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webadm | 投稿日時: 2007-6-11 3:13 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3086 |
実機で検証 プリスケーラー基板のPECL-TTL変換回路に温度補償回路を追加して実際に検証してみた。
結果は定数を多少変更する必要があったが1GHzまではカウントされるので従来の動作水準は満たしている。 問題の温度ドリフトだが1GHzはさすがにTTLの出力振幅がギリギリのため温度変化によってまったくカウントされない状態に陥ることがわかった。それでも以前のように温度補償が無かったのに比べれば温度変化の影響はかなり緩和されていて蓋を閉めてすぐドリフトして悪影響が現れるということは無いが時間と共にカウントしている数値が本来の値から段々と離れていきついにはまったくカウントしなくなる。 ヘアドライヤーで熱風をあてるとやはり同じ症状が短い時間で再現できる。おかしいな、トランジスタ回路の動作はほとんど熱の影響を受けないはずなのに。可能性としては他のIC(プリスケーラーやプリアンプ)の温度ドリフトの可能性も考えられる。 少し周波数を下げてプリアンプの仕様上の上限である900MHzで同じテストをするとヘアドライヤーで熱しない限り蓋を閉めた状態で使う分には安定している。しかも900MHzでの感度も良好で-20dBmまで安定してカウントできる。AdvantestのTR5823Hは-20dBmではまったくカウントできないのでこの点だけは優れている。 実質900Mhzまでという制限がどうしてもつくかもしれない。温度補償回路の定数を可変抵抗で調整すればもう少し安定するポイントを見つけることができるかもしれないが今後の課題としよう。 どうしても出力負荷が重いのでトランジスタ一個でドライブするのは無理があるかもしれない。もう一段出力バッファーを追加すればもう少し高い周波数まで安定するかもしれない。 |
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