フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
webadm | 投稿日時: 2008-6-21 13:08 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3068 |
NTE221 ECG221というFETのデータシートが探しても見つからなかったが、互換品としてNTE221というのがあってそのデータシートをダウンロードできた。
見てみると3SK51と同一パッケージでパワーゲインもだいたい同じなのだが最大定格がかなり違っている。 気になって現在の高周波第一段の各電圧を測ってみた。 ソースドレイン間電圧は1.14Vと低い。改造した人はドレイン電流を計測しようとしたのか、ドレインに直列に入っている抵抗の一端が一度切断されリード線でまたハンダ付けされている。電流を測定するだけなら抵抗の両端の電圧を計測すればいいのにと思うが。しかし良く見るとそれはAGCの分圧抵抗だった。ということは間違って切ってのに気づいてまたつなぎ直したのかもしれない。 ドレイン電流は直列抵抗の電圧降下と抵抗値から逆算すると8.3mA流れていた。これは定格内で問題ない。 ゲート1ソース間電圧は0.375mVこれはソースドレイン間電圧の40%未満なので定格内。 ゲート2ソース間電圧はAGC電圧が分圧されて印可されているので1.77Vと高め。これは3SK51では問題無いがNTE221の最大定格の1Vを超えている。NTE221を使うにはAGCを更に分圧して与える必要があるようだがそうした改造は施されていない。 改造当初は動いていたかもしれないが、そのうち劣化してゲインが出なくなった可能性も予想される。現在でも増幅動作はしているようだがゲインが出ているかは疑問。 すくなくとも回路自体はオリジナルのままなので3SK51に差し換えればまともになる可能性は高い。 一時期このFRG-7000はそうしたFETの換装改造がはやった雰囲気があるが、回路定数をFETに合わせて変更することをしない限りは良い結果は得られなかったのではないかと想像される。 |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿するにはまず登録を | |