先日部屋の加湿器が壊れた

大分昔に職場に設置するために会社の近くの量販店で購入して退職時に家に持ち帰って長年冬場活躍していた加湿器が激しく水漏れを起こすようになってしまった。

カルキが溜まるのは仕方ないとして蒸発皿を見ると樹脂製の筐体と皿の接合部を塗り固めてあるパテが長年の温度サイクルで粉々に砕けて隙間がしっかり見えるようになってしまっていた。

皿に一杯水が満たされると上の方から隙間を通って外へ漏れだしていたわけである。

どうも昨年あたり使用中に加湿器の周囲が濡れるのでタオルとかを敷いていたのだが、その頃既に劣化していたらしい。

なにせ水が供給されるボコンぽこんという音が鳴りやまないのでおかしいなと思ったら、フローリングの床が水浸しで何が起きているのかやっと把握した。

加湿器内部も水浸しで漏電していたようで床の水が一部電気分解様の色を帯びていた。危ないな。

即座に使用は中止して、床の掃除を大急ぎで開始。下に階に水漏れしてしまうとこちらだけの問題ではなくなってしまう。

幸い以前からタオルを敷いていたので、タオルが水を吸ってくれて大量の水が床に広がらずに済んでいた。

水回りの故障なので修理するには耐水性かつ耐熱性のパテを塗布し直す必要がある。また漏れたりしたら苦労も水の泡なので、新しいのを調達することにした。

近所に家電を扱っているデパートがあったと思って行ってみたら、驚愕の事実が発覚。

何年も行っていない間にデパートがあった場所は高層マンションと東急ストアに変わり果てていた。当然ながら電気製品は扱っていない。仕方ないのでずっと切れたままだった家の蛍光燈とかを購入してインターネットで加湿器を探すことに。

いろいろあるようだ。基本的にPCとか沢山使っているので超音波式のものはだめだ。カルキの飛沫が降り積もって真っ白になってしまう。これは昔別の職場で安い超音波式の加湿器を沢山設置して大変なことになったのを憶えている。当時出始めだったので、今のように除菌フィルターがあるタイプではなく細菌も飛散するというのが社会的な問題となって撤去した憶えもある。現在のは超音波を使わない沸騰式のものと除菌機能付きの超音波式か沸騰と超音波を併用するハイブリッド方式の三種類があるらしい。

結局、無難な沸騰式のものを選択。アマゾンで翌日発送を依頼。

月曜日に発送通知が来て火曜日に届いた。

今度のはマイコン内蔵で現在湿度を表示したり、自動的に湿度をコントロールする運転も可能。

しかし運転してみると、どうも以前使っていたのよりスチームの放出量が少ないのかなかなか湿度が上昇しない。それに湿度の測定ポイントが自分の居る方向とは違うのでかなり低い数値を出す。

まあ湿度は別途設置してある音湿計でモニターしているので問題ない。これで今年の冬も喉を痛めずに過ごせそう。

P.S

後で気づいたのだが、新しい加湿器を設置する作業中にうっかりルーターのACアダプタを蹴飛ばしてしまったらしく、電源が落ちていた。ちょうど昼間の時間帯だったのでアクセスしていた人には申し訳ない。