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webadm | 投稿日時: 2007-3-2 0:13 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
黒板かホワイトボードが欲しい 演習問題を解くためには手書きでガシガシ式をこねくりまわす必要があるのでメモ用紙があっという間に無くなってしまう。
昔から数式をこねくり回すには黒板かホワイトボードが一番。 特に複数の人であれこれこねくり回す時には重宝する。 学校に黒板があるのは単に先生が書いたもののコピーを見るためではなく、いろいろとアイデアをこねくり回すためにある。 口頭の会話だけでは互いに記憶できる情報の量も限られているし間違いや誤解も多い。黒板に書けば共通で確実に同じ情報を共有できる。 昔某大手電気メーカーの人達と一緒に仕事をする機会があって、最初の打ち合わせがもうけられた。その席で先方はまだパワーポイントとか無い時代にOHPシートとプロジェクターを使ってあらかじめ用意してあった資料を延々と説明していた。ついにこちらの提案を説明する段階になって、何も資料の準備をしていない私がおもむろにホワイトボードを引っ張り出して提案の趣旨を書き殴り始めた。これはカルチャーの違いを示した顕著な例でもある。先方はパソコンメーカーだしUNIXワークステーションも作ってる大メーカー。OHPもワークステーション上でLaTexやFigを使ってこしらえたものに見える。こちらはただの電機メーカー、パソコンなど無い。ワープロも職場で1台共通設備でしかない。そういう状況では今の様に事前にパソコンで資料を作成なんてのはできない。設計書もプログラムのコーディングも全部手書きでやっていたのだから。 ある意味カルチャーショックを受けた先方は、次回からは黒板で議論するという大変ライトウェイトなスタイルに変わった。結構こちらの方が見かけ倒しやごまかしがきかない。相手が書いたことや言っていることが即時に理解したり疑問を浴びせることができないと議論が進行しないからである。互いに実力を遺憾なく発揮できるのも黒板方式の良い点である。 昔インターネット以前に電話線モデムとかを介して電子上の黒板を共有したりするシステムがあった。研究開発とか黒板を使って議論するのが当たり前のところでは需要があったらしいが、或程度のまとまった情報をあらかじめ文書にまとめた段階で仕事を進める設計の現場では使えない代物だった。むしろファイル転送ソフトとかの方がまとまった資料を送ることができるので重宝された。 設計の現場でも難解な問題解決とかを議論するにはやはり研究開発と同じに黒板が重宝する。資料を先に準備している余裕などないからである。とにかくアイデアと解法を先に見つけて文書はその後である。 設計の現場にも黒板は必要である。私は昔、自分の席の脇にホワイトボードか黒板をいつも置いておいて、緊急の相談が来た時にはそれを取り出して筆談をしていた。会話が熱を帯びると周囲に迷惑がかかり生産性が落ちたり鬱になったりする人が現れるからである。重大な問題とか機密が会話内容から不用意に漏れないようにする効果もある。 自宅にホワイトボードを買ってこようかな。 |
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