電気回路理論を独学でマスターしようと思い立って最初のエントリーを書いたのが2007年１月なので既に２年近くが経過しようとしている。



本屋で新品で購入した共立出版社の詳解「電気回路演習」の上下巻のうち現在もまだ終わっていない上巻が２年近い月日の間にすっかり手あかに汚れて程度の悪い古本になってしまった。著者の方が見たらさぞかしお喜びであろう。下巻はまだこれから。




初版から５６刷もしているのに一度も改訂されていない。

内容的にはこれほど演習問題を多く収録した本は無いので大変ありがたいのだが、初版からある誤記や著者解答内容にみられる誤りを誰も指摘していないのか、改訂する意志がないのか、はたまた前書きで誤りがあることを予め断ってあるからよしとしているのか。

まあ独学するには天下り的に誰かの講義やノートを鵜呑みにするのではなく、自分で考え自分で答えをだせというのはわかる。しかし直しても良いだろうと思う。

上巻を全部突破したら、それまで見つかった誤りを出版社にフィードバックすることにしよう。もしかしたら改訂されるかもしれない。

まあ頑張らずに何年かかってもいいから最後までやり遂げよう。

電磁気学も独学しようと既に本は買いそろえてあるのだがいつのことになるやら。

ちなみに、今回の独学ではメインに読み進める本はこの本だが、それ以外にセカンドオピニオン、サードオピニオンを得るために、以下の参考書も新しいものを購入した。しかしお金が無くなってきたので、それ以外に古い絶版になってしまったものもオークションで中古で購入したりしている。

「電気回路」大坪昭　著　電気書院
「高等電気数学」田中久四郎　著　電気書院
「電気回路の基礎」足立修一・森大毅　著　東京電機大学出版局
「大学課程　電気回路（Ｉ）（第３版）」大野克郎・西哲生　著　オーム社
「線形回路理論」高木茂孝　著　昭晃堂
「理工系数学再入門」重見健一　著　オーム社

本当は米国の古い参考書とかが手に入ればいいのだが、さすがに日本国内でそうした本を個人で所有していて中古本として手放す人は皆無かもしれない。eBayとかで探せばあるのかもしれないけど、送料を考えると考えてしまう。海外の出版社で現在も出版している良い本があれば購入しても良いかもしれない。国内だと八重洲ブックセンターか新宿の紀伊國屋ぐらいしか海外の専門書は扱っていない。実際に眺めるというのもできない。Amazonとかなら出来るのかもしれない。みんなAmazonがあるので他を利用しなくなったのかも。