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webadm
投稿日時: 2007-5-12 16:14
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
ゼナーダイオードは何の役割をしているのだろうか?
4つのショットキーダイオードは正常に順方向に関してスイッチング動作をしておりFETを保護しているように見える。

問題は発振が通常レベルに達した瞬間に停止してしまうこと。

ショットキーダイオードには逆方向の大きな起電力が発生していることがオシロの波形からも伺い知れる。これが誤動作に関係しているという可能性もある。

あと部品面には2つのゼナーダイオードが実装されているがなんのためにあるのかは謎。2個は2つの発振トランスに対応しているのだろうと思われる。あとで結線を追ってみよう。

曲がりなりにも発振は短い時間で停止するもののそこまでは正常。なのでFETは問題ないだろう。

励起回路はハンダ面にすべて部品が実装されているので稼働中は信号を見ることがまったくできない。基板そのものが紙エポキシで片面基板という超低コスト設計なので無理もないが。

ゼナーダイオードを取り外してみてチェックしてみよう。実装された状態では導通しているとしか見えない。


webadm
投稿日時: 2007-5-12 6:43
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
ダイオードの問題ではなかった
改めてダイオードの導通をチェックしてみたところ極性があり問題なし。

もう一度波形を長いスパンで観測してみると単に発振が停止していた後10秒間ほど波形がLowかHighに固定になり変化しない状態があるだけだった。



やはり問題は発振が停止するというかFETのドライブが停止するのが問題だった。となると励起用のICがおかしいのか。だとするともうお手上げくさい。

webadm
投稿日時: 2007-5-12 5:45
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
ショットキーダイオードが1個怪しい
もう一度コンデンサを交換してみたが症状は変わらない。

インバーターの二次側の波形を観測すると電源投入と同時に発振が開始しほぼ定在波が安定し出したとたんに発振が停止してしまっている。



短時間だが一瞬バックライトが点灯して画面が見える間は以下のように綺麗な正弦波が定在波として現れている。



今度は一次側に4つあるショットキーダイオードの両端の電圧を電源OFF状態から電源投入し一瞬バックライトが点灯して消えるまでの間を観測した。



小刻みな部分が発振している状態で右端の平坦な部分は発振が停止している状態。

発振している状態の波形を拡大すると。



二次側が通常負荷なので二次側にプローブをつないだ時と発振周波数が微妙に違うが正常そうである。

ところが4つあるショットキーダイオードについて同じ要領でダイオードの両端の波形を観測したところ、4つのうち1個だけまったく電圧が出ないものが見つかった。これは短絡だろうか。通常は逆方向に電源電圧がそのまま出てくるのだがそれが無い。

とするとこのダイオードが故障している可能性が濃厚になってきた。
webadm
投稿日時: 2007-5-12 4:01
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
低インピーダンス仕様の電解コンデンサ
前回容量抜けしたインチキ電解コンデンサをオーディオ用の高級電解コンデンサに交換してみたもののESR値が高いらしくリップル電流でものすごい発熱をして大失敗だった。

今度はちゃんと電源用の低インピーダンス型のものを調達。

しかし色々種類があるので2種類を購入。

ひとつはNichiconのPWシリーズという電源用低インピーダンスタイプの25V 330uF(220uFが何故か置いてなかった、在庫切れかも)

もうひとつは千石で売っていた東信のUTWRZシリーズでやはり電源用低インピーダンス低ESR仕様の25V 220uF。

LCRメーターはESR値も測れるので計測してみるとかなり違いが出た。

下はNichiconのPW 25V 330uFのもの189mΩ(1kHz)と出ている。かなり普通のものよりも値が低い。これは使えそう。



一方東信のUTWRZ 25v 220uFのものはかなり大きい309mΩ。



データシートによるとPW 25V 330uFのこの形状のものは90mΩ(100kHz)らしい。当然リップル電流も多く流せる。もっと細長い形状のものはもっと優秀だが店頭にはこれしか置いてなかった。というより220uFのものは性能が330uFに比べると極端に下がるようなので需用が無いのかもしれない。

それに対してUTWRZ 25V 220uFの場合は、180mΩ(100kHz)とPWの2倍も大きい。その分リップル電流許容量も少ない。容量が220uFと小さいがこの製品は330uFでもリップル電流を除いてはそれほど変わらない。

ということでインバーター回路に使うにはやはりESR値が小さい程発熱も少なく寿命も長くなるのでPWシリーズを取り付けて見ることにする。
webadm
投稿日時: 2006-11-7 3:47
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
ショットキーダイオードも疑わしい
基板の部品面には4つのショットキーダイオードが載っている、インバータートランスが2つあるので、それぞれ同じインバーター回路が組まれているはずだ、正逆それぞれの巻き線に並列に入っていると思われる。

前回このダイオードの両端の電圧波形を観測した時に取り除かれるはずの逆起電圧パルスが観測されたものがあったのでそのダイオードが怪しそうだ。これによって一旦発振しだした後に回路が誤動作している可能性がある。

ダイオードは取り外してみないと導通チェックができない。トランスの巻き線の方が抵抗値が少ないだけに。デッキトップのマルチメーターなら有効桁数が多いので違いはわかるかもしれない。
webadm
投稿日時: 2006-11-6 10:38
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
FETとかもチェックする必要がありそうだ
液晶ディスプレイの修理情報を提供している液晶の杜を覗いてみると一瞬だけ点灯してすぐ消えるという症状はFETが飛んでいるケースがあるらしいことを知る。

確かに裏にFETが載っているあたりの基板表面が茶色に変色している、だいぶ高熱にさらされていたことを示している。本来はMOSFETなのだからON抵抗は低いはずでそんなに熱を持ってはいけないはずだが。壊れているものがあるのだろうか、もしくは十分ONしていないものがあるか。

型番をマーキングから探すのがやっかいだか調べてみないとなんとも言えない。こないだ秋月で買ったスイッチング用のMOSFETとかが使えるなら全部交換しても良いかもしれない。
webadm
投稿日時: 2006-11-4 20:24
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
インバーターの二次側
恐る恐るインバーターの二次側出力(バックライトが接続されているところ)に高圧プローブをあててレンジを最大(500v/div)にして一瞬だけバックライトが点灯している時の波形を観測してみた。

すると綺麗な62.5kHzの正弦波のような交流波形が目の前に現れた。±750v(1500vp-p)だった。結構高圧である。正常に連続して発振していた頃にドライバの先とかを近づけると空中放電が起きていた。

少し調べて、ふと裏側についているSOPの石はパワーFETではないだろうかと。一次側は電源電圧が12Vでそれをスイッチングする素子が表側には見あたらない。出力が綺麗な交流ということはトランスに正逆両方向でスイッチングしていることを意味する。ブリッジみたいなスイッチング回路にしないといけない。

そうすると型番の違う2種類のSOPチップはそれぞれN型とP型のパワーFETではないかという察しがつく。ただちゃんと二次側の出力は短い期間ではあるものの綺麗な出力が出ているのでFETの故障という感じではない。

するとやはりゲート制御回路のICが怪しいか、その周辺部品の故障が疑われる。
webadm
投稿日時: 2006-11-3 19:30
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
マイクロヒューズを交換してみた
もっと先にやりたいことは沢山あるが、始める条件がそろっている液晶モニターの修理をやることに。

とりあえず前回うっかりショートして切れてしまったインバーター回路のマイクロヒューズを4Aのもので交換。

念のため前回換装した電解コンデンサの片方を取り外して容量チェックをしてみると200uFあるのでまったく問題ない。

コンデンサを付け直して、電源を入れてみると以前と同様に電源を入れた直後はバックライトが一瞬点灯するがすぐ消えるという症状が再現する状態になった。

この症状は夏の間ずっと使っていてある日電源を入れた時にこの状態になってしまってから変わっていない。

もともと故障気味だったところが本当に故障したのかもしれない。

インバーター回路の一次側にあるダイオードとかの電圧をオシロで観測するとバックライトが点灯している間は62.5kHzの矩形波が現れる。おそらくこれが正常な発振周波数だろう。しかしすぐに片側に固定してしまう。発振が停止した状態である。スイッチングが止まってしまっていると思われる。

インバーター側の主要回路部品はほとんど基板裏側の配線面に面実装されている。発振を制御しているのは謎のLSIとその周辺のパッシブ部品(シルク印刷の部品名から推測)。

まったく発振しないならともかく発振してすぐ停止してしまうというのが謎。壊れるとするとダイオードが一番可能性が高い。基板裏側には集合型のショットキーダイオード風のICがいくつか載っている。そのどれかが壊れたとしたらこの症状は起こり得るのだろうか。しかしなんでこんなに使っているのだろう4つも似たようなもの(マーキングは2種類あるが、おそらくコモン側がアノードかカソードの違いだろう)。

インバーター回路とかを知った上でないと手が付けられない。
webadm
投稿日時: 2006-11-3 15:28
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
マイクロヒューズをヤフオクで購入
秋葉原に探しに行こうと思っていた飛ばしてしまった抵抗型ヒューズであるが、ヤフオクでマイクロヒューズというものが売りにでているのを発見。

調べると扱っているところは少ないらしい。ちょうどよかった。目的の4Aを含めそれ以下の容量のものもよりどりみどりセットで120本で900円だった。あまり使う機会が無いけど液晶のやつは取り替えないとどうにも修理解析が困難。

これでまたインバーター回路に電流が流せるようになれば発振が停止してしまう原因も探れるかもしれない。オシロの高圧プローブも手に入れたのであちこちの信号を観測することも可能だ。

しかしあまり優先順位は高くないのでぼちぼちと。
webadm
投稿日時: 2006-9-15 18:46
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3095
とどめを刺してしまったか
今朝電源を入れたらどうにもこうにも電源を入れた直後はバックライトが点灯するがすぐに消えてしまうようになった。

今度はしばらくしても長続きしてくれそうもない。

一瞬は点灯するのでインバーターの発振がすぐに停止してしまっているのだと思われる。

インバーターの一次側の回路をテスターで電圧を測っていたところうっかり部品面に張ってあるジャンパーワイヤーとテスターリードが接触してしまって火花が出た。

やばい、と思って電源を入れ直すと今度はまったくバックライトが点灯しなくなってしまった。

インバーター発信回路にとどめを刺してしまったようだ。

誤ってショートしてしまったのはゼナーダイオードと電源ラインぽいジャンパーワイヤー。

よく見ると一次側回路付近に抵抗型フューズが搭載されているのが見える。テスターで導通を見てみると導通していない。

どうやらフューズが飛んだらしい。

今度はフューズの両端にテスターを電流計にして導通させてみる。

やはりフューズが飛んでいただけで再び電源を入れると一瞬だけバックライトが点灯するのが確認できた。

電源を入れた状態でフューズの両端に電流計をつなぐと、最初の一回だけはバックライトが点灯してすぐ消える。点灯している間はかなりの電流が流れている。しかし一旦消えた後に電流計をはずして再度つなげても今度は電流はほとんど流れずバックライトも点灯しない。

やはり発信回路に問題があるようだ。蓄積効果があるのでしばらく放電しないと再び発信することがないようだ。発信がすぐに止まるのと関係がありそうだ。

発信回路のケミコンとダイオード以外の部品はすべて配線面に実装されているのでなにが構成が良くわからない。裏に実装されている部品もフラットパッケージなので小さくなんの部品かよく調べないと判別がつかない。

どっか劣化した部品があるのだろうか。それとも先日交換したコンデンサが早くもドライアップしてしまったのか。OSコンとかにしないとだめかもしれない。

こんどフューズを買って交換しよう。
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