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webadm | 投稿日時: 2007-2-5 21:39 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3068 |
貧乏人のネットワークアナライザ 本屋でネットワークアナライザについて調べてみようと思ったら普通のアナログ回路や高周波の本には明らかにネットワークアナライザでとった特性グラフとかが随所に掲載されているが何を使ってどうやってそれらを測定したかは特に明記されていない。
なんでだろうと不思議に思った。本当のところネットワークアナライザはあまり使われていないのかもしれない。マイクロ波ぐらいにならない限り計算した通り作ればそれなりに動くからかもしれない。メーカーとか特性を仕様にうたっていると厳密に測定しておかないとだめだろうけど。 マイクロ波関係の書は別のところにあるのでそちらを見たら測定器に関する書物があった。 それによるとネットワークアナライザはスカラー・ネットワークアナライザとベクトル・ネットワークアナライザの2つがあるらしい。前者は減衰特性のみ後者は減衰と位相の両方を計測できるだけの違いらしい。時々ヤフオクにどちらかのものが売りに出ているがどれも20万円以上で高額落札されている。 ネットワークアナライザはもともとはスープジェネレーターと方向結合器、それにデテクタとXYオシロスコープを組み合わせたものらしい。なのでバラで組んでも同じことが出来るとある。大抵はバラで組んでいるのかもしれない。 測定方法はFIXTUREにあらかじめ減衰率のわかっているアッテネーターを被測定対象物の代わりに装着しスイープジェネレータからの出力がアッテネーターを介して出てきたものをデテクタで検出しオシロのY軸状にトレースした際に一定となるように校正。次にアッテネーターを被測定対象物に取り替えると、その周波数軸に対する減衰率、位相変化率が測定できるというもの。 ということはアッテネーターは測定する周波数レンジに対して平坦な減衰特性を持つものでないといけないことになる。これだからちゃんとしたアッテネーターが高額で売られているわけである。 その他にもマイクロ波ではSパラメータ測定というのも重要らしい。それ専用の測定アクセサリーも時々みかける。 いずれにせよ手を出すのは先の話になりそう。 |
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