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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2012-9-15 6:15
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3088
まだまだ:RL直列回路
あと残すところ2問、もうすぐだ。次もRL直列回路だが入力が階段関数になっている。

RL直列回路に図のようなパルス波電圧を加えたとき流れる電流を求めよ。



というもの。

これは19世紀に登場した電信網で電信信号を入力する際の受信端の電流挙動を解析したHeavisideにちなんだ問題である。Heavisideは集中定数回路ではなく今でいう分布定数回路で最初から考えたわけだから偉い。今の人はまず集中定数回路を教わってから最後に分布定数回路を教わるが、歴史的な発生順序はそれとまったく逆である。だからといって歴史的順序で学ぶのが良いと言いたいわけではないが、昔の人の苦労は想像を絶するものがあるということである。

入力波形は単位ステップ関数(Heaviside関数)で表すことができる

時間領域でまず考えると



ということになる。

これを推移定理と変換対をうまく使ってLaplace変換すると



あとはこれをLaplace逆変換するだけ





ということになる。

i(t)は区間[0,∞]で連続で解析接続される。著者の解ではt=Tそれにt=2Tで区間がオーバーラップしていないが、実際にはオーバーラップするのである。

著者は異なる時間シフトした3つのステップ電圧電源(E*U(t),E*U(t-T),-2*E*U(t-2T))毎それぞれの電流i1(t),i2(t),i3(t)の重ね合わせで解を得ている。
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