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webadm | 投稿日時: 2007-2-26 3:39 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3084 |
インパルス信号のスペクトル 一度見てみたかったもの。
手持ちのHP8116Aファンクション/パルスジェネレータはパルスジェネレータ機能を備えているため正弦波、三角波、矩形波以外に任意のデューティ比のパルス信号を出力することが出来る。 一般に短い幅のパルス信号は非常に広帯域なスペクトルを伴うことが知られている。それを一度見てみたかった。 10ns幅のパルスを400kHzの周期で発生させると以下のような広範囲なスペクトルが得られる。中心が約150MHzでその左の谷が約100MHzで0-200MHzの広範囲なスペクトル幅を持っている。 こうしたインパルス信号は想像以上に広範囲のスペクトルを持つため遅い周期でもノイズ源としては侮れないということがわかる。 一方で一時注目されたUWBではこうしたインパルス信号の性質を利用し低出力で広帯域スペクトルを利用して高速通信を行うということだった。やはり搬送波を使わない純粋なインパルス信号で期待されたような高速データ通信を行うのは今でも難しいらしく、結局複数チャネルの搬送波をそれぞれ直交変調して広いスペクトルを確保するOFDMとかその他搬送波を使ったスペクトラム拡散技術での実用化だけが生き残っているようだ。 |
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