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webadm | 投稿日時: 2020-1-13 0:50 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
BWV anh. 123 g-moll Polonaise こちらも C.P.E.Bach の作品。
6度と3度の重音が駆使された難易度の高いポロネーズ。 6度と3度の重音の音型は古典派時代で開花するよね。その先駆け。 バスがGで始まり、短三度のB♭に進むので短調(g-moll)だとわかります。 また、上声部はGで始まり、次のFに#の臨時記号がついて7thが基音より半音下になるように、和声的短音階が用いられているのがわかります。 この曲は最後にダカーポ付きなので、A-B-A形式になります。 楽典は一度に沢山学ぼうとすると無理があるけど、少しずつ楽曲で学んでいけば自然に身に付くよね。 この曲はPTNAの課題曲一覧では、応用4になっているので、小さい子向けではない模様。 大人の男性ならあります。 もうひとつは、ピアニスト Luis Pipa の2001年リリースしたアルバムから、第一部は正統な演奏で第二部からは自由なルバートを効かせた大人の演奏。参考になるかどうかわかりませんが。 古楽器の演奏音源としては、Pieter-Jan Belder のアルバムからおそらく音の特徴からしてクラヴィコードによる演奏。 同じくクラヴィコード演奏では、日本人の古楽奏者、上野直毅氏のチャネルから。 クラヴィコードは音は繊細で他に無いものだけど、音が小さくて楽器の近くに居る人しか聞こえないほど。なので録音しようとすると雑音(主にアクション系から発生する下部雑音)を同じように拾ってしまうのがたまに傷。 現代ではクラヴィコードにエレアコのようにエレクトリックピックアップを装着するエレクリックなクラヴィコード(クラビネット)があり、ロックやポピュラー音楽とかでも使用されています。 20世紀を代表するピアニストの一人である、Friedrich Gulda はコンサート会場に本物のクラヴィコードを用意してエレクリックアンプで拡声して聴衆に聞かせて魅了しています。扱いが手慣れているので、すばらしい録音ですね。 自宅にスタジオがあり、そこで録音されたクラヴィコード演奏アルバムもあります。 さすが、演奏は絶品ですわな。 んじゃまた。 |
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