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webadm | 投稿日時: 2007-5-24 17:39 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3068 |
Re: TR5835 またしても押しボタンスイッチを落札しそこねた。終了間際にさらわれた。といってもあれ以上の価格で競るつもりはないのだけれども。
仕方ないので撮り貯めたTR5835の内部写真を公開。 GPIBユニットは邪魔で底部が見えないので取り外してある。高安定基準発振器がファンのすぐ側に見える。発振器の出力は一応TTLレベルになっているが立ち上がりがシャープでないので外付けのバッファ回路でシャープな矩形波に整形して内外に供給している。TR5835は100psとかの単位で計測するので10GHz級の基準クロックを使用しているはずだがと目をやると、アルミ板で囲まれた電磁石のような部品が上から2枚目の基板に搭載されている。YIG発振器だろうか。フィルターとかアナログ回路がびっしり組まれているのでPLLを構成しているのだろう。 実際の押しボタンスイッチの外観を撮影しようとフロントパネルの化粧板を外してみた。 押しボタンとタクトスイッチが実質一体化していた。簡単にはボタンがはずれないようになっている。ボタンと一体で設計された特別仕様であることが容易に想像できる。普通に売られていないわけである。基板の裏にスイッチだけが実装されている。サービス用の隠しスイッチだろうか。 スイッチとボタン部分を拡大したもの。これと同等の構造のタクトスイッチを見つけるのは容易ではない。特にこのスイッチはロングリーチタイプと呼ばれるもので一般に少ない。代用品でごまかすには足らないリーチ部分を合成樹脂棒を切って接着剤でくっつけるとかすればなんとかなるかもしれない。多少ボタンとの結合がルーズでも化粧板がガイドになって外れることはないだろう。 それにしても依然として謎なのでこれだけの数のスイッチが同時期にすべて完璧に接触不良を起こすというのは何が原因なのだろうか? このスイッチは構造的に容易に分解できる代物でもないし。よっぽど設計か製造上の欠陥があったとしか考えられない。 |
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