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webadm | 投稿日時: 2007-4-20 12:04 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3084 |
SMLUとHP8640Bの周波数スペクトル比較 SMLUの下位6つのバンド(バンド7は手持ちのスペクトルアナライザのレンジを超えてしまうので観測できない)のそれぞれの位相ノイズをスペクトルアナライザアダプタで見てみることにする。同じ周波数をHP8640Bでも出力させて比較してみよう。
下は25MHzのSMLUのスペクトル。 下は同じ周波数のHP8640Bのスペクトル。 どちらも高調波は似たようなもの。SMLUだけ3次のすぐ上あたりに高調波とは違うスペクトルが出ている。なんだろう。 位相ノイズを見るために基本波だけ見てみる。 ほとんど違いは無いがわずかにSMLUの方がノイズが少ない感じがする。HP8640Bの方はフェーズロックモードでもスペクトルは変わらない。波形の歪みがSMLUの方がHP8640Bよりも若干少ないということだろうか。源発振と途中のALC Ampの歪み特性とかが影響するのかもしれない。 続いてバンド2の45MHzを見てみる。 SMLUは相変わらず変なところにスペクトルが出ているが3次の高調波は少ない。 HP8640Bは2次と3次が共に同じぐらいだが2次はSMLUよりも少ない。このあたりから空洞共振器の性能発揮というところだろうか。 位相ノイズについてはバンド1とほとんど変わらない。 次がバンド3の75MHzを観測。 SMLUは3次ぐらいまでしか高調波は見えない。一番高いところに少し見えるスペクトルは例の外来放送電波である。 HP8640Bは2次や3次より上のかなり高次の方の高調波も出ている。 次はバンド4で125MHz。 SMLUは2次の高調波が目立っている。2次の隣に見えるのは外来電波。 HP8640Bはそれに対して2次と3次ともに同じレベルに押さえられている。 次がバンド5の210MHzで。 もう手持ちのスペクトルアナライザアダプタのスパン500MHzを超える3次以上の高調波は確認することができない。 SMLUは2次の高調波はこんな程度。 HP8640Bもほとんど変わらず違いを見いだせない程。 というわけでSMLUも周波数ロック機能は備えていないけど昔は高周波デバイスメーカーで研究開発に使用されていただけ周波数安定度を除けばHP8640Bと遜色無い性能を持っていることがわかった。 |
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