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webadm | 投稿日時: 2007-11-30 12:26 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3090 |
問題1:交流回路における電流と電圧の極性の意味 最初いきなり記述形式の問題である。
電気回路の参考書には沢山の回路図が現れるが、直流回路の時に電圧と電源の極性を示す→が記されていて、それが暗黙に電源のプラス極からマイナス極へ向けられていた。直流の場合はプラス極からマイナス極にしか電流が流れないのでそれは説明しなくても当たり前だった。 ところが正弦波交流回路になると電圧も正と負を交互に繰り返すし、電流も同様に電圧の極性が逆転すれば流れる電流の方向も逆転する。なので回路図に電圧と電流の方向を示す→を記すことに何の意味があるのかという問いである。 実際正弦波交流回路でもキルヒホッフの法則とかを当てはめて方程式をたてる際には、回路網の枝や閉回路を流れる電流の向きをどちらかに仮定する必要がある。同様にそれらの電流によって発生する電圧降下の極性と電源の極性もどちらかに仮定する必要がある。 回路に複数の正弦波交流電源がつながれた場合にも、それぞれの電源の極性と電源からの電流の向きもどちらかに仮定する必要がある。 そうして仮定した極性は正弦波の半周期では一致し残り半周期では逆転するが値がマイナスとして扱われるだけで式の上では極性はそのままで良いことになる。 通常は直流回路と同様に正弦波交流電源の電圧の極性とそこから流れる電流の極性を一致させることで問題無い。もし実際には負荷側から逆に電源方向に電流が流れる回路条件であっても、値がマイナスとなるだけで、予め仮定した方向とは逆方向に電流が流れることがわかる。 |
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