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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2007-7-21 8:30
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
1826-0753の正体が判明
気絶しそうになりながら古いサービスマニュアルのReplaceable Parts Listを片っ端から眼球grepしていったところ同時代のロジアナHP1630に同じ部品が使用されていることを発見。

1826-0753 IC OP AMP LOW-BIAS-H-IMPD QUAD 14-DIP-C MC34004BL

これで垂直偏向回路が追える。
webadm
投稿日時: 2007-7-21 20:23
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
盲腸のようなJFET
一次側のパワーMOSFETのゲートにぶら下がっている謎のPチャネルJFETだがやはり何もしていないように見える。

そもそもドレインに電源が供給されていないのである。基板上には部品の実装されていないパターンがつながっており、おそらくこれが電源とつながっていたのだろう。

デッドタイム生成用だろうか。要らないので無能力化されたのかもしれない。

それであんなヒゲみたいなPWM信号が出てくるのだろうか?
webadm
投稿日時: 2007-7-22 1:47
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
垂直偏向回路の1820-3373
垂直偏向出力トランジスタをドライブしているOP AMPは判明したが、もうひとつICがつながっていて1820-3373というのが謎だった。

検索したら珍しく見つかった。

1820-3373. IC MV CMOS/HC MONOSTBL CLEAR DUAL

メーカー型式は書いてないがCMOS HCxxxのdual 単安定マルチバイブレーターらしい。実のところなんだろう。

同じICが使われているAgilentのE1420BというVXIモジュールタイプのユニバーサルカウンタの回路図を見ると信号ピンアサインがわかる。

それからいろんなCMOSの単安定マルチバイブレーターICのデータシートのピンアサインを見比べると一致するのは74HC123/423だった。

二つある方のひとつしか使われていないが+5V電源を供給して入力と出力を確認すると約0.25ms周期のパルスが観測された。4kHzということだろうか。とりあえずこのICは壊れていない模様。

webadm
投稿日時: 2007-7-22 5:32
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
Re: 垂直偏向回路の1820-3373
回路を追ってみたら使われていないと思った片方のマルチバイブレータも実は使われていて垂直同期信号を生成するようになっているらしい。

しかしマルチバイブレーターの入力にパルスが入って来ていないので当然ながら出力も出ていない。

ビデオ回路のデジタル部分はそれなりに動作してキャラクタジェネレーターも動作しているように見える。

動いている片方は水平同期信号だろうか。4kHzというのは少し低い気がしないでもないが。
webadm
投稿日時: 2007-7-22 8:22
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
垂直偏向回路が止まっているわけ
垂直偏向回路を一通り追ってみたところ、やはり偏向出力が出ないのは垂直同期パルス信号入力が無いためと判明。



ちょっとOP AMPの向きとかが綺麗にそろっていないが、基本的には単安定マルチバイブレーターでからの垂直同期パルス信号を積分してノコギリ波を生成し、それを整形した上で垂直偏向出力トランジスタをドライブするというもの。

そもそもマルチバイブレーターの入力がまったく変化しないので垂直偏向出力もまったく変化しない。

マルチバイブレーターへの入力信号の生成もとを突き止めて調べてみる必要がある。

その前に水平偏向回路の方が動かない原因を調べておこう。これもマルチバイブレーターから出力されているパルスを積分してノコギリ波を生成しているはず。こちらのパルスは正常に出力されているのでその先のアナログ回路がどこかおかしいに違いない。
webadm
投稿日時: 2007-7-22 20:43
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
Re: HPパーツ番号マーキングの弊害
HPパーツ番号で試しに検索してみるとパーツリストの他に中古半導体業者のページが出てくる。

おそらくHPが交換修理用に保有していたパーツを処分したものが流れているのだろう。マーキングからHPパーツ番号しかわからない謎の部品がいっぱい市場にあるということである。

昔HPはReplaceable Parts Listというのをマニュアルに載せて、ユーザーが自分で故障した部品を注文できるようなシステムを提供していた。そのため常時掲載済みの多品種に渡るパーツを在庫していたと思われる。それもメーカーにHPパーツ番号をマーキングさせるように特注した部品を。

いつしかHPはその方式を廃止してReplaceable Parts Listもマニュアルからは無くなった。と同時に大量の謎のパーツ番号がマーキングされた部品が市場に放出されたと思われる。

有る意味では故障した部品が特定できればそういったところから部品を入手できる可能性は残されているということになる。しかし売れないだろうね。なにせその部品はもともとどんな仕様のものなのか知らないと故障しているかどうかも判別がつかないし。

電子部品の品種が急拡大してパーツ番号も割り振りできないぐらいに増えてしまったことも在庫管理の限界をもたらしたのかもしれない。在庫を無くすことは経営的に良いことだということでばっさり切られてしまったのは想像に難くない。

HPパーツ番号の一覧表みたいなものも放出して欲しかった。
webadm
投稿日時: 2007-7-22 21:36
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
HP/Agilent Part webサイト
HP/Agilent Parts Numberの一覧が無いかと思って探したらAgilentそのものが検索Webページを提供していた。盲点ですた。

Find-A-Part: Agilent's Test & Measurement Parts Catalog

でさんざん眼精疲労を重ねて見つけたOP AMPもさっくり出てきた。しかも代替品のパーツ番号まで。

しかし謎のPWMコントローラー1826-1066を含む一部のアナログ部品は載ってなかった。がっくし。

しかもそのまま注文できるシステムは継続していた。古いHPの測定器の修理は今も可能である(既にリストに載っていない部品は取り寄せは無理だが)

それでも種類の多いデジタルICとかはこれを使えばかなり効率良く部品を特定できるので便利だ。
webadm
投稿日時: 2007-7-24 10:04
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
水平偏向回路
どうも水平偏向同期信号はデジタル回路ブロックから来ているらしい。

ドライブ用のFETで水平同期パルスを受けてそれで水平偏向出力トランジスタをどうにかしているらしい。

水平偏向出力は一般的な自己励起型の発振回路であると思われる。いくつかあるタップからCRTの各電極の電圧を整流して生成している。

もともと水平同期パルスが来ないと発振しないのかどうかは謎。

回路を追っかけて仕組みを調べてみよう。
webadm
投稿日時: 2007-7-24 10:47
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
Re: 水平偏向回路
水平同期信号はデジタル回路ブロック内の1820-2923というICから供給されるように結線されている。

1820-2923は例のAgilentのParts finderで見るとCMOS/HCタイプの3入力のNANDゲートらしい。ということは74HC10ということになる。

その3Yから水平偏向回路のドライブ用FETのゲートにパターンが接続されている。

3A,3B,3Cの三入力はそれぞれ4KHz周期のパルス、H、Lという状態。3Cが常にLなので出力3YはH固定になって当たり前である。何かEnable信号だろうか。

垂直同期信号は別のバイナリカウンタで分周されたものがモノマルチに入力されて出てくるが、バイナリカウンタはすべて入出力共にL固定で何も信号が変化していない。これもやはりDisableになっているのだろうか?

そうするとCRT制御回りのハードウェア初期設定が行われていない可能性が大である。

やはり電源投入後にピーと鳴りっぱなしというのが変なのかもしれない。MPUはちゃんと動いているのだろうか、バス信号を見ると動いているように見えるのだが。
webadm
投稿日時: 2007-7-24 12:19
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
PWMコントローラーのゲート制御出力の問題
やはりPWMコントローラーのゲート制御出力が異常だと結論づけるしかないようだ。

オシロで観測するとわずかだがパルスがヒゲのように出ては引っ込むということを不安定に繰り返している。

長期間放置して電源を入れるとまた大きくパルスが出て次第に浅くなっていくのでなにか内部で電荷が蓄積するような効果が起きているように見える。

パルスの幅自体は変化せず周期も変わらない。

ところが偶然TP103に指で触れたところ波形がフルスイングするようになった。TP103は417のセラコンがグランドとの間につながっているPWMコントローラーの8番ピンの信号を観測するために設けられている。威勢良くといっても二次側の出力が正常に出るぐらいまでには至らない。TP103にオシロをつなぐと出力はぱったり出なくなってしまう。コンデンサの劣化だろうか?長い年月を過ぎればセラコンも容量が変化する。

他のコンデンサは温度補償タイプのもの。取り外して容量を確認してみよう。
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