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webadm | 投稿日時: 2007-8-11 11:47 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3088 |
NF回路設計ブロックの低歪低周波オシレーター ヤフオクで出てたが古すぎて誰も入札しなかったNF回路設計ブロックの低歪低周波オシレーター。
動作的には問題無いが、周波数を大きく変更すると出力レベルがハンチングを起こす。静定するのに時間を要する場合もあるし速い場合もある。たぶん経年変化の影響だろう。低歪みモードをOFFにして高安定度モードにしてもあまり変わらない。 中を開けてみてみると電源部らしいのが見える。左下にあるアッテネーターには昭和48年製と見える。1970年代の製造だろうか。NF回路ブロック設計が急成長を遂げて今ある綱島に拠点を移した頃と前後するのかもしれない。昔職場が近かったので綱島駅の大きなNF回路ブロック設計の看板を良く覚えている。NFはNorth Fieldとか書いてあったような気がしたが、今はエヌエフで通っているのかな。 反対側には発振回路基板とおぼしきものが。ほとんど国産のトランジスタを使用しているが一部低ノイズな海外トランジスタが使われている。当時定番の汎用小信号NPNトランジスタ2SC373なんかも複数使われている。今で言えば2SC1815みたいなものだろうか。 小容量のアルミ電解コンデンサとかが多数使われているのでもうとっくに寿命が来ているので交換してあげたほうが良いかもしれない。ハンチングもその影響かもしれない。 中央部には大きなバリコンが鎮座している。これで周波数を変更する。基本的にはCRオシレーターである。 裏側には電源トランスと低歪みモードと高安定モードの切り替えスイッチ、それにバンド切り替えロータリースイッチが見える。 動作モード切替スイッチ基板にはなにやらガラス球からリード線が出ている珍しい部品が2つ並んでいる。 拡大すると小型電球のような作り。昭和48年3月株式会社大東製作所とある、現在のダイトー化学株式会社だろうか。おそらくHPの初期の低周波オシレーターみたいに非線形素子として真空中のフィラメント抵抗を使っているのかもしれない。HPのオシレーターはもろにマツダの電球そのものだったけど。これは特注部品ぽい。ヤフオクでもこれと違う古いNF回路設計ブロック製低周波オシレーターが売りにでてたけど、この素子のリード線が折れて発振しないという状態だった。確かにいつ折れても不思議ではない。 後日寿命の逝ってそうな電解コンデンサを交換してあげよう。 "NF CR-116"で検索したらまだ海外では校正済みで中古販売しているところもあった。 |
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