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webadm | 投稿日時: 2007-6-2 21:56 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3084 |
新記録達成 結局最初に考えていたPNPトランジスタを使ったPECL-TTLトランスレート回路を実験してみることにした。
低い周波数ではどれも良く機能する。しかしFt付近の高い周波数になるにつれて動きが鈍くなる。というのも当たり前でPNPトランジスタを使う場合には常時ほとんどOFF状態(電流が流れない状態)から入力信号のマイナス側の振れでONさせるというものだから。 トランジスタは或程度電流が流れて居る状態であれば電流増幅率は高いが流れていない状態では低くなってしまう。変化が遅い信号ならまだしも周期が数十nsとかの信号になると十分にONする前に入力信号は+の方へ変化してしまう。 なので振幅もふるわなくなる。高周波でスイッチングするにはFtが高くなおかつ電流増幅率Hfeも或程度高いランクのものを使う必要がある。 手元にある2SA1015, 2SA950, 2SA933を試してみたところ2SA950だけが唯一100MHzまで実用レベルでスイッチングしてくれることがわかった。ブレッドボード上に回路を組んでシグナルジェネレータから100MHzまでの信号を入力しスイッチング動作をさせてその出力をsabtronicsのカウンターのプリスケーラーの出力の代わりに与えて10倍の周波数が表示されるのを確認し、どこまでいけるか試してみた。すると101MHzまではこんないい加減な結線でも動いてくれた。 あとはこれを同じ回路を自作プリスケーラー基板上に実装して試して見るだけだ。 2SA950はもともと以前万年カレンダー時計を製作する際にLEDドライブ用に購入したもので余分に買って余った1個だった。もっと性能の良いPNPトランジスタがあれば良いのだが秋月とかでは見あたらない。 100MHzまでスイッチングしてくれるとはなかなか優れものだった、最初は期待していなかった黒馬である。 |
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