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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2008-12-6 6:03
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3093
古書 Network AnalysisとWave Guide handbook
個人が蔵書していたらしい電気回路理論に関する米国の古書を落札。

どちらも私が生まれる前に出版されたものだ。

Network Analysisは日本語では回路網解析となるのだろうか。今ではありふれているが北米の本となるとあまり見かけない。



日本で電気回路で教える内容と回路網で教える内容が一緒になったような感じ。しかしながら内容構成は日本で出版されているどちらの本とも異なる。

最初に回路方程式があるのは一緒だが、それ以降の構成がユニークだ。特に過渡現象解析では最初に一次の微分方程式という章が出てくる。実際には日本で出版されている参考書にある過渡現象の章と同じなのだが数学的な題名になっているのが印象深い。日本だと過渡現象より先に教わる一端子対回路や二端子対回路が過渡現象よりも後回しになっている。


またラプラス変換の章では、当初独自に演算子法を考案したHeavisideの方法から後にラプラス変換に置き換わった歴史的経緯が書かれている今では珍しい本である



それに日本では計測と制御理論で扱う時間領域と周波数領域、伝達関数と帰還システムの安定問題等が登場する。他方、分布定数回路とその過渡現象解析については一切出て来ない、これを教えるのは実は日本だけなのかもしれない。確かにWikipediaとか見ても分布定数回路に関する項はほとんど何も書かれていない。

恥ずかしながらこれを入札したのはベクトルネットワークアナライザーに関する専門書だと勘違いしたことにあった。まあ当たらずとも遠からずなのだが。

一方Waveguide handbookは検索すると20世紀中に出版され21世紀になった今もIEEE Electromagnetic Wavesシリーズとなって出版され続けているロングセラーな書であることがわかる。



内容的には導波管に関する理論及び実務の設計や解析で有用なデータやグラフ線図が豊富に収録されている。この内容を理解するには別途電磁気学や分布定数回路、それに線形代数はマスターしておく必要がありそうである。



さて早いとこ電気回路理論をマスターして電磁気学をマスターしたいものだ。たぶんに初っぱなクローンの法則からして吐血しそうだけど。

私にとっては日本のよりもこちらの方がすんなり学べそうな構成に思える。日本の本はどうも歴史的順番は度外視して関連している順に体系的に整理しているように見える。
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題名 投稿者 日時
 » 古書 Network AnalysisとWave Guide handbook webadm 2008-12-6 6:03

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