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webadm | 投稿日時: 2006-5-21 23:25 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3084 |
純正ByteBlaster IIとの互換性問題 ふと思って以前自作ケーブルで試してだめだったJam STAPL Playerを純正ByteBlaster IIでやってみたら正常に動作した。
自作ケーブルだとどうしても出力イネーブル信号がJTAG操作中にイネーブルにならない。Jam STAPL PlayerでIDCODE読み出し実行中のパラレルポート出力信号状態を見てみると出力イネーブル信号のPin14がJTAG操作中OFFにトグルしている。これはByteBlasterMVの場合の仕様である。 ということは純正ByteBlaster IIはこの信号以外でも出力イネーブルにする条件があることを意味する。 実際に中身を調べたわけではないが、ByteBlaster IIをつなげてMITOUJTAGトラ技評価版でパラレルポートのPin14やPin5などの状態をHやLのすべての組み合わせを試してみたところJTAGのTMS,TDIは常にLが出力されていることが判明した。本来なら出力イネーブルでなければHi-Zになるはずで、その場合ボード上のpull upによってHとなるはず。 試しにPC側側コネクタを抜いてみると今度はpull upされている信号はHに変わった。むむこれはどういうことだろうか? MITOUJTAGトラ技評価版でプリンタポートのPin14やPin5それにLに出来る信号ピンはすべてLにしてみたが出力はイネーブルのままだった。どうもByteBlaster IIのユーザーガイドに書いてあるブロック図とはこのあたりが違っているようである。 どうもByteBlaster IIはPC側コネクタがはずれたことをうまく検出して出力をディスエーブルにしているようだ。 今度はQuartus IIを使ってJTAGコンフィグレーションした後JTAG信号を見るとHi-zになっている。むむ。 もう一度MITOUJTAGトラ技評価版を立ち上げるとデフォルトでPin5,6,7,9がHに出力されるため赤く表示される。この状態で順番に赤いピンをLに変更していくとすべてLにし終わったところJTAGの出力がHi-zになることを発見。更に一つだけHにする組み合わせを試したところどうやらPin6,7,9,14のいずれかがHだと出力がイネーブルになる仕様だということが判明した。これはこまった。 わかったことはMAX+PLUS II,Quartus IIそれにJam STAPL Playerはそれぞれ共通してJTAG操作が終了するとJTAG信号出力をディスエーブルにするためにプリンターボートのPin5,6,7,9をすべてLにするということ。それとJam STAPL PlayerはJTAG操作中14をL出力し操作終了するとPin14をHにするという点(これはByteBlasterMVの仕様だと思われる)。MAX+PLUS IIとJam STAPL PlayerはどちらもPin5はJTAG操作中も操作後もL固定である。Quartus IIだけはJTAG操作中Pin5がHになり終わるとLに戻る。ばらばらである。 拙作のインチキケーブルもそれに準拠しないと今のところJam STAPL Playerでは動作しないことになる。実現するにはスイッチングダイオードが4つも要る、頭が痛い。 |
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