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webadm
投稿日時: 2007-6-21 19:14
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3084
中古アナログ回路計を買ってしまった
アナログテスターは中学生の時に初めて買った三和電気製の黒光りするSPなんたらというのが会社の先輩に貸した時に壊されてしまって代わりにSOARのデジタル式バーグラフ表示テスターというへんてこなのに化けて返された話は以前したと思う。

その後FLUKEのデジタルマルチメーター(数値とバーグラフの両方が表示される)を購入して今に至る。

FLUKEのテスターに不満なわけではないが、昨年中古のデッキトップ型のHPのデジタルマルチメーター(3468A)を入手してみたものの定電圧や抵抗値を測る際もオートレンジ動作の影響とはいえ表示値が安定するまでえらく時間がかかるのが耐えられなかった。マニュアルレンジ設定にすれば良いのだがデジタルマルチメーターのマニュアルレンジ設定はアナログマルチメーターのそれと違って直感的でなくわかり難い。

アナログテスターの時はこんな思いをしなくてよかったのに。

といってもアナログテスターもフレミングの法則で針を振らすのでメーターの作りによってはオーバーシュートやハンチングを起こすこともある。ちゃんとしたメーターを使わないと静定するまで時間が不確定とかいうことになってデジタルテスターと同じである。

アナログテスターを買うなら定評のある横河電機製のものと決めていたがその辺で売っているわけではない。

ある日ヤフオクで現行品で横河のWebにもカタログが載っているアナログ回路計(YEW 3201)が売りに出ていた。信じられないことに誰も終了間際になっても入札する気配が見えない。落札できてしまった。

そして品物が届けられた。黒皮とアルミのキャリーイングケースを開けると中に黒光りする回路計が鎮座しているのが見えた。



さっそくテスター棒を差し込んで動作チェックを開始。最初にカレントソースからの微弱電流を測定してみた。おかしい針がまったく振れない。まさかと思って今度は手持ちのアルカリ電池の電圧を測ってみた、やはりまったく針が振れない。もしや故障品?

そんなはずは無いと回路計の裏蓋を外して中を覗いてみた。特に焼損していたりヒューズが切れているわけでもない。綺麗そのものだ。蓋を元に戻して。よく見ると、極性を切り替えるつまみが中間を指したままであるのに気づいた。まわしてみるとマイナスとプラスの間に中間点があることを発見。これはもしかしてOFFだろうか?

そう気づいて+側にまわしてもう一度測定すると今度は正常に針が振れた。なんだそうだったのか。テスター棒をつなぎ変えしなくてもそのまま逆極性の測定もできるようになっている。切り替える途中に接続が短絡しないようにOFFになるようになっている、当たり前といえばそうだが。

電圧、電流、抵抗測定とも問題なし。針の振れもオーバーシュートやハンチングは一切無く、一定の時間で静定する。アナログテスターの心臓部はなんといってもメーターである。残りは分圧抵抗、分流抵抗ネットワークでしかない。メーターに高性能のものを使っているので内部抵抗も高くできる。DCで100kΩ/Vという優れものである。巷で売っている安物は数kΩ/Vなんてのもあるぐらいだから、いかに高性能かがわかる。実際にFLUKEのテスターで3vレンジの内部抵抗を測定してみると300kΩだった。申し分ない。

新品でも定価は3万円台なので決して高額な測定器ではない。一台は持っていたい。
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題名 投稿者 日時
 » 中古アナログ回路計を買ってしまった webadm 2007-6-21 19:14
     古いテスターリードケーブル webadm 2008-2-26 21:29

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