フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
webadm | 投稿日時: 2007-10-30 4:48 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
Re: 問題59:漏洩抵抗のある架線を流れる電流 引き続き問題59の著者の解法を精読していたところまたしても数多くの誤植を発見した。
(a)注釈欄のところに双曲線関数の式を整理する過程が解説されているがそこに誤りがある。 =R2{2cosh(2n-1)αsinh(-α)}-R1sinh2nα =-sqrt(R1R2){2sqrt(R2/R1)cos(2n-1)αsinα+2sqrt(R1/4R2)sinh2nα とあるが、何故か三角関数のcos,sinが式の中に出現しているし閉じ括弧が無くなっている。これは本来は =-sqrt(R1R2){2sqrt(R2/R1)cosh(2n-1)αsinh(α)+2sqrt(R1/4R2)sinh2nα} とすべきだろう。sinh(-α)=-sinh(α)もこの式の変形のミソだ。 (b)あと境界条件の式から定数C,Dを求める記述で 「式(f),(g)より定数C,Dを求めると C=Ecosh(2n+1)/Δ D=-Esinh(2n-1)α/Δ 」 とあるが、Cの式が間違っている。 本当は C=Ecosh(2n+1)α/Δ じゃないといけない。 (c)連立方程式の解を求める際の行列式Δを整理する際に =rcosh(2n+1)α+sqrt(R1R2){sinhαcosh(2n+1)+coshαsinh(2n+1)α} とあるが、αが抜け落ちている。正しくは =rcosh(2n+1)α+sqrt(R1R2){sinhαcosh(2n+1)α+coshαsinh(2n+1)α} 原稿段階で抜け落ちていたか写植時に抜け落ちたか。そしてゲラ刷りの際に見落としたと。 この本のこの問題59は鬼門すぎ。共立出版ダメすぎ。著者だめすぎ。 これは躓くだけでなく、こっから先学ぶ気力を完全に失うぞ普通。 なめとんのか、ゴラー。 と言いたくなる。 やはり著者は自分でこの問題を解いたわけではなさそうな予感が濃厚。 いきなり一般的な抵抗ラダー回路を初歩の直流回路学びたての段階で解かせるのは無謀過ぎる。こんな面倒なのは後にも先にも分布常数回路が出てくるまで無いはず。せいぜいR-2Rラダー回路程度を出題しておけばよかったのかもしれない。 がっかりだな。 しかりこれで著者の解法についてはばっちり理解することが出来た。これでこの問題の研究は終わりとしよう。 |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿するにはまず登録を | |