時みたいに間違ったら引き直せばいいやというわけにもいかず(演奏を公開するのが初めてでもあるし、やっぱ引き直しはだめだろうと思い)、結局日を改めて100〜104番までを収録、更に半音階進行のある105番と106番は更に無塚しいのを実感。どちらも繰り返しがあるので、演奏の再現性の高さが要求されます。一回目はうまく弾けても、2回目の繰り返しで事故るとか、一回目でランダムに事故るとか(;´Д`)

105番は演奏時間が短いのでなんとか収録できたけど、106番は前半と後半がそれぞれ繰り返しで、同じ課題が2か所に分散されています。

もうね、練習をやり直す気持ちで、ミス撲滅に専念しましたよ。

取り組んだのは、

(1) 半音階スケールの運指ミスの撲滅
106番の場合、C と G を起点とした半音階スケール(右手左手共 1-3-1-3-で始まるパターン)と D を起点とした半音階スケール(右手なら 1-3-1-2,左手なら 1-3-2-1 で始まるパターン)の2種類があるけど、前者は右手と左手が同じ運指パターンなのに対して後者は右手と左手の運指のパターンが異なるので注意。
前者のスケールで後者の運指をしてしまうと回復不能な事故になります(;´Д`)
あと半音階スケールを弾く時に指をなるべく鍵盤の近くに待機させるように、手の平を鍵盤に近づけて黒鍵すれすれの高さを並行移動する感じにすると打鍵のバラつきや運指ミスも減ります(指が離れていると、運動神経系はとっさに一番近い指で弾こうとしてしまうため)。

(2)跳躍時のポジショニングミスの撲滅
106番は1オクターブや2オクターブの跳躍が頻繁に現れます。
練習の時やよく間違えずに済んでたよねと不思議に思えるほど、収録時には跳躍ミスで轟沈することしばしば(;´Д`)
右手はあってて、左手が鍵盤一つずれたり、逆も真なり。
対策としては、跳躍が発生する手前の音型ではポジション固定なので、その時に予め目を跳躍先に向けて着地点を凝視しておきます。
そして8分休符の間に凝視した跳躍先に両手を素早く移動して打鍵のタイミングを待ちます。
最初跳躍のタイミングが遅く(休符を確認してからポジション移動すると、テンポが速くなると拍頭で跳躍先の音が打鍵できなくなる)。
跳躍前の休符はポジション移動のための間なので休んでいてはだめ。

(3)フレージングと息づきのタイミング
106番は休符はあるけど、ほとんど息をつけないほど最初から最後まで精神集中していないと弾けない感じ。
最初は息を止めて弾いていたけど、2分の演奏時間息を止めるなんて無理、途中でスタミナ切れで轟沈(;´Д`)
なので、息継ぎ場所を探したら、あった(´∀` )
半音階スケールを上り詰めた後に八分休符があるので、そこで息継ぎできます。その後の p のフレーズの最後の休符は跳躍時間のためのもので息を止めて跳躍先に狙いを定めて両手をポジション移動して拍頭からフレーズを弾き切りその後の短い休符で息継ぎする感じ。

いろいろ参考にしようと Youtube の動画とか見直したら驚愕の事実が発覚、

・106番で繰り返しを省略していない演奏は極めて稀(繰り返しを省略すると演奏時間がテンポ通りでも1分で済む)
・106番で繰り返しを省略していない演奏は、5歳の真面目な女子の演奏と、バイエルの模範演奏CDの音源

2年半ぐらいかかったのかな、本を楽譜立の上にずっと置いたままだったので、端がよれよれで、程度の悪い中古本になってしまいました。永久保存かな。



これで教本と言われる導入・基礎テキストは最後です。

他に購入してある教本に分類されるものも、新しいものになるほど、楽典と曲集に二分される傾向が強くなり、ほとんど後者だけとか、前者はピアノ教師が教えるか子供用には読みやすいミニ教材やドリル問題集とかが多いです。

なので既にスレッドを立てていますが、今後は4期のうちバロック期入門として「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖」に取り組みことにします。

バロック期入門:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖

このスレッドは一端ここでクローズします。

併用している基礎練習本、Pianoprima exercises はまだレベル5の途中段階なので、これからも取り組むことになります。



こちらも毎日使っていたので、ビニールカバーが剥がれだしたりして、程度の悪い中古本状態に。これからもよろしくね。

んじゃバロック期入門でまたお便りしまちゅ。

webadm
投稿日時: 2019-7-5 10:32
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
Re: ピアノ教本
ふう、雨続きで連日憂鬱な朝(;´Д`)

人間ドックに朝から出かける時だけ早めに寝て準備万端で出発。

大腸癌の手術をしているのでバリュームを飲む胃のX線検査は昨年と同様にパス(大腸手術しているとバリュームで腸閉塞を引き起こす恐れがあるぽい)。

前々回の胃のX線検査で胃炎が認められて血液検査でもプロリ菌抗体も確認されたので、除菌を進められているけど、今回もまた執拗に除菌勧告。今通院している病院で除菌を受けられるように紹介状を書いてもらえることに。

さて、「大人のための独習バイエル(下)」も残すところ106番と課題の「エリーゼのためにより」ですが、既に仕上がりつつあり、もう卒業していいですか状態。

106番は、何気に毎日コーダ部分の練習と、半音階と和声部のつなぎがシームレスに拍感覚がとれた状態につなげる練習に終始していました。

106番は、半音階の基音とそれに続く和声部の基音が異なるので、一種の跳躍みたいな感じになります。

半音階の最後のポジションとそれに続く和声部のポジションが異なるのでそこで跳躍が発生するのですが、瞬時にポジション移動しないと間が空いてしまって残念な演奏に(;´Д`)

意外にムズイよね。

デュナミークもちょっと変わっていて、半音階部分がフォルテでクレッシェンドとでクレッシェンド有りなんだけど、途中からメゾフォルテ開始に変化、中間部では長いクレッシェンドとディミニエンド、終盤で半音階がピアノで始まってクレッシェンドして和声パートでピアノに戻る。

和声パートが常にピアノなのは幸い、最後のコーダがフォルテで最後の最後でクレッシェンドとでクレッシェンドで締めくくり。

かなり良く読んで記憶しておかないと間違えるよね。

作曲者の意図は基本的に順守するのがクラシック演奏の基本。

アレンジはそれが出来てからだけどね。

短い曲だけど情報量はかなりあるので、侮るべからず。

106番に比べると、原曲のプロローグ部分だけの課題曲「エリーゼのためにより」の方が易しく思えてきました。

「エリーゼのためにより」は通しで弾けるようになったけど、音域が広いので跳躍が発生するところでたまにミスる感じ。

ミスると全部が台無しになります(;´Д`)

これからだんだんと長い曲を弾く機会が出てきますが、一部が全部、全部が一部、みたいに一か所ミスると全体がだめになることもあるし、全体から見ると一部が目立ってしまうことも。

まだまだ短い曲を練習して全体的に均整のとれた演奏を心がける必要がありそう。

「エリーゼのために」の原曲譜面は以前に最初に紹介した、デジタルピアノに付いてきた50の名曲集にあるけど、今の段階で弾くには無塚し過ぎるよね。古典派期に取り組む時が来たら真っ先に取り組むことになりそう。

以前に買ったあった弾きたい曲の譜面とかを再びさらってみるとバイエルを始めた頃に比べてかなり弾けるレベルになっていることが判明。でもまだ取り組むのは時期尚早なのはわかります(演奏上の難所がまだ多すぎ)。

いよいよバイエル卒業していいかなという段階なので、次の取り組み課題の準備を始めることにします。

今日のピアノ教授法では導入段階が終わって初級段階に入ったら4期(バロック、古典、ロマン、近現代)の曲への取り組みを同時並行進行で取り組むのが一般的なので、どんな曲に取り組んでもいいことになりますが、そこはそれ演奏能力が低いのでそれぞれの期の易しい短い曲からになるのは必然。

4期の曲をバランス良く抜粋して収録した現在では曲集も数多く出版されていますが、それはちゃんとした教師の下で学ぶことを前提にしているように思えます。

なので変則的ですが、今日の教材に恵まれた時代の前の時代に戻って、バロック後期の短い名小品を収録したアンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳に取り組むことにします。

アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳は、バッハ家の家庭内プレイ・リストみたいなもので、お気に入りの短い曲を書き留めてそれを弾いては歓談していたと思われます。

今日的には個人が持っている携帯プレイヤーのプレイ・リストみたいなもので、お気に入りの曲を納めているようなもの。

バッハの子供達が成長して作曲したり演奏したりするようになると、それらは導入期の最適な教材となったのでした。

実際にバッハの弟子達もそれらの曲を練習することもあり、当時で言えば自家製の入門曲集であったわけです。

バッハ家が選んだ曲には作曲者が明記されているものが少なく、近年になって作曲者が判明したものもあるものの、未だにその多くは誰が作曲したものか不明です。

それでも唯一の出典がこの音楽帳でしかないという名曲があるのも確か。

それらを弾かずしてピアノを学んだとしたら立派な潜りといえるかも。

長くなったけど、もはやこれからは教則本というよりも曲集に取り組むことになるので、別スレッドを立てることにします。

んじゃまた。
webadm
投稿日時: 2019-5-26 19:33
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
Re: ピアノ教本
ふう、だいぶあっちくなってきたね(´Д`;)

暑くなると手元のPCが熱暴走して突然フリーズしたり勝ってに再起動したりします。

分解して中がどうなっているか調べたい気分。買った時からなんか冷却ファンがカチカチ起動と停止を繰り返す異音がしているのが気になっています。

エアコンが無いので、熱が籠ってしまうのかも。

今のPCは事務所とか自宅でもエアコンが効いていて、PCの周辺の温度が一定に保たれていることを前提に熱設計されているのかもね。

以前に買ったレノボのノートPCも自熱で壊れたし(;´Д`)

以前買った戦車みたいなゲーミングPCも熱で水冷しているはずのCPUが起動しなくなったし、あれはGPUボードが壊れたのかもしれないけど。調べている余裕なし。

さてなんの話だったっけ?

ああ、練習の話ね。

105番はようやく仕上がりました。

あとは音楽的にどう良く弾くかが課題として残るけど、それに関してはノーアイデアなのでとりあえずこれで丸を付けることに。

106番の練習を再開しました。

以前に譜読みと部分練習はしていたけど、弾けていない状態は変わらず。

この曲は両手ユニゾンの半音階進行パートがオーケストラのストリングスで、弱音のピアノソロパートと交互に繰り返される協奏曲を模擬している感じに思えます。

数で圧倒的な音量を稼ぐストリングスパートは両手ともフォルテで、聞かせどころのピアノ和声ソロパートとコントラストを効かせます。

C-durだけど中間部でG-durに転調していますが大部分が半音階進行なのでそれとは気づかない感じ。

中間部の和声進行は7th codeが続いて緊張がどんどん増していく感じ、どこで解決するのだろうと固唾を飲んで聞いていると中間コーダの最後でC-durに戻ってやっと解決。ほっとするよね。

最後の再現部でもまだG-durの名残が残っていて、徐々にC-durに返っていきます。

こうした混成の和声進行は半音階進行ならではの技法。半音階進行が調性感を緩和するのでシームレスな気づかれないように転調することが可能になります。

この技法はロマン派時代にショパンが得意とした方法だよね。

最後のコーダ部分も侮れないのでしっかり毎日部分練習だけしておきます。

ユニゾンの半音階スケールは得に練習しなくても半音階スケールが弾けるなら、通しでデュナミーク効かせて弾く時以外は練習する必要ないと思います。

ユニゾンの半音階スケールの間にちょろっと弾く和声パートだけまとめて部分練習する感じ。

間にユニゾンの半音階スケールで分断されるけど、元はひとつの流れだというのがわかるように。

それとは別に、一日一回ステップ5の他の曲を通しで弾いて録音してチェックしているけど、今頃になって譜読み間違いがあることが発覚(´Д`;)

最初の方の95番だけど、5小節目と15小節目と19小節目に8分休符があるのを無視していた(´Д`;)

これはいずれも左手の跳躍のための時間を与えるためにバイエルが意図して挿入されているのだと思うけど、大人の場合は手を広げるとオクターブ下に届くので、そのまま前の音を押さえたままそろりそろり手を伸ばしてオクターブ下を弾き始めるなんてことが出来ちゃう。

バイエルは小さな子供にはオクターブは無理だということで、この部分には手が届かないから休符を入れて鍵盤から指を完全に離せるようにしてあるのね。

今更ながらまた譜面通り弾くために95番を部分練習しましたよ(;´Д`)

106番が終わったら、課題曲のエリーゼのためにを残すだけとなります。

いよいよバイエル卒業間近。

んじゃまた


webadm
投稿日時: 2019-5-16 12:44
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
Re: ピアノ教本
ふう、大連休終わったね(´Д`;)

ようやくゆっくりテンポなら105番をノーミスで通しで弾けるようになりました。

テンポを指定に近づけようとするとミス多発(´Д`;)

原因はいくつかあるけど、最も大きいのは右手指の脱力問題。

これは毎日の基本練習「Pianoprima exercises」を脱力チェックを厳重にしながらゆっくり弱めに弾く練習をして時間をかけて解消していくしかありません。

5指のうち第一指(親指)を除く指に関しては脱力できるようになり、同時に独立性も高まったので105番のコーダ部分もゆっくりなら音を外さずに弾けるようになる効果が得られました。

しかししつこく残るのが親指の問題。

どうやら鍵盤の上に他の指と同じ方向を向いて置かれるのが嫌いなようで、外側に指先が反ってしまう形に親指の伸筋腱が緊張したままになってしまう癖があるようです。

これはギターの弦を弾いていたときの癖が原因かな。

左手も多少はギターのネックを握っていたので、他の指とは別の方向を向こうとする癖があります。

親指を鍵盤の上から降ろして地面を向けるとさすがにおとなしくなります。

これだとさすがに弾けないので、なんとか鍵盤の上に脱力して待機してもらいたいと対策を考え中。

それと、以前話題にした右手のマムシ指問題ですが、いろいろ検討したところ、かなり効果的な独自の矯正方法を発見。

普通はピアノから離れてストレッチとか矯正メニューをこなすのが一般的ですが、ピアノから離れると他のことをしたくなるので別メニューをこなすというのが難しいと思い、なんとか毎日の練習時間内にこなせるメニューはないかと思案。

問題は右手親指の中手骨が小指から相対で7度の方向にしか向かないのが根本原因。

これをなんとか8度まで余分な筋の緊張なしに中手骨を開く方法はないものか試行錯誤したところある方法を発見。

それは、指が開かないのは手の平が開かないことに原因の一端があることを思いついたことに始まります。

中手骨が手の平が十分開いていない状態のままなので、外に向かないのが敗因。

となれば手の平を最大限に広げる練習が先じゃない?

と思っていろいろやってみた。

・一本締めみたいに両手の平を合わせて出来るだけぴったり手の平の内側までくっ付くようにする(そうすると自然とマムシ指にならずに親指と小指の間が広がる)
・上記と同じことを、右手だけでピアノの鍵盤の表面と手の平をぴったり合わせるように広げる(親指の伸筋腱が緊張せずマムシ指が解消する状態を保つようにする)
・上記の状態で親指と小指の間が8度になるように調整する
・この状態で「Pianoprima exercises」の一連のオクターブメニューを弾く(手の平の下の鍵盤が押されて鳴るけど気にしない、マムシ指が無い状態で手を開いたままに出来ることが優先、なので強く弾かない、ゆっくり手の平全体を鍵盤の下に差し込むように押しだす形で伸筋腱が緊張しないように注意を払います)

そうするとマムシ指が解消した状態でオクターブを弾く癖が出来てくるので、頃合いをみて手の平を鍵盤から離していき、まだマムシ指になりそうなら手の平を下げて少しづつ改善する感じ。

参考までに右手親指のマムシ指状態の写真を



どうやら生まれつき親指の第二関節が凹むのは器質的なものでそれ自身は普段の生活や健康上は問題ないのだけど、オクターブ弾く時だけ都合が悪いのよね。

先ほどのピアノの鍵盤を使った手のひら合わせの方法でマムシ指を矯正中の写真を



手の平を広げた状態ならマムシ指にはならないよね(第二関節もまっすぐになるので)

手の大きさは同じだけど、左手君はマムシ指にならないんだよね。



それに左手君は同じ矯正方法を試すと9度まで指が届くし(;´Д`)



右手君もこれにあやかりたいものです。脱力しないと無理か。

まずはテンポがゆっくりでも優先順位の高いものから仕上げることに。

・運指
・拍、アクセント、リズム、
・アーティクレーション(レガート、スタッカート、前打音、ペダル)
・デュナミーク、アゴーギク

一番仕上げの優先順位が低いし、上の4つを仕上げてからでないと意味がないのが

・テンポ、テンポルバート

これは以前にも紹介したyoutubeのピアノの先生が以下のビデオで同じ意味の話をしていたのを久々に見て考え直したのでした。



この若い先生は前回のワルシャワでの2015年国際ショパンコンクールに出場した方です。その時のビデオが主催者のショパンインシュツチュートのyoutube チャネルで配信されています。



この年の国際ショパンコンクールは優れたピアニストの当たり年で強豪ぞろいだったのでまさかの予選落ちでしたが、自信あふれた演奏はさすがです。いの一番でバラ1を弾くというのも、予選落ちしても後悔のないようにという選曲だったと思われます。

自分で本を読んでいろいろ知識を得るのもいいけど、実力のある先生が要点をかいつまんで話してくれたほうが手っ取り早いのでyoutubeのよさそうな先生のビデオは見るようにしています。

以前から定評があるのは、英国で出版されているピアノ雑誌「Pianist Magazine」は世界で最も進んでいる雑誌で、付録のCD音源がインターネット購読ではブラウザ上から再生できますので、自分も購読しています。PC以外にもスマートフォン/タブレットやキンドルに対応しています。



日本で出版されているピアノ雑誌の「ショパン」、「月間ピアノ」、「ムジカノーバ」のいいとこどりしたみたいな編集ですが、内容も文面もしっかりして読みやすく、英文もキングズイングリッシュですが、平易でわかりやすく編集されています。編集者が優れているよね。オンライン購読でもブラウザーから掲載譜面の模範演奏を聴くことが出来ます。掲載ページはどれも印刷できるので、紙媒体でなくてもページを手元で印刷できます(PCならPDFでファイル化することもできます)ので紙にプリントして譜面台の上に持っていけます。

日本の雑誌ではあまり見かけないけど、日本のメーカーがこぞってデジタルピアノの広告を掲載しているのも需要が高いのかなと興味深いです。

「Pianist Magazine」はyoutubeチャネルもあって、イギリスを拠点に活躍する有名なピアニストや先生を講師としてピアノメーカーとコラボしてレッスンビデオを無償で公開しています。

いくつか紹介しておきます。

スタインウェイと協賛しているのが Graham Fitch 先生



いかに脱力して演奏するかについてシューベルトの魔王を題材に教えてくれています。

最近みて印象に残っているのは、英国と日本を拠点に世界を股にかけて活躍中の小川典子先生のビデオ、協賛は日本のヤマハ楽器、やはりデジタルピアノを一押ししています。



忘れられないのが、大好きなショパンの作品28、24の前奏曲の解説をしてくれたEmmanuel Despaxのビデオ、どんだけピアニストが一曲に丹精を込めて弾くかが間近に立って教わっているような臨場感がありすぎ必見!



他にも貴重なビデオがあるので見てね。

んじゃまた。

.PS

ついでにyoutubeで偶然見つけたお宝映像をご紹介。

もうお亡くなりになった、John Browningという先生がJosef & Rosina Lhévinneの教授法を当時の Rosina Lhévinne の公開レッスンビデオを交えて述懐するビデオ。



どこがお宝かというと、Rosina Lhévinne の公開レッスンビデオの最後の方で、試演の準備を始める若き日の中村紘子の生き生きとした嬉しそうな姿が収められているからです。



Rosina Lhévinne に師事した最初にドホナーニの本で手のフォームの基本から矯正しなおしを強いられて落ち込んだことはあっても、見事それを克服してビデオにあるようなその後の活躍を見ることが出来たのは幸いです。
webadm
投稿日時: 2019-5-4 23:11
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
Re: ピアノ教本
ふう、連休もあと残り少なくなったね(´Д`;)

バイエル105番の16分音符の半音階音型が指定テンポで弾けない原因は、遊んでいるはずの右手指が無駄に緊張したままになっているためだけど、いわゆる脱力問題だね。

最初ハノンで練習を始めた時に脱力が出来ていなくて(その時も右手だけ)経験したことのない筋肉痛に襲われたのは記憶に新しいよね。

あの時は演奏の際に無駄に緊張しっぱなしだった伸筋を意識的に左手で伸筋腱が緊張していないか(筋が浮き出ていないか)手の甲に指をあてて意識的なフィードバックがかかるようにして解消したけど、筋が浮き出ない程度の緊張がまだ根強く残っていた感じ。

たぶんにピアノを弾き始めの人で恵まれた人以外はこの傾向はあると思うよね。だから脱力指南本の需要があるわけで。

前にいくつか買った脱力指南本のいくつかを紹介したけど、本格的に無駄な緊張の解消(脱力)を会得しないとやばい感じ。

普段指鳴らしで練習している前に紹介した「Pianoprima exercises」のlevel 0からもう一度見直して、練習方法を考えなおしてみることに。

今までは弾ければいいやでlevel 5まで進めてきたけど、実はちゃんと脱力に注意を払って練習していればこんなことにはならなかったはず。

level 0の最初の練習は、ポジション移動なしの5度圏内だけのスケールの上下だけど、久々に弾いてみると、この時点で既に遊んでいる指が無駄に緊張していることが判明(´Д`;)

いろいろ対策を考えたけど、以下の方法で練習すると改善されることを発見。

・手を基本のフォーム(第三関節を頂点とするドーム状)で5本の指を軽く白鍵上に力を抜いた状態で置く
・鍵盤を弾く指以外は上記の状態を保つ
・鍵盤を弾き終わった指は元の力を抜いた状態に戻す
・鍵盤を弾いていない指が突っ張った状態になったり、鍵盤の上から不自然に浮いたりしていないか注視
・遊んでいる指が不自然に強張ったり突っ張ったりしてたら、緩和するように意識してやり直して解消する

これをしばらく繰り返していい感じで弾いている指以外は遊んでいる指の力が抜けるようになったところで、105番を弾いてみると、見違えるように16分音符の半音階音型が軽く弾けるようになったことを確認。

電気回路理論的に言えば、遊んでいる指はすべてハイインピーダンス状態に保つということになるね。
ハイインピーダンスは受動素子で内部になんら負荷抵抗を持たない(絶縁)状態の意味で、電源を接続すると何も電力を消費しないので電源電圧と同じ電位になり、電源が取り去られると電位は不定状態(フローティング状態)となるというエコでフレキシブルな状態を意味します。

これはちょうど脱力しているのと同じ意味。周囲の動きに抗うことなくかつ無駄なエネルギーを一切消費することなく順応する状態ね。

これでやっとコーダ部の一小節分の半音階上昇スケールも滑らかに早く弾けるようになった感じ。

もうそろそろで105番仕上がりそう。

んじゃまた。

.P.S

以前紹介したコルトーやドホナーニの基礎練習本では、いずれも脱力状態を遊んでいる指はそれぞれ鍵盤を押したままの状態で保つというスタイルをとっています。これも高度な曲になるとバスと上声部以外に内声が伴うので、一部の指は鍵盤を押した状態で他の指で他の音を柔軟かつ正確にスピーディに弾く必要があるからだと思われます。ここでも鍵盤を押さえたままの指が無駄に緊張していると手が固まってしまって動かすべき指も思うように動かせないという障害が出るためだと思われます。

まあそうした問題にぶつかったら、そちらの基礎練習メニューをやることになりそう。
webadm
投稿日時: 2019-5-4 5:01
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3086
Re: ピアノ教本
ふう、大型連休も後半に入ったね(´Д`;)

まだ105番練習中。

両手を合わせたよ。

久々に以前調べたyoutubeの模範演奏動画のbookmarkを見て聞き直してみたら、ものすごい速いテンポで弾いている人がいるので驚愕(´Д`;)

手元でいつも参考に比べているエッシェンバッハの演奏は「大人のための独習パイエル(下)」で指定されているテンポとほぼ同じか、少し遅いんだけどね。

速いテンポで弾くと105番のコーダの半音階スケールで黒鍵で指が滑る。

まだまだ手指が固いのは承知済み。演奏中に遊んでいる小指とか親指を見ると無駄にピンと無駄に緊張して伸びているしね。

バイエルではオクターブ奏法は出てこないので、まだ深刻になっていないけど、オクターブの時に親指がマムシ指になるのは固い右手だけだということが判明。

原因は、小指を1オクターブ上のキーを押さえて、親指の先を8度下のキーの方に向けると、親指の中手骨が7度下の方向から外に向かないため第二関節が内側に曲がるため。

左手で右手の中手骨をぐっと外に引っ張ってやると8度下の方を向いてくれるので、マムシ指が解消することを確認。

問題は自力で中手骨を8度下の方向に向けることができていない点。

左手くんは何故か問題ないのは、長年ギターのネックを握っていたからかな。ちょうどギターのネックは親指の中手骨を広げる形になっているのと、他の指は指板の上にぐるっと回し込む姿勢をとるので、それはちょうどオクターブをつかむ時の位置関係と似ているという点が理由としてあるのかも。

右手は親指の指先で低音弦を弾くので中手骨はあまり開かなくてもよかったというのが災いしているね。

優秀な左手君でさえも、つかめるのは8度が限度で9度は黒鍵の間なら届くけど、白鍵は上からはつかむことができません。これはもっと親指の中手骨が今よりも外に開かないと無理。たぶん限界かな。

105番が仕上がったら106番に移る予定。

105番は左手は簡単で右手が難しいアンバランスな曲だけど、106番はユニゾンの半音階スケールと2声の部分が交互に現れるので右手と左手の難易度は同じくらいかな。

バイエルもチェルニーも右手と左手の難易度のアンバランスが指摘されるけど、当時の易しい短い曲というとそうならざるを得ないよね。

本格的な2声だったらバロック時代の舞曲に豊富に名曲があるし、新たに作曲する必要はなかったし、小さな子供に最初からそうした曲を与えるのは無理があると判っていたからだと思う。

なのでバイエルを卒業したらバロック時代の易しい舞曲で2声の器楽曲や装飾音を学ぶ予定です。

さて、話は変わって、久々にyoutubeの昔のピアノ演奏動画を見るついでに、最近投稿された動画や、過去にいいなと思った演奏動画をまた見てみたら、練習を始めた頃とは状況が違っていることに気づきました。

違いに気づいたのは以下の点、

・一部のドラマやアニメの主題曲の演奏動画が数百万再生とか異常な再生数になっている

再生回数が4桁ぐらいは普通なので、見落としがちですが、回数が万の4桁とか億とか異常です。数年前は見たことがありません。



多分にyoutubeの動画がインターネットの他のサイトでリンクされることが多くなったので、人気が高まったポピュラー曲をカバーした特定のyoutuberピアニストの動画にアクセスが集中して再生回数が飛びぬけたのだと思われます。

このあたりは、以前はPCがメインだったyoutube再生環境が、スマホやコンソールゲーム機やTVなどに広がったために発生したものと思われます。





・1時間を超える連続再生用に編集されたBGM的な動画もポピュラーなジャンルのものは同様に数百万再生に達している

アニメやドラマ主題歌の単一曲の他に、再生時間が1時間を超えるアルバム編集されたポピュラー曲リストが同様に億を超えているのも確認。



これはたぶんこれらのアルバム動画をBGM替わりに使用する人が急増したのが背景にあると思われます。これも再生環境が拡大したのが影響しているのかも、TV番組はつまらないから、音楽動画を再生して環境音楽替わりにするという人が増えているのかも。

J-POP系はそれほど増えていないけど、K-POP系が桁違いに再生回数が伸びているので、お隣の韓国でそうした需要が急増しているのかも。

・再生数が急上昇したのと同じドラマやアニメの主題曲を演奏しているからといってすべての動画が一律再生回数が上昇しているわけではない

人気のアニメやドラマ主題歌の名曲をカバーしたといってもyoutubeの動画再生回数が増えるという保証はない模様。

たぶんひとつ良い演奏を見つけたら視聴するだけならそれで充分だからかも。

いろいろ沢山の人のカバー演奏を聴きたい人は自分も弾きたい人とかに限られるだろうし。

演奏は素晴らしいけど、投稿されたのが最近だと知名度が無いので再生回数もほとんど伸びないのはそのため。

・従来のyoutuberピアニストのジャンルに当てはまらない新らしいタイプのyoutuber ピアニストが登場して人気急上昇している

ここ最近まではyoutuberピアニストというと、演奏を披露するだけの露出に限定されていました、どうやらその枠組みに収まらない人が表れた模様。

先月だったか、新宿都庁の展望台に「思い出ピアノ」が設置されて、5分間限定で誰でも演奏できるようになったらしく、さっそく噂を聞き入れたyoutuber ピアニストが続々と押し寄せて演奏を披露していた模様。

その中で異才を放っていた初めて見るyoutuberがいました。



気になって投稿動画を見たら、どうやら前回の第19回ショパン国際ピアノコンクール in ASIAの学生部門で金賞をとった一人だということが判明。



コンクールで最高位をとってもその後泣かず飛ばずというピアニストが少なくないだけに、この人は筋肉ピアニスト系ユーチューバーと自称して何か違う、ゲリラ的で新しい。以前は体重100kgもあったそうで、Rizapで減量と筋肉トレーニングした結果今の姿があるようです。このあたりのいきさつも、子供の頃からの体験話を含めて紹介ビデオがあります。



自身の子供の頃のコンクール失敗談。



ちらっと出てくるコンクールの動画を見たらスカルラッティのソナタ K.141(同音連打が印象的)を弾いていて驚愕。まるでマンドリンを弾くように弾くやつね。同じ曲のマルタ・アルゲリッチのアンコール演奏動画を参考に挙げておきます。



今年普通の教育大学を卒業して進路をエンターテイメントピアニストと決めたと話す動画もありました。



最近有名なプロのピアニストも一部自宅での練習風景を収めた動画を投稿していますが、彼はライブで練習の様子を配信するとともに視聴者とチャットを介してお喋りをしたり、練習方法のレッスンをしたりとユニークです。



その後も次々とライブでのお喋りと練習の1時間動画とかがいろいろあるので、どれも面白くためになります。

今後の活躍が期待されます。

んじゃまた。
webadm
投稿日時: 2019-4-29 12:39
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登録日: 2004-11-7
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投稿: 3086
Re: ピアノ教本
ふう、大型連休に入ったね( ´∀`)

一日のピアノの練習の回数を増やしています。

まだバイエル105番だけど、右手はだいぶ進歩しました。

大きく変わったのは以下の通り

模範演奏のような切れの良い音が出ない原因が判明

上手く弾けているけどなんか下手くそ(´Д`;)
エッシェンバッハの模範演奏のように旋律の音の切れが良くない。
翌朝まだ神経が朦朧としている中で軽いタッチでチャチャチャと遊びで弾いてみたらそれが正解だった( ´∀`)

うんとね、それまでは16分音符の音型を8分音符を弾くのと同じようにレガートで時間を半分に圧縮しただけの演奏をしていたのが敗因(´Д`;)

音価が短くなるとレガートで弾くと音がくっ付いちゃうし聞く側で判別がつかなくなるのよね、それが端切れが悪くなる原因でした。英文とかは単語と単語の間に必ずスペース(空文字)が入るのは、くっついちゃうとどこが単語の始まりなのか区別がつかなくなるからだよね、それは音の世界も同じ。

そういえば以前紹介したCarl Philipp Emanuel Bach「正しいクラヴィーア奏法」にそんな趣旨のことが書いてあったよね、16分音符以下の短い音価の音符の演奏時は本来の音価より短い音価だけ鳴らして、次の音の前にごく短い間音を切るようにするとか。

やってみたら効果てきめんだった。

・音の切れが良くなり一音一音はっきり認識できる(それ以前はつながってしまって切れが悪かった)
・それ以前は音をレガートでつなげようとしていたので早いテンポでは弾けなかった、また指に力が入りすぎて固まってしまっていたのが、鍵盤を指先でひっかくだけのタッチで済むようになったので楽に真珠の粒のような切れの良い音で速いテンポで弾けるようになった
・タッチが変わったので手が自然にアーチ状になって演奏が安定するようになった(それ以前は手の甲が平べったくて関節も伸びたままだった)

まだ右手だけしか練習していないけど、左手は右手と比べると105番の場合には超簡単なので所見で弾けるレベル。なので、先に左手だけ一回通しで演奏したのをデジタルピアノで録音してそれに合わせる形で右手を演奏しています。以前は半分ぐらいのテンポでないと合わせられなかったけど、今は9割程度で合わせられます。

あれだね、最後の105番と106番の半音階進行の曲は意図的にバイエルがこれから必要になる速い演奏のこつを正式なレッスン前に小さい子供たちに身に着けさせるための明確な意図が感じられるよね。

16分音符以下の短い音価から成る音型の場合、実質的にレガート演奏はできても聞き映えが良くないので、自然に音と音を切り離すとはっきり旋律が浮かび上がるということね。

今度は両手を合わせてみるね。

んじゃまた。





webadm
投稿日時: 2019-4-21 7:29
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登録日: 2004-11-7
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投稿: 3086
Re: ピアノ教本
ふう、なんとかバイエル104番まで仕上げた( ´∀`)

105番に取り掛かり中...

でも後回しにしていたのでコーダ部分の長い16分音符の半音階上昇スケールのところがうまく弾けないことが判明(´Д`;)

練習しなおし。

指使いは標準的な1,2,3だけを使うのでもいいし、バイエルの指示通りに、部分的に黒鍵を2指で弾いてもいいし、3指だけでも平気。
最後バイエルでは4指になっているけど、指が動くなら2指でもいいかな。

練習はゆっくりテンポで16分音符を4つづつ均等に軽いタッチで弾いて、スムーズに指が回るようになったら、次の4つを含めて16の16分音符を同じように均等に弾く練習。
同様に後半も段階的に延長しながら最後まで滑らかに上昇気分が出るように弾けばOK

出だしの半音階の音型は大人の場合には予め指間を狭めて鍵盤から離れないようにして弾かないとミスるよね。

あと、後半に猫の鳴き声ぽい(ニャーオ)が入っている2小節のフレーズは小節線にとらわれずに滑らかに続けて弾く感じ。

練習して思ったけど、これは親猫と子猫の情景よりも、猫とネズミ(トム&ジェリー)の情景のほうがぴったりかも。最後にトムがジェリーを見つけて追いかける、ジェリーは逃げる、そういう日常の繰り返しみたいな感じがするよね。

かなり楽しい曲だよね。

話は関係ないけど、どこで知ったのか、前から日本映画で有名な「東京物語」の音楽を手掛けた斎藤高順のピアノ用自筆譜やピアノ演奏テープが近年発見されたのを契機に、ニューヨークで活躍するピアニスト青木美紀による演奏CDが出たのを思い出して、デジタル配信されていたのをダウンロード購入して聴いたら、とても良かった(´∀` )

Moraで配信されているダウンロード版はこちら。ダウンロード配信だとCDとかについているライナーノーツや解説のたぐいがまったく無いのが難点だよね。携帯プレイヤーで聞くには楽だけど。



出版元のキングインターナショナルのデジタル配信ページはこちら

ハイレゾ配信)東京物語〜斎藤高順・ピアノ曲集

輸入CDはこちら、CDには日本語解説がついているのでこちらもお勧め。



楽譜はないのかなと探したら、映画音楽ピアノ作品集を発見、CDに収録されている曲の一部だけどね。



いつか弾けるといいなと思って早速注文しました。paypal で支払いができるので海外からのオーダーが多いのかな。

CDは演奏者が優れているのでどれも良いよね。

んじゃまた。

P.S.

アルバムに収録されている映画音楽以外の曲の譜面を探したけど、自筆ピアノ譜やピアノ演奏録音テープが発見されたのが近年なのでまだ需要がなく出版されているはずもなく。子供用のピアノ曲は収録されている本そのものが絶版もしくは出版社そのものが無くなってしまったものがほとんど。一部の楽曲は復刻しているみたいだけど、「三つの宝石」やその他が収録された本は絶版のまま。

いろいろ検索していたら、全作品をインデクスしている以下のサイトを発見。今後の更新が期待されます。

斎藤高順全作品|sight & art digital archives

斎藤高順・ピアノ曲集のコンサートは2017年に行われたみたいだね。それから需要が出てきてCDが出来たということなら21世紀になって再評価された日本の作曲家ということになりそう。
webadm
投稿日時: 2019-4-14 23:51
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登録日: 2004-11-7
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投稿: 3086
Re: ピアノ教本
ふう、前回のお便りから早2か月近く経過(;´Д`)

練習は毎日続けていて、順調に仕上がってきている実感はあるのですが、

以前にもあったように、

・指示通りのテンポで演奏しようとするとすべてが台無しになる(´Д`;)
・ゆっくりのテンポでもここで間違えるか?と耳を疑うほどいつもどこかで音を外したり、演奏が止まり、止まったところから再開できなくなる

もうね、悪いパターンから抜け出れない地獄ですよ。

仕上がっている感がするのは上記の2点を除けば録音を聞いても悪くはない感じという意味。丁寧に弾いている感じが伝わってくるからね。

でもここで先へ進むと、小学生の頃に珠算塾に通った時みたいに、3級、2級の検定試験を受けたけどどれも合格していないというトラウマの再来(´Д`;)

大人から始めると小さい頃から始めた子やプロみたいに粒のそろった連符の演奏とか自然なイントネーションや強弱法はすぐには無理だというのは置いておいても、聞き過ごせないミスや演奏が止まるのはだめだろうと。

それ以外にも驚愕の事実がまだあったりするんだよね。


強弱法(デュナミーク)に関して

思い通りい演奏できる時もあるけど、集中力を欠いている時とかは、ここから f でなく p と書いてあるところで f のまま勢いで弾いてしまったりするよね。できる日はできるんだけど。集中力の問題。

まあプロのピアニストでも常に同じ演奏ができるわけではないという高度な悩みと比べると、まったく次元の低い悩み(´Д`;)。

音の粒がそろわない

これもこなれの問題なので音を外すよりはましだけど、いずれは解消しないとね。

利き手ではそういう問題はないけど利き手でないほうで問題が起きるよね。とくに強弱法を意識したり、タッチの変化とかアーティキュレーションを意識しすぎると指が固まるのが敗因。

意図したパターン(強弱法やアーティキュレーション)で部分練習を繰り返して演奏中に意識してそれを思い出すようにしないとね。

F-durのスケール下りで音を外す

これも長く放置してきたけど、最近になって対処して解消したばかりの問題。

F-durの場合、Bが黒鍵なので4指で弾くのが一般的なのはいいけど、上りは問題なくても、下りでいつもやらかしていました。

1指でCを押さえた状態で4指を指越えで黒鍵のBを弾けばいいのですが、最近までそれをやると届かないことがほとんどで、無理やりやると親指に痛みが走り、それが怖くて放置していました。

よくよく考えると、これは F-durの1オクターブ長のスケールの上り下りの練習じゃんというのに気づき(遅すぎ)、久々にハノンを開いてF-durだけ練習したのでした。

ハノンだと意図も簡単に普通に上り下りできるので、問題のバイエルの100番の箇所を改めて弾いたら、あら、できるじゃん( ´∀`)

と無事解決したのでした。

こつとしては、4指を目的の黒鍵 B に持っていくという意識ではなく、遊んでいる5指(小指)を1指(親指)ところに持っていくと意識すれば、当然ながら4指は自然に指越えしているのでした。

なんだ簡単じゃないか( ´∀`)

で、スケールもC-durは問題ないので、そろそろ全調の練習もやったほうがいいかなと思って、ハノンのスケールとカデンツ(Cadence)に取り込もうとしたら、最初のC-durで驚愕の事実が判明。

スケールの上下は問題ないけど、最後のジャン・ジャン・ジャン・ジャーンと和音コードを鳴らすやつ)で、オクターブを伴う3和音で押さえられないのがあることが発覚(´Д`;)

ジャン(Am)ジャン(C)ジャン(G7)まではいいけど、最後のジャーン(C)がCの基本3和音+オクターブの4本指で押さえるやつが鍵盤の上から押さえられない(届くけど親指がマムシ指状態なので第二関節が内側にへこんでしまってオクターブのアーチがつぶれて遊んでいる4指がHを鳴らしてしまう)

もうねこれが発覚して凹んだよね。

親指のマムシ指をなんとかしないとハノンのスケール&カデンツは無理だよということが明らか。

いろいろ言い訳は思いつくけどね、元々華奢で小さめの手だからピアノには向いていないんだよとか後ろ向きの弁解が頭の中で沸いてきたり。
小さい手の人はみんなここで気づくのかな壁があることを。

マムシ指とオクターブのある3和音に関してはすぐに解決できそうもないけど、古典期以降の曲でなければ遭遇する機会も少ないので先延ばしにすることに。

お風呂とかで親指を後ろに引く練習とかして長い時間をかけてマムシ指を緩和しないと。

短期で解決しようとしても手を痛めるし無理だし。

16分音符のあるリズミカルな音型

これもどうしても16分音符の音価が長く弾く傾向があるよね。長いこと8分音符の曲を練習してきたためだけど、8分音符の半分の音価しかないということをついつい忘れて気づかないことも。

全然リズムが違うよね録音して模範演奏と聞き比べると。もしくは模範演奏を聴きながらポピュラー音楽の練習みたいに並行して演奏すると明白。

そういえば関係ないけど、先日たまたま帰宅途中で聞いていたショパンがちょうど自宅のピアノの前にたどりついた時に大好きな雨だれのプレリュードになって、我慢できずに衝動的に合わせて弾いてみたら驚きの事実が発覚。

その時はピッチがぴったり合ってたのよね。重ねて弾いても違和感ないし。

聞いていたのは日本人の女性ピアニストの三浦友理枝の2007年リリースのすばらしい録音だけど



CDは既に絶版だし、youtube にはさすがにないので、ダウンロード配信版を購入したもの。

同じ年にバンダイ・ナムコからリリースされた XBOS 360/PS3 用のRPG ゲーム Ethernal sonata(邦題は「トラスティベル 〜ショパンの夢」)のサウンドトラック(演奏はスタニスラフ・ブーニン)



から...



youtubeのコメントにもあるように、言い伝えではショパンがこの曲を作曲した契機は、二人の友人を濁流で失って失意で落ち込んだ時に見た、ショパンは死んで棺桶の中で目覚め自分の鼓動と棺桶に落ちる雨音がやがて激流となってやがて棺桶を打ち砕く夢だそうです。

かつてNHKの教育テレビでピアノのマスタークラス番組に出演していたCyprien Katsarisの演奏。



前半の繰り返し部分は内声と外声のメロディーがハモル部分を意図的にタイミングずらして際立たせるように変化させて弾いているのは素敵。

中間部の表情から察するに言い伝えによるショパンの体験を忠実に再現しようとしているかのように見えます。

さて、デジタルピアノは生ピアノと違ってピッチが狂うことは無いけど、人によってや、ピッチに違和感があったり、楽譜を出版する習慣の無いポピュラー音楽の練習とかではレコードやCDを再生しながら同時進行で弾くという時にピッチが違うとどちらかを合わせる必要があります。

デジタルピアノではどれもピッチの微調整が可能で一度設定すれば不揮発性メモリに記憶して電源いれればいつもその設定でスタンバイしてくれます。

最初に手元のデジタルピアノを鳴らした時に違和感があって、低域も高域もピッチが狂っている感じがしたので、中高域の違和感がなくなるまでピッチを標準の440Hzから少し上げてありました。

低域は音が狂っている感じが拭いきれませんが、中高域の違和感はなくなったのでそのままにしていました。

CDの演奏に使用されるピアノは録音の度に調律されるので、毎回同じということはないでしょうが、手元のデジタルピアノとぴったり一致しているというのも偶然なのかも。

また別の機会に実際に手元のデジタルピアノの調律がどんな具合にされているのか出荷時のデフォルトで調べてみることにします。
ピアノの音はハーモニックが互いに影響しあっているので周波数カウンターで測定しても正確には測定できないので、オシロスコープで波形をサンプルしてパソコン上のデジタル信号処理ソフトで高速フーリエ変換して周波数成分を洗い出して調べる必要があります。

以前にデジタルオシロで見た時には、まるで本物の生ピアノの音みたいな波形をしていたのを記憶しています。生ピアノはフェルトハンマーで叩く強制振動なので、初期はその強制振動による直流領域に近い成分が多く信号の振幅がプラスとマイナスとでアンバランスになるのですが、それが良く再現されている感じ。

素人は音の出始めに鋭敏なのでそこだけ可能な限り生ピアノの音に似せていると思われます。
ピアノの練習を長く続けると、一音一音を消えゆくまで丁寧に耳を傾けることが出来るので、サステイン時の微妙な響きに関して手を抜いているデジタルピアノは生ピアノと似ても似つかず正体がバレバレになってしまいます。

チェンバロやギターなどは爪で弦を弾く撥弦楽器なので、柔らかいフェルトハンマーの衝撃に比べるとかなり急峻な強制振動になるため、偶数倍のハーモニック以外の奇数倍のハーモニックも多く含まれます。

手元のデジタルピアノのハープシコードの音源を同じようにデジタルオシロでサンプルしてオシロの高速フーリエ変換機能を使ってスペクトルを見ると、ピアノでは出てこない整数倍のハーモニックが基本音と負けず劣らずのレベルで出ていることを確認しました。

学生時代に音楽の先生が言った一言を今も覚えています「ギターは余計な音が多すぎる」、今思えば、撥弦楽器特有の奇数倍のハーモニックのことを指しているのだと思います。ピアノは偶数倍か2のべき乗(オクターブ)の成分しか出ないようにハンマーで整音されているので(ハンマーの与える波動そのものが偶数倍の正弦波から成るように調整されているのでピアノでは本来奇数倍のハーモニックは生じない)。

爪で弾くと弦に与える波動は台形波に近くなるので、任意の整数倍のハーモニックを最初から与えれているわけなので余計な音がいっぱいなることに。

まあそれも高域の音の伸びがいい感じがする良さではあるけどね。ギターの場合は指の腹で弾くとピアノのハンマーみたいな効果でハーモニック成分が少ない柔らかい音になるけど、反面高域の広がりは失われるよね。なので爪で弾く人と指の腹で弾くひとの両派が存在するわけ。

学生時代にピアノ演奏が上手だった教会幼稚園の先生と、クリスマスに向けたヘンデルのメサイヤの合唱の練習で皆であちこちの幼稚園のピアノを借りて練習して回った時に、カワイのピアノがどれもボンボンと柔らかすぎるのを嫌っていたのを覚えています。たまにヤマハのピアノだと高域が伸びているのでお気に入りだった感じ。その後結婚されて大好きなピアノの音の発祥地である北米に。カワイのピアノは昔はヨーロピアン一辺倒だった感じだよね。

グレングールドが1982年にゴルトベルク変奏曲を再録音した際に彼のスタインウェイがTピンが馬鹿になって調律不能で急遽代替を探したものの他のスタインウェイはどれも気にいらず録音も滞り、偶然試した中古のヤマハのCF2が痛く気に入りそれで録音がとんとん拍子に終わり、その後も愛用したというエピソードが残っています。確かにヤマハは高域が伸びやかなので、それが良くも悪くも特徴的ボイスでチェンバロ寄りなのかもしれません。彼の録音風景は貴重なビデオとして残されており、その時に使用されているピアノはヤマハのCF2のはずですが、意図的かどうか謎ですが正面の化粧板が外された状態になっていてヤマハのログの代わりにそこには内部のピアノアクションしか見ることができません。



さてなんの話だったけ?

ああ、仕上がりの壁の話ね。

テンポ指定

大人から始めた場合には、テンポを譜面の指定通りに弾くというのは永遠の課題だととらえたほうがいいかも。

無理に指定通り弾こうとしてそれまでの良いところを全部犠牲にしては何の意味もないので。

あまり遅い演奏も難しいものがあるので(拍子感覚を喪失しかねない)、指定の5割以上で安定して弾ければ合格にしてもいいと思います。

小さい頃から始めた子供や大人なら、練習の仕上げは指定を超えるテンポでということが常識みたいだけど、それは別の世界の話と思ったほうがよさげ。

テンポは差し置いても、拍子感覚やアクセント、イントネーション、強弱法(デュナミーク)はしっかりコントラストが感じられるように研鑽することはできます。それだけできるだけで聞き映えは段違いに良くなります。

棒弾きはだめよ棒弾きは。演奏しないほうが良かったみたいな結果になるから。

3月で既にピアノの練習を始めて2年半だから、そろそろバイエルも2年以上になり卒業してもいい頃。

幼稚園の先生になるためにはピアノによる弾き歌いや伴奏が必修なので、専門学校の2年でゼロからそれを身に着けるのは大変だよね。
一日30分の朝と夜の練習だと2年では足らないよね。

小学生の頃の珠算塾の二の舞にならないように。しっかり仕上げる。

一度は卒業できるのか危ぶまれたけど、最近になって安定して弾けるようになっていよいよ卒業を意識し始めた感じ。


でもまだ105番, 106番、とエリーゼのためにが残っているけどね。

それも時間の問題。

んじゃまた。
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