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webadm | 投稿日時: 2007-4-30 4:14 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3083 |
Re: sabtronicsのカウンター インチサイズの六角レンチを購入してきた。242円と半端な値段だった。
肝心の六角ボルトが2カ所あるのを知らずに一個だけゆるめてノブが取れないので無理矢理引っこ抜いたら根っこの可変抵抗器のシャフトがすっぽ抜けた(´Д`;) 壊れたかと思ったらそういう構造らしく無理矢理ひっこ抜くとシャフトと可変抵抗器内の可動部とのはめ込み部分の爪が外れて抜けるようになっていた。もう一個の六角ボルトをゆるめてシャフトとノブを分離しシャフトだけ可変抵抗器の元の根本に差し込んだら元通りになった。よかった。 ということは六角ボルトをゆるめなくても無理矢理引っこ抜けばよかったということになる。 これでフロントの化粧板がはずれるようになったので部品面に着けられている電解コンデンサを見てみた。10V 100uFが3つある。 オシロで電源の波形を観測してみるとかなりリップルが乗っている。5Vのレンジで見て明らかにわかる程。500mVぐらい波打っている。 以前の持ち主の誰かが(複数の人を転々としてきた様子が裏側にアマチュア無線のコールサインが複数刻まれていることからうかがわれる)リップルを抑えようと16V 2200uFのルビコンを半田面に後付している。そのコンデンサの容量抜けかと思って手持ちの1500uFのものを並列に接続しても一向に変わらない。 ACアダプタ側の電圧波形を観測してみると、驚くべきことに3Vものリップルが残っている。さすがに7805がいくら定電圧制御をしようとしても一次側にそれだけの変動があると二次側にも出てしまうらしい。一応一次側には16V 10uFのタンタルコンデンサが接続されているがさすがにリップルに強いタンタルコンデンサでも容量がたったの10uFでは数百mAも負荷電流が流れる条件ではデカップリングしきれないだろう。 試しに一次側のタンタルコンデンサと並列に1500uFの電解コンデンサを付けてみたらぴったりと二次側のリップルは治まった。 使用するACアダプタの性能にもよるのだろうけど、このACアダプタはオリジナルのものではなく、ちょうど電源プラグが普通と異なる中心が−で周囲が+のもので適当な電圧出力のものを見つけてきたものと想像される。その際に誰かが接続極性が逆の普通のACアダプタをつないで大電流が流れて内部の電源配線コードが熱で溶けている跡がある。それなら電源ジャックの配線を逆にすればいいのにと思うのだが。間違って別のACアダプタをつないだりしたら災いの元である。 7805はLDOではないので一次側にかなり高い電圧を供給する必要がある。今日ではそうしなくても5V出力のACアダプタ形状の小型スイッチング電源があるのでそれを使えば良いのにと思う。 リップルは無くなったものの動作としては以前と変わらず、相変わらずSMLUはバンド7が750MHzを超えると出力がおかしくなる。今回はセンスレベルを調整すると半分の370MHz台が安定してカウントされる。波形がうなっていて2分の1の期間だけカウントされているのかもしれない。しかしそれも790MHzを超えたあたりで観測不能になる。これは電池電圧を4.1Vにすると790MHzまでは計測できたことと同じことである。 他のバンドはRF出力を最小限にしぼっても全範囲計測できるが、バンド7だけはセンスレベルを目一杯に上げても750MHzどまり。他のバンドでは問題ない低めのセンスレベルではバンド7の場合RF出力レベルを上げないとカウントできなかった。もともとバンド7は最大出力レベルが他のバンドよりも3dBm低いのでしかたがない。 バンド7も低い方の周波数はそれなりに出力が出るのでHP8640Bのカウンタを使用して周波数をカウントすることができる。かなり安定している。しかしHP8640Bはいくつまでカウントできるか不確かだが612MHzあたりから上に行くと逆にカウント値が著しく減っていって最後には0.000MHzとかになってしまう。これももともと外部入力のカウントは512MHzまでしか保証されていないのでしかたがない。 さて今度はHP8640Bのオーバーホールを始めるとするか。 |
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