フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
webadm | 投稿日時: 2007-5-13 23:14 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3092 |
戦争とエレクトロニクス技術 ヤフオクでは段々と見かけなくなる米軍払い下げ電子機器。
それでも時々古い時代のものが出てくる。 子供の頃に秋葉原に最初に訪れた頃にはまだ多くのジャンク屋があちこちにあって主に米軍払い下げの無線機器とかを展示していた。 今はもうほとんど見かけない。 おそらくそれらのほとんどは朝鮮戦争時代に使われてその後払い下げられたものだろう。軍用の頑丈そうなトランシーバーとかは良く見かけた。 第二次世界大戦の日本と米国の戦いも後半はほとんど電子戦だったような気がする。いかんせん人口の分母の違いもあって傑出した技術屋さんの数が違っていたような気がする。それと或意味実力重視の米国と権威重視の日本との差が出たような気がする。ちゃんとした考え方や仕事が尊敬される米国と違って、日本は過去の名声や支持者の数とかが支配的だった。どんなにちゃんとした考え方を示しても偉い人がダメだしすればそれで消える時代だった。そんなことをしていればとたんに袋小路に迷い込んで脱出不能になってしまうのは目に見えている。 おそらく技術水準では遅れを取ってきている現代でもそうした傾向が復活しつつあるような気がする。 教育問題もしかり。かつては米国に追いつけ追い越せで実学の詰め込み的な様相を帯びていたがゆとり教育の偏向が入ったものの基本は試験に受かる実学優先により傾いた形になった。 実学は確かに商売をする上では必須である。吸収できるものは鵜呑みにしてでも吸収しないとたちまち競争に乗り遅れる。どんなに優秀な人でも会社に入って商売に荷担するようになったら実学は身につけないといけない。そっから先は研究欲と学習欲で差がつく。誰も見いだしていない知識を獲得すれば競争では優位にたてる。でも大抵は研究欲や学習欲は詰め込み教育によって皆無になっているのでそこには至らない人がほとんどだろう。 海外メーカー製の古い測定器や無線機を見ていると日本国内で開発されたものにそれに相当するものが見あたらないのが歴史の残していった証拠とも言える。 今からでも遅くはないと思う、実学の詰め込みだけでなく、先駆者の発見や発明を追体験し更にそれを超える発見や発明へと橋渡しできる人を多く育てることは可能だと思う。10年後にはそれらの人は皆社会人になるのだし。 もしかして今世界中で起こっている紛争も先駆者の侵した過ちを発見し新たな方法で解決に導くこともできるのではないかと期待してしまう。戦争は今や電子戦ではなく情報戦の時代であるからなおさらである。 |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
題名 | 投稿者 | 日時 |
---|---|---|
» 戦争とエレクトロニクス技術 | webadm | 2007-5-13 23:14 |
投稿するにはまず登録を | |