フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
webadm | 投稿日時: 2007-5-10 10:18 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3086 |
TR5823Hを落札 ここ最近カウンターはヤフオクで出物が続いている。
人気が高いのはマイクロウェーブカウンタ。個人では新品は手が届かない超高級品。マイクロウェーブ帯のアマチュア無線家にとっては涎がでる程欲しいものらしい。もちろんカウンターの性能的には最高峰だけど。 良く出るのは古い100MHzぐらいまでのタケダ理研時代のものやAdvantest、HPとかのポピュラーなユニバーサルカウンタ。このレベルのはTR5822を持っているのでパス。 あまり出ないのが1GHzぐらいまで測れるやつ。前回そういう仕様の無名メーカーのカウンターを買ったけど表示に偽りありというもので実力は650MHzぐらいまでだった。改造すれば1GHzはいけると思うけど部品の輸入代とか考えると1万円ぐらい予算が必要。 というならちゃんとした出物が無いかなと期待していたら出てきたことは出てきたけど、前回入札したTR5823Hは終了間際に他の人にさらわれてしまった。値段的には安かったのだけどね。残念。 TR5823Hは前にも書いた通り、TR582xシリーズの最上位版で高安定基準発振器を標準で内蔵しているタイプ。基準周波数出力を他の機器に使うことも出来るので一石二丁。それだけでも価値がある。このシリーズは内部の基板は全シリーズ共通で実装が違うだけのように見える。制御用マイコンのファームウェアROMもたぶんモデル毎に違うだろう。TR5821とTR5822の違いは確かリア側のGPIBの有無に基準発振器の精度の違いぐらい。基板にはこの2つを切り替えるためのジャンパワイヤーがある。でももうAdvantestはこういった分野からは撤退してスペアナとか一部のハイエンド製品しかやらなくなったのね。 今回落札したのはその後出てきた何台目かのもの。電源が入るだけの確認状況なので、もしかしたら1GHzのプリアンプが飛んで計測できないとか故障持ちの可能性があることは承知の上。 落札価格は秋月とかの新品の1GHzのカウンターよりは安い程度。今まで出た同じTR5823Hとしてはかなり高めの開始価格設定だったせいもあって誰も他には入札する人は居なかった。出品業者が或程度中古測定器相場を反映した開始価格設定をするようになったのもあるかもしれないが、中古測定器屋で見る値段よりは遙かに低い値段である。 完動品ならかなりお得だということに。故障持ちでも高安定基準発振器としての価値はある。 HPとかの高性能なアンチークなカウンターも良いけど、あれは大きすぎる。9インチラックとかに入れるやつだからね。 最近ヤフオクでも図体の大きいのは機能や性能が良くても敬遠される傾向にあるようだ。日本の住宅事情もあるのだろう。確かに拙宅でもHPの大きな測定器は身に余るものがある。第一重量物になるので容易く移動させたり出来ないのも嫌われる一因だろう。数十キロとかの重さになると置いたら最後もう動かせない。 アナログのオシロも欲しいけど事務所に持っていったままの475を持ち帰ってオーバーホールすればいい様な気がする。アナログオシロでカーソルリードアウト機能のついたのは持っていないので便利そうで一台は欲しいのだが。電圧測定器の代わりになるし。 あと持っていないので必要なのがパワーメーター。信号出力機器は多数持っているけど出力レベルを測定する手段が無いのでそれを使って自作回路の評価をする際にパワーレベルが狂っていれば正しい結果が得られない。アッテネーターの評価も出来ない。自分で簡易パワーメーター作るという手もあるけどそれを校正するには或程度まともなパワーメーターが必要。 やはり誰もがひとつ測定器を買うとそれを評価したり簡易校正するための別の測定器を何種類も揃えないといけないという罠にはまって来たのだろう。典型的に同じ道を歩んでいる気がする。 真空管はやらないぞ、きっと真空管テスターとか真空管電圧計とか買わないと気が済まなくなるだろうから。とは家今でも実家の物置には昔集めた真空管が山ほど眠っているのだが。大人になったらこれで無線機とか作ろうとしていたのかもしれない。アンチークな真空管ラジオとかも目の毒だな。気を付けよう。 |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿するにはまず登録を | |