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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2019-7-5 16:17
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3084
PC 用 ピアノ音源(MODARTT PianoTeq 6 Stage)が来た
ふう、さっきまで書いた記事が痛恨の操作ミスで消えた(;´Д`)

記事を入力し終えたところでプレビューして送信するつもりがゲーミングマウスの変なボタン触ってブラウザーのページが戻るに(;´Д`)

これやるとそれまで入力していた内容が失われるのよね。

なんか昔は戻った記憶があるけど、最近は戻らないのね。

入力復元は諦めたわ。入力しなおし。

そう書いていたのは表題の通り、注文してあった MODARTT PianoTeq 6 Stage が届きましたという報告でした。

Amazon経由で島村楽器の通販ストアでの注文。他にも代理店はたくさんあるぽいけど、知っているところを選択。

たぶんどの代理店から購入しても一緒だと思うけど、一応プラスティックのパッケージが届くけど、中にメディアは入っていなくて、代わりに製品シリアル番号が記載されたダウンロード説明文が入っていました。

導入手順としては、

(1) 紙に書いてあるMODARTT PianoTeq 公式サイトをブラウザーで開いて製品登録(同時にアカウント作成)





(2) MODARTT PianoTeq 公式サイトのアカウントにログインしてPianoTeq をダウンロードすればいいだけだけど、Stage 版の場合 instrument が2セットに限定されているので、それを選択しておかないとダウンロードできない





(3) instrument 選択リストが出てくるので、それぞれのサンプルオーディオとかを試聴して使いたい instrument を決定してApplyボタンを押して確定
(4) PianoTeq をダウンロード(小さいのですぐ終わる)
(5) PianoTeq をインストール
(6) PianoTeq を起動してアクティベーション(インターネット接続でアカウントでログインするだけ)







(7) PianoTeq option でMIDI/Audio device 設定(必須)





(8) PianoTeq の動作確認

結構面倒だよね。

ダウンロードするまでもWeb上の入力とか面倒だけど、その後の設定の方がある程度コンピュータオーディオやPC の電源管理設定に関する専門知識がある程度必要なのでハードル高いかも。

嵌ったのは、

> (3) instrument 選択リストが出てくるので、それぞれのサンプルオーディオとかを試聴して使いたい instrument を決定してApplyボタンを押して確定

これなんだけど、最終的にはWebダイアログが出てきてその中の insutrument のチェックボックスを2つチェックして、確定ボタンを押すだけだけど、確定ボタンが一番下にあるので最初存在するのを知らなくてXをクリックして閉じたら設定が反映されてなくて、ダウンロードしようとしたら「あなたはまだ insturument を選択してません...」旨のメッセージが出て怒られてしまいました。

大抵確定の操作があるはずと、instrument 選択ダイアログウインドウをドラッグして下の方が見えるようにしたら、ボタンあった(´∀` )

これでダウンロードでき。

次の最難関が、インストールしてアクティベーションした後にMIDIとオーディオデバイスの設定。

MIDIはとりあえず全MIDIデバイスから入力するという選択肢があるのでそれにチェックを入れておけば、後からMIDI キーボードを接続しても大丈夫なはず。

念のため実際にP-115BのUSB TO HOSTとPCをケーブルで接続して、Digital Piano というデバイスが表れるのを確認してそれにチェックを知れておきました。

難しかったのがオーディオデバイスの設定。

インストール時のデフォルトではDAWソフトウェアでは標準の ASIO ドライバ設定になっているので、標準のWindows PC では入っていないと思うので、それを現在のWindows上で使用可能なオーディオドライバに変更する必要がありました。

選択肢としては、

・Windows sound
・Windows sound(exclusive)
・Directsound

真ん中の(exclusive)というのはPianoTeqが選択したオーディオデバイスを占有する(他のアプリからは使えなくなる)ので、
複数のオーディオデバイスがあればどれか専用にする場合に使用。

最初のはWindows標準のオーディオドライバ、最後のはゲーム用のDirectX SDKでサポートされているオーディオドライバ、リアルタイムな遅延の少ないオーディオ出力に使えるかも。

最終的には使用しているオーディオハードウェア用のデバイスドライバが使われるので、そちらがどのドライバインタフェースも対応していればどれでも同じ感じ。

どれかを選択すると、実際のオーディオハードウェア用ドライバを選択するリストが表れるので、そこから選択できるものを選択。

これで一応音が出るようになるはず。

ここまでは割と簡単だけど、ここからが問題。

MIDIデバイスとオーディオデバイスを設定した後で、鍵盤を押してリアルタイムで音出しをしてみたら、思いの他遅延があることが発覚。

iPadのUVI Ravenscroft 275 では体験しなかったわずかな遅延がはっきりわかります。

これは問題です。

最初慣れるかなと弾いてみたけどちょっと無理だわ(;´Д`)

多分オーディオドライバのバッファサイズ設定が大きすぎるに違いないとオーディオデバイス設定のバッファサイズをみたら、かなり安全サイドに大きな値が選択されていた。

遅延時間もバッファサイズの選択リストの中に出てくるので、もっと小さい値を順次選択して試していったら、10ms 未満だと音割れがする(;´Д`)

PCの性能低いんじゃね?

PianoTeq optionのPerformanceを開いて鍵盤を押しながら性能を見ると、低い(;´Д`)

それに性能がばらつきすぎる旨の表示も出る始末。

helpとかをクリックするとどうやらCPUの電源管理設定で低消費電力動作が災いしているらしいことが判明。

リンクを辿ると Windows のcontrol panelが開いて、そこの電源管理設定をいろいろ見ると、どうやらACアダプタ接続中でも最低性能が極めて低いcpu速度で動くようになっているぽ。

仕方がないのでACアダプタが接続されている場合には最低性能を100%に変更して常に最高クロック周波数でcpuが動くようにしたら、PianoTeqのPerformance測定結果が桁違いに大きくなって、性能が変動する旨のメッセージは表示されなくなり、性能が一定するようになった。



これで再度オーディオデバイス設定のバッファサイズを10ms未満のものを試したら5ms 未満でも音切れせずに使えるようになった。



遅延も気にならなくなったので良しとしよう。

あとはいろいろ弾いてみた感想としては、P-115B内蔵のRGEスタンダードIII音源より優れているのは確か(Sympathetic resonanceがあるのも確認)。

instrument にもよるけど、それぞれの楽器の生来のボイスの特性が再現されている感じがするよね。

今回選択した instrument は

・Steinway model B
・Harpsichords

の2つ。

Steinway model D ではなく何故 Steinway model B なのか?
何故 Harpsichords なのか?

理由は聞かないで(;´Д`)

Steinway model D がいいのは想像に難くないけど、もうね聞きなれている感じがするよね、いい音するのが当たり前みたいな。後からでも追加購入できるし、とりあえず model D 見たいに鳴らないけどヨーロピアンな model B を選択した次第。

あとピアノではなくHarpsichordsを選択したのは、サンプルオーディオ聞いて気にいったから。昔からHarpsichordsの音色は好きだったし、これからバロック期の曲に取り組むのにその時代の楽器で演奏したらどんな感じか知りたかったので。
P-115Bにも一応Harpsichordsの音源あるけど、音がなんかうるさいのよね、優しくない感じがして疲れるので却下。それらしい音が出ればいいというもんじゃないから。いい音聞きたいし。

でもって、P-115B と既に比較した UVI Ravenscroft 275 (iPad)と同じ拙作のMIDI演奏データを使ってPianoTeq 6 Steinway B Home presetでオフラインレンダリングしたオーディオファイルを再生してWALKMANで録音したものを追加して以下に再掲載します。







Ferdinand Beyer Op.101 No.94 F-dur Allegretto

YAMAHA P-115B(G.Piano):


YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Concert) iPad:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.95 C-dur Allegretto

YAMAHA P-115B(G.Piano):


YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Concert) iPad:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.96 F-dur Allegro

YAMAHA P-115B(G.Piano):


YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Concert) iPad:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.97 C-dur Allegretto

YAMAHA P-115B(G.Piano):


YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Concert) iPad:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.98 F-dur Allegro

YAMAHA P-115B G.Piano:


YAMAHA P-115B MIDI-IN:


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Concert) iPad:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.99 B-dur Adagio(langsam lent)

YAMAHA P-115B G.Piano:


YAMAHA P-115B MIDI-IN:


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Concert) iPad:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


リバーブエフェクトが効いた Ravenscroft 275 Concert presetと比較するのはまたしても酷だけど、PianoTeq の リバーブエフェクタは良くない感じがするのよね。なのでリバーブ控えめでイコライザーをバイパスした Home preset を使用。素のピアノの音がするよね。

Ravenscroft 275の場合はサンプリング音源なので、リバーブエフェクトが無いとちょっと物足らない感じがしたのでリバーブ付きのを好んで使っています。

PianoTeqの場合は、昔からリバーブはDAW側の定評のあるエフェクタを使う人が多いみたいだね。PianoTeqはあくまでピアノ音源としてだけ使うのが負荷も軽くいいのかも。

比較する曲がもっと多様な曲想ならよかったけど、最初の94番のように高音域を使う曲の場合、PianoTeq の Steinway B は鈴鳴りのようなキラキラした素敵な音色がします。アリコート弦の共鳴音なのかな? 単音でも倍音が同時に鳴っているのが良くわかるよね。


Ravenscroft 275もそうだけど PianoTeq の音色は決して聞いていて疲れない耳に優しい音色がするよね。

後日バイエル100番以降も比較用に追加したいと思います。
P.S
大変お待たせしました、以下の通り追加しました。

Ferdinand Beyer Op.101 No.100 F-dur Allegro

YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Classic) iPad Garageband:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:



Ferdinand Beyer Op.101 No.101 C-dur Allegro moderato

YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Concert) iPad Garageband:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.102 F-dur Moderato

YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Classic) iPad Garageband:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.103 C-dur Alegro moderato

YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Classic) iPad Garageband:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.104 F-dur Allegretto

YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Classic) iPad Garageband:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.105 C-dur Allegro moderato

YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Classic) iPad Garageband:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


Ferdinand Beyer Op.101 No.106 C-dur Allegro moderato

YAMAHA P-115B(MIDI-IN):


UVI Ravenscroft 275 (Preset:Classic) iPad Garageband:


MODARTT PianoTeq 6 (Preset:Steinway B Home) PC:


100〜106番に関しては、前回の94〜99番とは違って、Pianoteq のMIDI録音機能を使用して一曲単位でtakeをとった後に、それぞれの音源で再生して録音するという方式に変更しています。

その結果意図しない以下の影響が出ています。

(1) P-115B の音が良くなった(リバーブが効いてダイナミックレンジも程よく抑制されている)
P-115Bでの再生は録音MIDIファイルを転送せずに、PC上のFree なMIDI editor/sequencerである Domino から P-115B のUSB MIDI INに直接送信することで P-115B を MIDI 音源として使用した結果、以前紹介したヤマハのiOS 用の録音アプリで再生したようにリバーブが効いた音が出るようになりました。ただしこれは録音して再生した場合とエフェクトが異なり(本体上の操作では変更不能)、また同じようなリバーブをリアルタイム演奏時に得るにはどう設定すればいいか謎(実際に弾いた時に再生される音とはまるで違う)
P.S
後日判明したのは、DominoでMIDIファイルをロードした状態で先頭に自動挿入されるMIDIイベント部分を取り除いて、PianoteqでキャプチャされたMIDIシーケンス(ノートイベント)のみの状態にして送信した場合のみこの効果が得られる。
たまたま複数のMIDIシーケンスをcopy&pasteで連結した際にヘッダ部分は取り除いていたのが幸いした模様。
実は同じ効果は、それ前に実験的にPianoteqで録音したMIDIデータファイルを、P-115Bのユーザデータ(本来録音メモリ)として転送して、本体で再生した時にも経験していた。

(2) iPad Garageband を MIDI sequencer として使うと意図しないタイムストレッチがかかる
やらかしてました(;´Д`)、さっき良くみたらGaragebandのテンポ設定がMIDIデータのテンポより遅い設定になっていたのが原因でした。midiデータは120BPMなのにGaragebandは110BMPなのでちょうと1割遅いので演奏時間も1割増しになっていたのでした。
元々Garagebandは音源のテンポを自在に変えて、クラッシック音楽のように初演と同時に楽譜を出版する習慣が無い大衆音楽の演奏をコピーする練習に便利なようになっているのでした。
MP3ファイルは120BPMに設定を戻して再録音したものに差し替えてあります。
それとPresetは以前のConcertではなく、地味なClassicに変えてあります、リバーブ控えめ。

P-115BのMIDI音源としての音が意外に良かったので、94-99番を同じ方法で再生し再録音したものを従来のものと並べて加えてあります。

その他判明したことは、Dominoでいちど連結したMIDIファイルの中の一曲部分を別のtakeのものに差し替えようとすると、何故か差し替えた部分だけテンポが1/2になってしまう謎現象が解決できず、結局retakeだけ再生しなおして録音して、ファイルを差し替えました(No. 101ね)。


無償の博物館所蔵古楽器のモデルをダウンロードしてインストールしてみたので、プレイエルを試してみた。



プレイエルでショパンの曲を演奏したCDが最近いろいろあるのでたまに聞いているけど、それと違和感ない感じ、ほんとプレイエルのボイスだわ(´∀` )

プレイエルの筐体に合せてGUIの背景もローズウッドに変わるのは気が利いているよね。

PianoTeqはリアルタイム演奏している間でも常に内部でMIDIシーケンスをキャプチャしているので、今の演奏よかった( ´∀`)と思っても録音してなかった(;´Д`)残念とかいうことがなくて済みます。

PianoTeqはデフォルトでMIDIシーケンス入力を同期録音してファイルに保存してあるので、良かったと思うtakeが保存されている.midファイルをPianoTeqのアーカイブフォルダーからコピーして用いればいいだけ。







保存してある演奏MIDIシーケンスをフリーのツールを見つけて編集してみたら新たな発見があったので、後日また書くことにします。

んじゃまた。
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題名 投稿者 日時
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