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webadm | 投稿日時: 2007-9-6 21:26 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3084 |
Re: おジャンクなHP8656B フロントパネルは上下に2つづつある平ネジ(樹脂プレートを剥がさないと見えない)を外すと簡単に取り出すことができた。
こちらは抜け殻のアルミ合金ダイキャストの筐体。 高級乗用車を思わせる重厚なダイキャスト筐体はさすがだ。 ディスプレイアセンブリ基板は表面化粧板に溶着されたスタッドに固定しているネジを取り除くことによって簡単に分解できた。 幸いにしてこれは無傷である。次ぎにフロント化粧板に一番近いキーボードアセンブリ基板を同様にスタッド固定ナットを外すことで簡単にとれた。といっても表面化粧板の損傷が激しくそれに溶着してあるはずのスタッドネジがほとんど溶着部分が破断して遊離している。なのでまた着いているスタッドだけ外してようやくめり込んでしまっている押しボタンを取り除くことができた。 基板そのものには損傷は見られない。面のキートップ側を見ると、 痛々しい状況が目の当たりに。ここが一番被害の大きい部分である。大部分のキースイッチは損傷を免れているが、一部固定部分が破断して固定されていないものとかもある。電源スイッチがかなり接触不良でちょっと触れただけでもすぐOFF/ONを繰り返してしまう。 完全に破損したスイッチ部分は基板上の接点が金メッキしてある様子が見える。 損傷が激しくて使えなさそうなスイッチ部分は強制的に基板から取り除いて電源を入れてみた。 すると表示が正常な状態になった。おそらくスイッチが損傷した状態で接点がONになりっぱなしのものがあったので自己診断が完了しなかったのだろう。 一応周波数設定やレベル設定は可能で、レベル表示単位の切り替えも正常に機能しているように見える。レベルを変更すると本体からリレーの接点がON/OFFする音が聞こえるので動作はしているらしい。 変調関係のキー操作も機能している。一旦変調をONにするとOFFにするにはキーを押すシーケンスが必要ならしい。AMとFMの同時変調や外部と内部の組み合わせが自在に可能。 RF OUTPUTにカウンターを接続してみるとちゃんと990MHz〜10kHzまで出力が出ることが確認できた。まだ使えるじゃないか。キーがダメなだけのようだ。周波数安定度も十分高い。あとは信号純度がどうかは後日スペアナアダプタで確認してみよう。 |
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