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webadm | 投稿日時: 2008-4-18 22:03 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3092 |
おジャンクなSCSIプロトコルアナライザ 古い積水化学のSCSI2プロトコルアナライザを入手。USBが登場するまでは汎用の周辺機器バスとして唯一のものだった。昔NiftyServeが全盛期の頃FDEVICEフォーラムでSCSIは花盛りだったのを思い出す。
積水化学は当時液晶表示式のポータブルなアナライザ製品を出していた。プロトコルアナライザやシリアルプロトコルアナライザ、それにSCSIプロトコルアナライザもそのひとつ。 SCSIはロジアナでもモニターは出来るが、解釈は自分でやらないといけないので大変面倒である。解釈までしてくれる専用のプロトコルアナライザがあると接続時のトラブルや障害の解析に重宝する。 さっそく動作確認をとケーブルを接続して手持ちの古いエプソンのスキャナーとPC間の挙動をモニターしてみようとする。一応アナライザに付属のアクティブターミネータを装着。 最初スキャナーの電源を入れてもうんともすんとも言わない。以前はぎゅーんぎゅーんとスキャナーヘッドを動作チェックする音がしていた。 スキャナーが壊れたか、最後に使ってから1年は使ってないし。 PCを立ち上げたらデバイススキャンのところで固まった。 試しにSCSIのデバイスチェインをPCから切り離すとPCのフリーズは解けた。 スキャナーだけを接続する分には問題無いことも確認。 プロトコルアナライザを接続するとフリーズする。 む、プロトコルアナライザが悪さをしているか。 と思ってプロトコルアナライザのSCSIポートの終端に挿してあるアクティブターミネータを外してみたらフリーズが解けた。 アクティブターミネータが悪さをしていた。 とりあえずスキャナー内蔵のターミネータを有効にしてPCからデバイススキャンをしてみるとプロトコルアナライザ本体は何の問題もなくバスモニターも正常に出来ることが確認できた。 そこで問題のアクティブターミネータの中を開けて原因を調べてみた。 2こあるタンタルコンデンサのうち片方がショートしていた。それでバスリセット状態になってフリーズしていたわけである。 たぶん交換すれば直ると思われる。手持ちにちょうど良い大きさのタンタルコンデンサが無いのでまたそのうちに修理。 焼結タンタルコンデンサは故障すると必ずショートモードなのでやっかいである。絶対使わないという主義の人も。性能は良いのと背が低いのでコンパクトで高い周波数応答性能が求められるレギュレータ回路には欠かせない。 |
webadm | 投稿日時: 2008-5-14 11:31 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3092 |
おジャンクなアクティブターミネーター その後暇を見て故障しているアクティブターミネーターを調べてみたところ、疑惑のタンタルコンデンサは無罪。
パワートランジスタ2SC3072も問題なし。 ということで消去法で、残っているアクティブターミネータICの出力がグランドとショートモードで故障しているという結論に。 JRCの5006AというICだけど、他のメーカーからも当時似たようなパッケージのアクティブターミネーターがいろいろ出ていた。JRCも作っていたのかと驚き。もうSCSIなんてほとんど一般には使われちゃいないし。もうみんなUSBかUSB 2.0、外付けHDDもESATAとかになるだろうし。 このアクティブターミネータは修理不能ということに。 |
webadm | 投稿日時: 2008-5-15 7:05 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3092 |
Re: おジャンクなアクティブターミネーター たまたま鈴商のページでJRCの半導体の写真をみていたら自分の勘違いを発見。
パッケージの一番上にマーキングしてあるのが型番で2番目はロット番号だったということ。 すると問題のアクティブターミネーターのICはNJM431ということになる。 検索するとあった。シャントレギュレーターだった。あたりまえのはなしだった。 8本ある足のうちリファレンス、アノード、カソードの3本しか使っていない、実際テスターであたってみるとそうなっていた。 それでもリファレンスとアノードの間がどちらの方向からも150Ωなのはやっぱりこれが壊れているからだろうか。それにアノードとカソード間がどちらからもハイインピーダンスなのも変だ。 |
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