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webadm | 投稿日時: 2020-1-13 3:06 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
BWV 515 d-moll/515a g-moll Aria これは Anh. がついていないので大バッハ作と思いきや、現在では、アンナと大バッハの間に生まれた最初の息子、Johane Gottfried Heinrich Bach が作曲し家庭教師の手で記譜されたものということになっています。
Anh. がついていない曲はBWV の整理番号が振られる前から長らく大バッハ作だと伝承されてきたものがあり、今日では直筆譜が無く写譜のみの作品に関しては大バッハの真作かどうかは疑問視されているものもあります。 まあ、それでも優れた曲は今も変わらず優れた曲であり続けるわけで。 幼い J.G.H.Bachの作だけに、小節数は短いですが、個性的です。 同じ家で優れた才能を発揮する兄達の演奏や曲を見聞きしてきたのでしょうね。環境が才能を芽生えさせるのに必要だということはわかります。 BWV 515a はタバコを手に人の一生をふと思う内容の6番までの歌詞がついた歌曲版で、歌手アンナの声域に合せてト短調(g-moll)に移調され、バスは大バッハの手で加筆されています。 今日もドイツ国内では編曲された様々なバージョンが演奏され楽しまれているようです。 んじゃまた。 母であるアンナもこんな風に家族に囲まれて歌っていたのかもしれません。 ちなみに歌の歌詞は、楽譜以外の音楽帖の内容を収録したウィーン原典版とかなら原文と日本語訳が掲載されています。 こちらの動画には歌詞の英語訳が字幕でついています。 3つ目は再び器楽曲バージョンで内声が加えられて3声に編曲されています。 最後の器楽曲バージョンの演奏動画を発見。 最後に右手で和音を押さえているのでそれだとわかります。 んじゃまた。 |
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