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webadm | 投稿日時: 2008-6-28 7:25 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3068 |
猫踏んじゃった 帰宅してPCの前え歩いていったら何か踏んだらしい。
背面を底にして立てたままの状態のFRG-7000のしっぽ(電源コード)を踏んでしまったらしい。 びっくりしたFRG-7000がテーブルの上からジャンプして床へ一回転しながら着地(;´Д`) 大事故。見るとフロント化粧板の側面が少しというかかなり欠けて断片はどっかへ飛んでいって周囲には見あたらない。 めちゃくちゃに壊れたかも。真っ先に先日実装したソケットに挿したFETがどっか吹っ飛んでいないか確認。無事だった。結構しっかりしている。 一番心配だったところは大丈夫だったので胸をなで下ろして電源を入れて動作チェック。 案の定周波数カウンタが3.455kHzを表示してブランキングしている。これはVFO Aの入力が0Hzであることを意味する。 電源基板のところで電源の出力電圧を見ると、10Vが異常に低くリップルが多い、9Vはまったく出力が出ておらず0V。8Vと5Vは正常。 良くみると落下した際に電源基板上の電解コンデンサに何かぶつかったらしくリードフォーミングして少し浮いていたはずの電解コンデンサがすべて基板に底部が密着している。どっかパターンが切れた可能性があるが、見かけ上は割れているわけではない。 回路図と照らし合わせながら導通をチェックしていくと、いくつかの電解コンデンサの+極がどこともつながっていないことが判明。 実際に電源を入れてオシロで波形をチェックすると整流ダイオードの出力がまったく平滑されていない。全波整流波形そのものである。これではさすがに三端子レギュレーターでもリップルは取りきれない。10Vの出力はリップルが乗りまくりで実効電圧が低下してしまっている。 ということはパターンの断線が濃厚。どこで切れているか確認して修理しないといけないので再び電源基板を裏返しに。('A`)マンドクセ 一見すると暗い中で良く見えないが、目を凝らして見るとうっすら髪の毛のような跡が見える。基板を真横から見たら確かに断層のように基板に亀裂が走っているのが確認できた。パターンもそれに沿って3カ所完全に断裂している。 こういう状態のリワークにはHOZANのソルダーエイド(H-74)のスクレッパーを使用して断裂したパターンのレジストを削り取って銅箔をハンダブリッジすることになる。 これで出来たかと思って写真を良くみたら一番奥のところがハンダブリッジが出来ていないことが判明。これはレギュレーターの一次側になるのでつながっていないとまずい。実際に導通をチェックしてみると+極がどこともつながっていない。 今度は余ったリード線を使ってブリッジして導通をチェックして完了。 電源出力をオシロで観測しても9V,8V,5Vはほとんどリップル無し。一番負荷の大きい10Vも200mV未満なので問題無し。Display offにすると10V出力が正規の電圧になりリップルも少なくなるので、周波数カウンターの電源は別にしたほうが良いのかもしれない。 ふうやれやれ。 本当は帰宅して残りの第二中間周波増幅段のFETをソケット実装にする予定だったけど自分の招いた事故で時間を潰してしまった。 猫の尻尾は踏んづけないように仕舞い込んで置く必要がある。 今回は猫じゃなくFRoGか。カエルには尻尾は無いのに。 |
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