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webadm | 投稿日時: 2007-9-10 22:44 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3082 |
本業回帰の季節 いつもこの季節に本業のピークがやってくる。不快指数がピークの時に締め切りを守るというのは大変なストレスになる。それで毎年体調を悪化させて休業するというのの繰り返し。
ソフトウェアの仕事の世界では現場技術者の立場が確立している北米とかでアジャイルメソッドとかいうのがもてはやされている。これはソフトウェア開発というのは学習の連続であるという事実に基づいている。作ってみないとわからないことが一杯あるというのは確かである。特に新規性の高いものほど。電子デバイスや回路設計のようにモデルベースの計算ずくめの手法はソフトウェア分野では未だ確立されていない。そもそも対象が流動的なので固定的な理論モデルを設定できないという難しさがある。 といってもコードをちょっと書いてテストして、「わかんねぇ」、「ああ、わかった」というのを積み重ねていくというのは研究開発分野では許されても時間と予算が限られている用途では開発終了のめどがいつになったらつくのか不確定なので採用されにくいだろう。経験が無くても新規性の高い開発に万能的に適用できるというのは事実だろうけど。 ある程度理論的なシステムモデルが描ける新規性の薄いソフトウェアではやはり将棋のように先に勝負を読み切った者が勝ちという世界がぴったりである。先を読み切った時には既に最後までの打つ手がわかっているのであとはその通りに実作業を通して確認していくだけで済む。リスクは読みが間違っていた時や想定しない敵の手があるのを見落としていた時しかない。実作業の前にその手の内をすべてドキュメントに書き出して、誰でも実施できるようにするのが一番骨の要る作業になる。 ところが最近の若い人はそうして手の内をドキュメントに書いても読んでくれない。漫画は四六時中たった1ページに長時間集中して読んでいるのに。漫画の1ページになぜそんなに読むのに時間をかけるのか未だに理解できないのだが。たぶん絵そのものを鑑賞しているのだと思われるが。昔から漫画はストーリーと絵の半々だと思っているので一瞬で読み切ってしまう。こういう輩は漫画愛好家からは嫌われるのかもしれない。漫画家の苦労を思いやれば一瞬で読んでしまうのは失礼なのは確かかもしれない。 どうも若い人は将棋も知らないので先を読むということを仕事では行わないらしい。ところが仕事を離れた実生活では驚く程先を読むのが速かったりする。そういう能力を仕事に生かしてもらえればすぐ世界の最先端にたどりつけるだろうにと残念に思う。私はというとまるで逆で仕事が生活、オフは仕事をせずに体を休める時間と考えているふしがある。なのでオフタイムはルーズな生活となる。オフで仕事の時のように先を読むということをすると休む暇が無くなってしまう。従ってオフではいろいろ失敗をやらかす。買い物下手だし無駄や試行錯誤が多い。典型的なダメ人間に見える。 アルバイトも含めて仕事が複数ピークが重なるようなので、そろそろ片付けてオフピークをしないとまた体調を壊しそうな予感。 とりあえず食事をしよう。 |
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