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webadm | 投稿日時: 2007-9-1 20:45 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3088 |
TOAの低周波シンセサイザー また買ってしまった。もはや病気だからしょうがない。
東亜電波工業の低周波シンセサイザー。昭和60年製造のもので手元にある中古測定器の中では比較的新しい。製造後20年ちょっとしか経っていない。 上蓋を開けて中を見ると以外にコンパクト。デジタル回路の大部分は富士通製のゲートアレイ内に収まっているらしくすべてディスクリートで組んであったWavetek/Rocklandのものと比べ基板はコンパクトですっきりしている。 Wavetek/Rocklandではオーブン型の水晶発振器を使用していたが、これはなんの変哲もないHCタイプの4MHzの水晶発振子が基準クロック発生に使われている。なので温度ドリフトは避けられない。 右側にあるの大きな箱はおそらくLPFか非平衡・平衡変換トランスだろう。所々にUVEPROMが置かれているが周波数設定スイッチのデコーダーだろうか? スイッチ入力から内部の分周用のカウンター値を割り出しているのかもしれない。ロジックゲートで構成してもROMで構成しても構わないがロジックゲートは貴重なのでROMにしてあるのかもしれない。 裏側には明らかに抵抗で組んだπ型アッテネーター回路とリレー群が見えるのでアッテネーターブロックだと思われる。ここにもROMがあるのでもしかしたら一部はDAC(DDS?)を構成しているのかもしれない。DACを構成してそうな抵抗ラダー群が見える。 ジッターを測定するとかなり良い。NFのオシレーターと同水準の安定度がある。周波数を低くしていくとジッター範囲が広がるのはどれも一緒。 最初フロントパネルに"Loc"とあるのはPLLのLockのことかとばかり想像していたけど、実はモーメンタリースイッチでGPIBコントローラーボードにつながっていた。つまり押すと"Remote"から"Local"制御に強制的に戻るものだろう。GPIBでリモート制御するとフロントパネルのロータリースイッチではなくリモートから設定された周波数とアッテネーター設定で動作するのだろう。 後で歪み率も測定してみよう。 |
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