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webadm | 投稿日時: 2008-5-19 5:51 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3093 |
TR8651の入力端子 入手してから気になっていた入力端子の状態。
根本の端子もそれにつながっているBNC変換コネクタのどちらも同じぐらい熟成して良い色を出している。 BNC変換コネクタはどうみても一般のN-BNC変換の外側を取り除いたような格好である。市販されているN-BNC変換コネクタと並べてみると一目瞭然。 どうやって外側だけを外したかしらないけど、苦肉の策だったにちがいない。というのもTR8651の入力端子が良くみるとN型コネクタではなく特殊な二重シールド構造をしているためである。 はじめはN-BNC変換コネクタをつないだままそこにBNCワニ口クリップケーブルをつなげて使っていたのだがシールドが宙に浮いたままよりもGNDに落としたほうが良いだろうと根本の端子の外側につないでみると針が振り切れてオーバーロードしてしまう。これはGNDではないのか? そのままシールドを宙ぶらりんにしていてもノイズが乗るとかはなさそう。 見ての通り、N側コネクタではシールドになっている中間の輪が実は中心や外側とも独立していて、電圧を測定してみると微弱なバイアス電圧がかかっている。 つまりこれは、微弱電流測定時の誘導ノイズや暗電流をキャンセルするためのフィードバックバイアスがかかっているということなのだろう。 確かに現行のエレクトロメーターの入力端子を見ると、どれもTRIAXケーブルという特殊な二重シールド構造のものを使用している。ケーブルのしっぽには3つのワニ口クリップがついている。 なるほどこんなところに肝心要なノウハウがあったのね。 40年前にはTRIAXなんて規格は定まっていなかったからこういう特注設計のコネクタやケーブルを使用せざるを得なくて、早々無くしてしまうともう作ってないとかで苦肉の先でN-BNCコネクタの中身だけをつないで使っていたというのが隠された真相かもしれない。 たぶんTRIAXコネクタが入手できれば、それに交換すればいいのかもしれないが、一般には入手困難なので当面はこのままにしよう。 |
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題名 | 投稿者 | 日時 |
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