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webadm | 投稿日時: 2007-6-12 21:17 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3086 |
74Sの入力 実際にオシロで観測した事実から推測するとカウンター回路に使われている74S196は入力がTTLのレベルを満たしていなくても動作するように見える。
振幅が500mVもないのにカウントしている。1.2V近辺をふらつくだけでトグルするようだ。 実際にファンクションジェネレータで微妙な振幅の方形波を生成して74S196に入力してみるとはっきりした。 74S196のデータシートに載っている等価回路を見ると入力は内部のNPNトランジスタのエミッターが接続されており常に+電位のバイアスがかかっている。そのためファンクションジェネレータの波形も+側に少しバイアスがかかるため設定通りのレベルから少し上にずれてしまう。 オシロで電位を観測するしかないが、振幅を安定してカウントされる限界ギリギリまで小さくしていって、不安定になったらオフセットを変更して安定になるところを見つける、そしてまた振幅を少し小さくしてというのを繰り返すと ・振幅が366mVp-p(1.40-1.03V) というのが限界のようだ。 つまり1.2Vを跨いで変化するだけでカウントされるということになる。これ以上振幅を狭めると振幅100mV(1.27-1.17V)で波形のリンギングまでカウントされてしまうことから1.2Vが結局実質の閾値だということが判明。つまり入力信号がTTLを満たしていなくてもカウントする。 シュミットトリガーバッファとかで無い限り厳密なTTLのレベルを満たしていなくてもロジックは動作してしまう。一見して安定して動いているように見えて実はギリギリも良いところでちょっとした温度変化で動かなくなってしまうことになる。 |
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