フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
webadm | 投稿日時: 2018-10-7 14:58 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3082 |
Re: ピアノ教本 ふう、10月に入って台風が来たり、台風一過で猛暑が戻ったり大変(´Д`;)
台風が過ぎた後電車止まったりして、帰りの電車来ないし、やっと来たら満員御礼、何ですかこりは状態。 まだ高温多湿に戻って鬱になりやすいから、みんなも気をつけようね。 さて、あれから「大人のための独習バイエル(下)」のSTEP4は見違えるようにぐんぐん仕上がって、全部okということに。 やはり毎日良く寐て睡眠を取ると違うよね。 思った通りの演奏が出来るという自身が付いてきた感じ。やれば出来るじゃないか(´∀` ) さて、指の練習で併用している「Pianoprima exercise」の leve 4もこなれてきて、最初は絶対最後まで弾けないよと思っていた両手のスケールの並進行、反進行、並進行の練習がある日を境に出来るようになって、それからは微調整して目をつむっても弾けるようになりました。 棒弾きだけではなく、デュナミークをいろいろ変えたり、音価を変えたりしながら練習するとそれが積み重なって普段の曲の練習の下地になる感じ。 それで level 5 を初めてみようかということになって譜読みを始めたら、驚愕の事実が発覚。 level 4ではオクターブ練習は両手のユニゾンのスケール往復だけだったので、最初は指が開かなくて苦労したけど、これもある日を境に楽になって弾けるようになりました。 しかし level 5 では、level 4と オーバーラップする練習があるのはいいとして、新しい練習として、怒濤のように色々なオクターブの練習が登場するのでした。 恐る恐るなぞってみたけど、弾けないことはないけど、無理すると手を壊すかも、また親指の付け根が痛くなったら怖いな。 ということでオクターブの部分は体調の良い時だけにして、とりあえず以前もやったように、前の level 4 と level 5 を経過処置的に取り組むことに。 「大人のための独習バイエル(下)」の最後のSTEP5に進むことになり、譜読みを始めました。 STEP4の練習の時には暗譜はしているけど、譜面を見て弾くようにしていましたので、だいぶ譜面には慣れてきました。 当初弾けたらいいなと目標にするため購入してあったコンテンポラリーな曲の楽譜を読み直すと、今なら弾ける易しい部分とまだ弾けない難しい部分の見分けが付くようになっていました。 結論として中級レベルに入らないと仕上がるのに時間がかかるというのが容易に予想がつくので、一端はお蔵入りに。 少なくともバッハのインベンションぐらい弾けるようにならないと今テンポラリの曲を短期間に思うように弾けるようにはならないと思います。 まあ、それの一曲だけ弾ければいいというなら、取り組むのは導入段階でも可能だと思うけどね、メカニカルな面で課題が多くて一曲仕上がるのに数年かかるのは覚悟しないとね。 テクニック面で導入段階のままだと、表現力とか無いに等しいので、棒弾きに毛が生えた程度にしかならないよね。 やはり自在にデュナミークやアゴーギクをコントロールできないと自分でも納得できる演奏には届かないし。 プロの演奏家を真似るにしても、それは必須になるよね。 というわけで急がば回れで、回り道になるけど初級レベルの力を付けることを優先して、それからその先の目標到達までの道のりを考えることにしています。 ご高齢な方の場合、数年もかかったら途中で死んじゃう可能性もあるので、下地は作らずにゆっくりでいいから安心して聞けるレベルまで好きな一曲に取り組むというのもありだと思うけどね。 私の場合は、1年目で入院するほどの大病をしたので高齢ではないものの、あと何年生きてるかとか人ごとではないんだけどね。 何の話だったっけ? ああ、STEP5の話ね。 STEP4の練習を続けつつ、STEP5の譜読みを始めたところ、 ・譜面のページ数は見開き2ページと多いものが出てくるけど、演奏時間を計算すると従来通り1分未満か1分前後(最後の106番を除く) ・左手のアルベルティバスが終始16音符なのが出てくる ・二重全打音が出てくる ・アウフタクトで付点音符リズムが出てくる ・右手で16部音符の長いフレーズが出てくる ・B-dur, 二重付点音符が出てくる ・ゼケンツが出てくる ・半音階スケールが頻繁に出てくる ということに気づきました。 詳しくは以降で、 ・94番 F-dur Allegretto STEP4でたびたび登場した F-durですが、今度は二拍子の曲。 軽快で速い曲というのはわかるよね。 演奏時間も30秒未満。 左手はおなじみのアルベルティバスですが、16分音符なので細かい。 構成としては A-A'-B-A' という感じ。Bの部分はAのフレーズの後半部分を繰り返す感じ。 dolceで始まって、上昇音階をクレッシェンドで登った後に、同じ音型を p と f とでデュナミークを変えて変奏し、A'を再現して終わる感じ。 コード進行は、Aが F C F, A'が F C7 F, B が C7 F C7 F という感じ。 緊張感を与える部分に7th コードが使われている。 アクセント指示が拍頭出ない点に注意。シンコペーションしているので自ずとそうなるんだけどね。 月並みなアルベルティバスでコード進行も複雑ではないのもあって、棒引きすると陳腐さが蔓延するよね。 Youtubeで模範になりそうなビデオを探すと、どうしても定番のチャネルになってしまいます。他の練習ビデオや、ピアノの先生らしき人の演奏は典型的な初級の域を脱していない棒引き演奏なので模範とは呼べないものが多いのが難点。 バイエルの最後の方になると、悪い意味でのバイエルらしい演奏が蔓延しすぎている感じ。ちゃんとした模範演奏を探すのは大変。 以前から紹介しているアイオワ大学のビデオは、安心して模範教材として使えるレベルだけどね。でもバイエルではない曲への差し替えの多いペーターズ版に基づいているので違う曲になっていることがあります、100番台では特にそれが目立ちます。 これはセーフでした。 あと、以前から紹介している個性的な演奏の国籍不明な音楽教室のチャネルから この2つを聞くと、他はちょっと聞けないわ。 本当に同じ曲演奏しているの、イマジネーション足りてる?と心配になりそうなビデオが多いです。 ・96番 C-dur Allegretto 久々に6度の重音が出てきます。 右手が弾いている間は左手はお休みか控えめ。逆に右手が控えめな時は左手がオブリガートになる感じ。 フレーズは結構長めなので、緊張感が続きます。 演奏時間はその分短めで30秒足らず。 和声的にはテンションコードとしてsuspend 4が使われている感じかな。 右手は難しくなさそう。右手と左手を合わせた時の雰囲気をまず頭の中でイメージしてから練習に臨むとよいかも。 お手本になる演奏はこちらしかない感じ。 ・96番 F-dur Allegro 右手と左手が交互に声部交代するちょっと長めの曲。 これも95番と似て、バスがオブリガートな感じ。 音型も音階的で難しくはないものの、テンポが速いので(一小節当たりの演奏時間が1秒未満)、その感に声部交代やらデュナミークやらを考慮に入れて演奏するのは頭いっぱいになって大変。 息つく暇は無い感じ。 まあ演奏時間が短いから取り組めるんだけどね。 模範演奏はやはり前出の2つのチャネルから。 ・97番 c-dur Allegretto 今度は右手が3度の重音音型、左手は第一主題部分はオルゲルプンクトで常にベースの基音の弦が開放状態でフィンガーペダル効果で響きを作り出しています。 中間部でG-durに転調し主題も変わって雰囲気も変わります。 左手バスの音型は今まで出てこなかったリズム。 最後はC-durに戻って第一主題を再現して終わり。 終始和声的な響きを大事にする演奏が求められている感じがします。 最初のうちは16分音符の難しいタイミングを回避するため拍の音だけを弾く間引き奏法で全体の流れや雰囲気をしっかりつかむといいかも。3拍子だと一小節3音だけ弾けばいいし、曲想がそれで失われることはないです。 どちらの演奏も、これが本当のバイエルだよねと感じます。 あと、以前から紹介しているこちらのチャネルも上の2つは無理としても最初に目指すお手本には良いかも。 仕上げるなら少なくともこのレベルまでは目指したいよね。 ・98番 F-dur Allegro またしても3拍子で、しかもアウフタクトで変則リズム。 左手はスタッカートで3拍子を刻むので、右手も短い音価の音符はより短く、長い音価の音符はより長く弾くことでメリハリを出す感じ。 和声的にはテンションコードに7thコードが使用されているのがわかります。 これも演奏時間は1分足らず。 難しくはないですが、のんびりとは弾けない(どれもそうだけど) 定番の模範演奏2つの大人の演奏を聞き比べてみてください。 あとこちらもお手本になるかな。 ぷりんと楽譜のビデオは全部が全部じゃないけど、当座のお手本にはいいかも。一部は棒引きに近い演奏もあるので、それはお手本にしないほうがいいかも。 ・99番 B-dur Adagio 初めて出てくる変ロ長調(B-dur)と、右手の二重前打音。 左手はバイエル前半に出てきたような分散和音でもないトレモロ的なもの。 たぶんに右手がむつかしいので左手は易しくした感じかな。 二重前打音は初登場だけど演奏方法に関しては「大人のための独習バイエル(下)」は一切触れていません。 単前打音ですらタイミングに苦労するのに、2つも打つのは更に頭を抱えます。 たぶんに前の音の音価を食うのはすでに八分音符で短いので無理。 ということは普通に装飾される主音のタイミングで前打音を弾き始めるのがよさげ、その分主音の音価は減る感じ、そうしないと次の音符のタイミングがずれて結果的に拍がずれてしまうので。 実際には試しで演奏してみて、全体を調整する感じかな。 最後のコーダの部分には長いスケール音階の後に重音のカデンツ(Cadence)で終わるので、これをきめるには別途練習が必要。 テンポはこれも初めてかも、Adagio指示になっています。 なので、演奏時間は長めで1分を超えます(繰り返し部分を含めて)。 棒引きや単調にならないようにデュナミークだけで変化をつけるのは大変かも。 こちは模範ビデオは、アイオワ大学はペーターズ版で差し替えられてしまっているので曲違いで没。 何故か曲想が陳腐なためか、国籍不明の音楽教室サロンの先生のビデオは99番が欠番。 いろいろ探したら、テンポは少し早めだけど、こちらがよさげ。 他はこれといってよさそうなのは見つからなかった、テンポ指示どおりだと音楽的に演奏するのはむつかしそう。 楽譜通りのテンポでの模範演奏になると、こちらかな 音型が単調なだけに、ゆっくりなテンポだと陳腐さが目立つね。 ・100番 F-dur Allegro 三拍子で右手は前打音あり。左手はオルゲルプンクトで常に基音が開放弦状態でフィンガーペダル効果を作り出しています。 和声的には中間部でC-durに転調、後半はF-durに戻ってテンションコードに7th や sus2 が使用されているのがわかります。 右手の波打つような上昇音階はたっぷりデュナミークをつける必要がありそう。 前打音がつく部分はメリハリがつくようにかなり強調して演奏する必要がありそう。 左手は目立たない程度に。響きを保ってリズムを刻み続ける感じ。 模範ビデオを3つ挙げます。 ・101番 C-dur Allegro moderato イントロは右手16分音符と8分音符の波打つようなな音型、左手は8分音符のトレモロパターン、中間部で声部交替して右手は重音の全音符、左手がメロディになり、後半元に戻り、コーダ部の最後は両手で16分音符のユニゾンを弾いて終わり。 テンポは速めなので、小節数は多いけど演奏時間は1分。 これも予めしっかりと全体構成とデュナミークのパターンを頭に入れて「自分ならこう弾く」という信念を持って弾かないと聞けない演奏になる感じ。そうならないと弾けたとは言えないよね。 音型が簡単だからと言ってバカにしてはいけない。 模範演奏はいつもの2つ ・102番 F-dur Moderato またしてもへ長調、バイエルはへ長調が好きなのかな。 右手に二重付点音符が登場します。変則リズム。 左手はオルゲルプンクト、基音が常に開放弦状態でフィンガーペダル効果を作り出します。 中間に半音進行のコーダぽいフレーズが出てきます。そこだけ前後と異なります。 それが偽終始になって、再び元の主題が表れます。 最後の本当のコーダ部分は長い上昇スケールから成り、最後カデンツで終わります。 コーダの途中は何度もsus4コードで緊張と解決が繰り返されるので、緊張度合いはその都度増して最後どどーんで終わり。 中間の半音階と偽コーダは、最後のコーダの予告編みたいな感じかな。 半音階スケールは調整がニュートラルなので、それ以前の調整を聴者の記憶から消してしまう効果があるので、転調を繰り返す場合には都合がよいですが、この曲のように途中で先に起こることを予告するのにも使えるという感じ。 想像を膨らませたところで、さて模範演奏を聴いてみますか。 ちょっとテンポはModeratoより速い感じで演奏時間も40秒。 アイオワ大学の方はペーターズ版で別の曲で差し替えられているため没。 指示通りのテンポだと、以前紹介した腕毛がきもい先生のチャネルから、 なるほどゆっくりだと、コーダの部分が明確になるね。 演奏時間も1分で、ぴったり。 ・103番 C-dur Allegro moderato 3拍子で、右手は八分音符の分散和音、左手は16分音符のアルベルティバス。 中間部の変奏で右手に16分音符の旋律が出現。その間は左手は控えめな音型の後に、繰り返しの前に休符を挟んで右手はアウフタクトで主題フレーズを再開。 最後も同じパターンで繰り返しなしで終わる感じ。 実質的には同じフレーズを一部変奏しながら繰り返しているので共通部分は全体の4分の1だけ。なので練習量は少なくて済む感じかな。 全体構成を忘れないようにしないとね。 アイオワ大学のビデオは、例によってペーターズ版が曲を差し替えているので別の曲で使えず。 国内だとこれかな、 このチャネルの演奏は全般にデュナミーク指示無視して、棒引きしているのが難点。 ・104番 F-dur Allegretto 前半はF-durで右手は付点リズム、左手はアルベルティバス。 中間部でC-durに転調し右手は16分音符のメロディ、左手はオルゲルプンクトで基音が常に開放弦状態に。 その後はf-durに戻って主題を再現し、最後に中間部の変奏で終わり。 中間部に出てくる右手の16分音符の音型が、最後にF-durに転調して再び出てくる感じ。 テンションコードはsus4が使われている。 難しい部分は無いけど、最初から最後まで気が抜けないのと、デュナミークをはっきりさせないと、陳腐な音型の繰り返しに感じられるので注意。 全体構成を理解するのが大変かも。 テンポが速いので休む暇ないし、頭はフル回転状態。 演奏時間は一分未満。 最初の目標は次の模範演奏を目指す感じで、 こちらもいつも通り色気が無い棒引き演奏だけど合格レベル、この水準に達するだけでも大変だと思う。 もっと音楽的かつ個性的で説得力のある演奏をするには以下演奏を研究する必要があるかも。 聞き手を納得させる説得力のある演奏をするには、まず演奏者自身が自分を納得させるだけの説得力のある演奏解釈を手にいれる必要があるんだけどね。 ・105番 C-dur Allegro moderato 右手が最初から半音階進行のゼケンツで始まります。 ゼケンツというのは英語でいうと Sequenceという意味で、同じ音型が音程を変えて繰り返し現れるパターンの事。 同じ音型が繰り返すので、表現は変える必要があるものの、すでに音程が違うので、デュナミーク程度を変えるぐらいで、それ以上の目だった意図的な変奏はしないほうが良い感じ。 でも決してまったく同じように弾いていいというわけではないからね。そしたら聞いていてもつまらない。 かといってその時の雰囲気で変奏の仕方を変えていいというわけでもない、もし変に変えたら全体の構成のバランスが崩れて演奏が台無しになってしまうかも。 半音階進行のゼケンツの合間にはふつうのメロディラインが入るインターリーブ形式になっています。 ちょうど写真や絵画のコラージュ(切り貼り)手法みたいで、合間合間にちょっとづつ同時進行するもう一つの曲が見え隠れする感じ。 電車でトンネルに入ったり出たりするときに外の景色がちょっとだけ見え隠れする雰囲気。 いろいろと使える作曲技法だよね。 半音階スケールは調整がニュートラルなので、その後にどんな調に転調しても聞手は驚かないといメリットも。 トンネルを抜けたらそこは雪国だった、というシーンも再現できるよね。 この曲では半音階進行後に中間部でG-durに転調しています。最後は半音階のゼケンツを経て長い半音階スケールのコーダでC-durのカデンツで締めくくります。 では模範演奏を聴くことに。 どちら必ずしも譜面通りじゃないけどね。ゼケンツのところはデュナミーク変えていないし(その方が聞き映えがいいという解釈なのかも)。 自分で弾く時にはデュナミークにメリハリをつけてみるつもり。 実験して良い効果がなければ同じように演奏するけどね。 そういえばこの曲が最後に繰り返し記号があるけど、最初から繰り返すのかな、みんな繰り返しせず一回しか弾いてない気がする。 ・106番 C-dur Allegro moderato これが最後の練習曲だけど、どうせなら108番まで作ってほしかったよね、煩悩から逃れられるかも( ´∀`) これお半音階スケールと転調を繰り返すパターン。 両手同時の半音階スケールが圧巻だよね。 今までやっている「Pianoprima exercise」のlevel 4 には片手づつの半音階スケールがあるので、一応片手づつなら弾けるけど両手同時はどうかな。練習しないとだめかも。 半音階スケールを弾くには、鍵盤の奥の方に指先を置く必要があるので、なるべくその位置でいろいろ練習したほうが後々いいのかも。 ホロビッツとかは白鍵だけ弾く時も黒鍵を弾く時と同じように鍵盤の奥を弾いている。たぶんタッチの感覚などが、鍵盤の奥と先っちょでは違ってしまうので、一定にするためそうしているのかも。 普通のピアニストは黒鍵弾く用事がある時だけ手を奥のほうへ差し出す感じにしているよね。だから長いスケールとかだと手が前後に移動しているのがわかります。ホロビッツにはそれが無いぽい。 さて課題が見えたところで、模範演奏を聴いてみますか。 たまには違う人の演奏を。 よく仕上がっているよね、しかも暗譜でえらいね。 どれも似たようなもんですな。繰り返し部分をいかに飽きないようにしないかが課題かも。 定番チャネルはどちらも106番が無かった...orz やっぱり音楽的に弾くには解釈が大変そう。 「大人のための独習バイエル(下)」の最後は課題曲があります。 ・「エリーゼのために」より(ベートーベン作曲) きましたか「エリーゼのために」、初心者が弾いてみたい定番のコンサートピースですか、でもコンサートでこれを弾くピアニストは少ないかも。 元々はベートーベンが弟子用に作曲して献呈したものが、ベートーベンの没後に発見されて知られるに至ったらしい。 昔から良く耳にするポピュラーなピアノ曲だけど、譜面を読むのはこれが初めて。 譜読みして初めてしった驚愕の事実。 ・右手、左手ともにひとつの音型の音域が広い(1オクターブ越えはざら) ・左手の方が右手より音型の音域が広い(2オクターブに達する) 噂に聞いていたけど、ベートーベンはピアノ即興演奏の名手で、若い頃はピアノ即興デュエルで勝ちまくったほど。それだけに片手の音型の音域の広さなどベートーベンにとっては普通かもしれないけど、普通の人には弾きにくいことこの上ないということ。 いやこれ最初の部分だけでも初級者にはきついわ(;´Д`) 油断すると指が届かない、ポジションミス、ありそうだよね。 それとペダル記号が初めて出てくる。 ピアノでペダル機構が一般化したのはベートーベンの生きた時代だったから、ベートーベンはそれを喜んで活用した感じ。 でも当時のピアノと今日のピアノでは構造や設計が異なるから、鍵盤のタッチの重さも音の響きや残響時間も違っていたらしい。 それで現代のピアノで弾く場合には、その違いを考慮しないと譜面通り弾いても逆効果だったりする指示もあるぽい。 とりあえず著者が推奨するこの曲(抜粋)に取り組むことに。 この曲は調性記号が書いてないけど、ベートーベンは調整記号を書いても必ずしも最初からその調で始めるわけではなかったみたいだね。そうした古い縛りが音楽の可能性を制限していたのは明らかだし、ベートーベンはそれを破ることで新しい時代を作ったのかも。 とりえあず模範演奏を貼っておきます。 これは最初の部分の抜粋だけなので、オリジナル全曲演奏はこちら デジタルピアノでの演奏もあるよ。 お弟子さんがたくさんいるピアノの先生のチャネル 手元にあるデジタルピアノと同じYAMAHAのP115、ポータブルなステージピアノだけど、屋内据え置きもできる機種の中位モデル。 その後この先生は同じ機種の最上位のP255にアップグレードしたみたいで、だいぶ表現しやすく良くなったとか。 最後の動画は関係なかったけど、それでは練習に戻りますか。 んじゃまた。 P.S. いつか書こうと思って書き忘れたので、バイエルも最終段階に入ったので、手元にあるバイエルの模範演奏CDが一枚だけあります。 今もまだ再販されているので入手性も良いと思います。 ユニバーサル・ミュージック「バイエル・ピアノ教則本[第44番〜第106番]」クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ) カバーがねむの木学園のながしやすこさんが描いた「リンゴの小鳥ちゃん」があしらわれていてとても特徴的です。 演奏も丁寧でオリジナル譜に忠実でありながら音楽的にも申し分ないものです。 Youtubeとかで好みに合う演奏を見つけることは難しいので、安心できるこうした模範演奏CDは独学には欠かせません。 ユニバーサルからはエッシェンバッハの演奏で他にもチェルニーの30番、40番、バッハのインベンションとか全部15巻(CDの前のレコードの時代ね)が出ていたと思います(それらが今CD版が入手可能かどうかは不明、日本国内限定販売だったので海外のピアノ教師とかは喉から手が出ても手に入らないみたいなことをAmazonのコメント欄で見た覚えが)。 個人レッスンを受けていても、先生がまじめにお手本を弾いてくれているとは限らないので(youtubeとかで演奏を披露している先生方の演奏はミスこそないものの音楽的かという問われると疑問符がつきます)、やはり音楽的に優れた模範演奏CDは一枚は手に入れるべきです。 他にも国内で日本人のピアニストによる模範演奏CDも出ていたのですが、少子化が進み、ピアノお稽古ブームも去った今では絶版になっているようです。 |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
題名 | 投稿者 | 日時 |
---|---|---|
ピアノ教本 | webadm | 2016-9-19 5:59 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2016-10-23 22:12 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2016-10-30 8:03 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2016-11-4 6:55 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2016-11-13 11:39 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2016-12-5 2:35 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2016-12-11 23:58 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2016-12-24 1:25 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2016-12-25 22:23 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-1-3 4:45 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-1-22 3:37 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-1-30 9:19 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-2-6 5:06 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-2-12 4:19 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-2-19 0:49 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-3-21 3:37 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-4-17 21:54 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-5-8 0:06 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-5-28 21:31 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-7-2 21:55 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-8-13 11:11 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-9-20 12:33 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2017-12-2 22:07 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2018-1-12 11:12 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2018-1-29 5:48 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2018-5-5 2:28 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2018-9-9 20:31 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2018-9-30 22:06 |
» Re: ピアノ教本 | webadm | 2018-10-7 14:58 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2018-12-23 22:37 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-2-20 10:29 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-4-14 23:51 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-4-21 7:29 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-4-29 12:39 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-5-4 5:01 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-5-4 23:11 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-5-16 12:44 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-5-26 19:33 |
Re: ピアノ教本 | webadm | 2019-7-5 10:32 |
バイエル卒業(´∀` ) | webadm | 2019-8-5 0:50 |
Introducing Pianoprima EXERCISES | webadm | 2020-8-11 6:27 |