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webadm | 投稿日時: 2007-5-21 2:36 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3082 |
Re: GOULD 465デジタルオシロの修理 む、オペアンプはキャリブレーション信号発生とは無関係だったことが判明。
オペアンプの入出力信号ピンを観測しても波形らしきものは出ないことからどうやら電源制御用らしい。 隣にあるチップトランジスタの信号を観測したら綺麗な方形波が出てきた。どうやらキャリブレーション信号発生はトランジスタ回路らしい。いわゆるマルチバイブレーターだろうか。 一番コネクタに近い方のはトランジスタではなくやはりショットキーバリアダイオードあろうか。これが短絡しているように見える。その側のトランジスタはちゃんと方形波信号がベースとエミッターには出ているがコレクターがキャリブレーション信号出力と同じように振幅が極端に低い。 オペアンプは振幅を1Vに調整するための電源電圧制御をしているように見える。オペアンプの側には2つのトランジスタがダーリントン接続されているのでそれで発振出力の電源電圧を定電圧化しているように見える。 コネクタに近いダイオードのピンの周囲の部品との導通をあたってみるとどうみても3端子だが2端子しか使っていない雰囲気。1本の足はどうもどこにも接続していない。基板は両面パターンのみで内層は電源とグランドだけで信号線はない。とするとこのダイオードはゼナーダイオードだろうか。 とりあえずゼナーダイオードだとするとどちらの端子から導通を測っても25Ωと変化が無いのでこれがショートしている疑いが高い。 2本のハンダ鏝を使ってダイオードを基板から取り外して再び電源を入れてキャリブレーション出力を見てみた。するとちゃんと1V振幅の方形波がでるようになった。 なんだゼナーダイオードだったのか。取り外したダイオードの導通を確認すると過大電圧を印可した際にサージ電流が流れて溶融してしまったようでどちらから測っても25Ωしかない。これが出力をショートしていて振幅がほとんど無くなっていたわけである。 さてこれに変わるゼナーダイオードを取り付けておかないと今度はトランジスタとかを壊すおそれがある。 といってもチップダイオードはマーキングで印刷してある型式名からメーカーや本来の製品名を見いだすのは容易ではない。たぶん1Vp-p出力用なのでかなり低電圧のゼナーダイオードが使われていると思われる。適当な同じパッケージングのものを見つけてきて取り付けるだけでも良いかもしれない。 |
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