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webadm | 投稿日時: 2007-4-6 10:07 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3086 |
発信回路近影 VCOの発振回路に問題があるという疑いが濃厚になったので回路そのものを詳しく知りたいと思い近接撮影してみた。
下はバンド7(500-1000MHz)用の発振回路。 ちょっと共振用のインダクタンスがUの字型(半ターン)だけなので良く写っていない。左下の2つの端子台が左からFM変調入力と制御入力でそれぞれバリキャップダイオードに抵抗を介して接続されている。バリキャップは昔UHFのTVチューナーの中に使われていたのと良く似ている。 下はバンド6(300-600MHz)用の発振回路。 少し共振用のコイルが少しインダクタンスが大きくなって2ターン分あるのが見てとれる。 最後が問題のバンド5(200-340MHz)用の発振回路。 バンド6よりも共振用コイルのターン数が倍になっているしかし他の発振回路(更に下の4つのバンドを含め)にはある青いサーミスタ抵抗がこれには無い。付け忘れだろうか、それとも見えないだけだろうか? どれも大きな電流制限抵抗で流れる電流を制限している。高い周波数のバンドになるにつれ抵抗値は小さくなり大きな電流が流れるようになっている。上位3バンドの電源は同じシールドボックス内のレギュレーター回路によって定電圧化がはかられている。そのためかなり温度が上昇する。サーミスタによって温度上昇と共にバイアス電圧を下げて温度係数効果を打ち消すように工夫されているのかもしれない。 回路図に書こうと思えば書けなくもないものだが、芸が細かくてどう配線されているのか良く見えない部分もある。いかにも手作りという具合に、コイルの一部に半田がうっかり付いてしまったままになっているものもある。これは大変な作業だったと思われる。 |
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