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webadm | 投稿日時: 2020-1-20 0:51 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
Re: BWV anh. 113 F-dur Menuet ふう、3か月目からようやく安定して通しで弾けるように(;´Д`)
装飾音を付けられるようになったのはごく最近( ´Д`) それでもまだ装飾音のタイミングになると緊張して拍子外したり音外したり乱れまくり。 なんとか一発どりで録音できるようになったのもごく最近。 自分がどう弾きたいかを優先しているので、細かな課題はこなれが必要なので後回し。 納得いくまでには到底程遠いのですが、ここらで録音を公開して、練習サボってないということを証明しないと(´∀` ) 出勤前に1回、帰宅後にお風呂入って1回通しで弾いて録音して、録音聞いてチェックして課題抽出して、部分練習して明日は治るといいなという毎日。 そりゃ期間かかるよね(´Д` ) 昨日よりましになったなと感じるのが楽しいのです( ´∀`) さて、以前にバイエルで公開した時と同じピアノ音源に加えて、今回はバロック期なので、古楽器(Clavichord, Harpsichord等)の音源でMIDIキャプチャデータからレンダリングした録音も用意しました。 古楽器に関してはピアノよりも高い周波数の倍音が多いので、従来のAAC圧縮だと細かい音色の違いが判らないのが正直なところ。 ピアノでもマイクで拾えるのとアンプで増幅できる周波数範囲に制約があるので、生楽器の音はライブでしか伝わってこない周波数領域の音はカットされちゃうのよね。なので生楽器の演奏はライブで聞くのが一番なのが言わずとしれたこと。 それでも最近は録音再生可能な周波数範囲を広げたハイレゾ音源も出てきているので、今回はPianoteqの音源に関してはハイレゾでレンダリングしたものも公開しました。 使用したデジタル音源は以下の通り。 ・YAMAHA P115B Grand Piano(MIDI IN) ・YAMAHA P115B Harpsichord ・YAMAHA P115B Pipe Organ ・UVI Ravenscroft 275 Piano ・PIANOTEQ Steinway B Home ・PIANOTEQ Neupert Clavichord Lute ・PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8' ・PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord U8' ・PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord 4' ・PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8'+U8' ・PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8'+U8'+4' ・PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733) ・PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733) 415Hz ・PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733) 392Hz ・PIANOTEQ C.Grimaldi Harpsichord(1697) A ・PIANOTEQ C.Grimaldi Harpsichord(1697) B ・PIANOTEQ C.Grimaldi Harpsichord(1697) A+B ・PIANOTEQ C.Grimaldi Harpsichord(1697) A+B 392Hz ・PIANOTEQ Cimbalom basic ・PIANOTEQ Cimbalom tzigane あらかじめ現代のピッチ(A=440Hz)以外にバロックピッチ(A=415,392Hz)のプリセットが提供されています。それとは別にピッチは任意にどのプリセットからでも1HZ単位で変更できます。 バロックピッチを含めた通称ヒストリカルピッチというのは近代になってから考えられたもので、実際にバロック時代にどういうピッチが用いられていたのかは誰にもわかりません。ピッチの基準となるようなチューニングフォーク(音叉)やピッチパイプが使用され出したのは19世紀になってからですから。それ以前のことは誰も知らないのです。 確実に言えることは、バロック時代の弦はリュートやバイオリン等の他の弦楽器と同じガット弦を使用していたということ。なのでそんなに張力が無いので現代のように高いピッチは用いられていなかったのは確かなようです。 バイオリン等もバロック時代と近現代のものはピッチの違いから構造も異なっていて、バロック時代に製作されたビンテージなバイオリンはいずれも現代の高いピッチ用に改造が施されています。 なんの話だったっけ? ああ、ビッチの話ね。 前置きはここまでで、稚拙な演奏で聞くに堪えないかもしれませんが、PIANOTEQの古楽器音源はアクション部分から発する雑音も再現しているので本物ぽいです。PIANOTEQのハープシコード音源を聞いた後だと、YAMAHA P115Bのハープシコード音源がかなりなんちゃって音源だというのがわかります。パイプオルガンはそれなりにオルガンに聞こえるけどね。 今回はYAMAHA P115Bに音源を選択するMIDI制御コードシーケンスが判明したのでMIDI INで鳴らしてライン出力からミキサー経由でWALKMANで録音しました。 BWV Anh. 113 F-dur Menuet YAMAHA P-115B(G.Piano:MIDI IN default): YAMAHA P-115B(Harpsichord): YAMAHA P-115B(Pipe Organ): UVI Ravenscroft 275 Piano(classic): PIANOTEQ Steinway B Homeは、従来通りPCのヘッドホン出力からWALKMANで録音したMP3(AAC圧縮)のものと、PIANOTEQで直接レンダリングしたFLAC(lossless圧縮)のものがあります。前者は途中アナログ信号なのに対して、後者はすべてデジタル処理です。 PIANOTEQ Steinway B Home(MP3): PIANOTEQ Steinway B Home(FLAC): 次のNeupet Clavichord は、PIANOTEQ ユーザーなら無償でダウンロードして使用できるクラヴィコード物理モデル音源です。 シンセサイザー用のアフタータッチセンサーのあるマスターMIDIキーボードがあれば、クラヴィコード特有のベーブング奏法にも対応していて、ビブラートをかけることができます。 クラヴィコードは単一弦なので性質の異なる弦を張り替えることで音色が変わります。PIANOTEQではbasic, hard, soft, luteの4種が利用可能です。luteはガット弦かな。 クラヴィコードは単一弦なのでシンプルだけに繊細な音色です。良く再現されているよね。 PIANOTEQ Neupert Clavichord lute(MP3): PIANOTEQ Neupert Clavichord lute(FLAC): 次の H.Ruckers II Harpsichord は、PIANOTEQ Stage版を購入する際に2つ選択できる有償音源のひとつに選んだもので、Hans Ruckers II le Jeune (1624)を元に Matthias Griewisch氏によって複製されたレプリカを再現する物理モデル音源です。3種類(L8', U8', 4')のそれぞれ異なる音色と倍音のレジスタがあり、カップリングやストップを使用して任意に組み合わせて鳴らすことができます。 複数のレジスタを組み合わせるとそれだけ音量と倍音が豊かになり輪郭がはっきりしてきます。 PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8'(MP3): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8'(FLAC): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord U8'(MP3): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord U8'(FLAC): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord 4'(MP3): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord 4'(FLAC): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8'+U8'(MP3): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8'+U8'(FLAC): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8'+U8'+4'(MP3): PIANOTEQ H.Ruckers II Harpsichord L8'+U8'+4'(FLAC): 次の F.E.Blanchet Harpsichord(1733)音源も、PIANOTEQユーザー向けに無償で提供されているもので、 François-Etienne Blanchetによって1733年に製作されたものをAnthony Gale (Frampton Cotterell, UK, 1993)がコピーしたレプリカを再現する物理モデル音源です。 PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733)(MP3): PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733)(FLAC): PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733) 415Hz(MP3): PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733) 415Hz(FLAC): PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733) 392Hz(MP3): PIANOTEQ F.E.Blanchet Harpsichord(1733) 392Hz(FLAC): 次のC.Grimaldi Harpsichord(1697)音源はCalro Girmaldi が1697年にイタリアで製作したイタリアン・チェンバロを元に2007年にAndrew Wooderson氏が複製したレプリカを再現する物理モデル音源で、PIANOTEQユーザーであれば無償でダウンロードして使用できます。 上下2段(A/B)で音色が若干異なり、上下鍵盤をカップリングすると音のボリュームが増し輪郭がはっきりした広がりのある音色になります。 PIANOTEQ C.Grimaldi Harpsichord(1697) A(MP3): PIANOTEQ C.grimaldi Harpsichord(1697) A(FLAC): PIANOTEQ C.Grimaldi Harpsichord(1697) B(MP3): PIANOTEQ C.grimaldi Harpsichord(1697) B(FLAC): PIANOTEQ C.Grimaldi Harpsichord(1697) A+B(MP3): PIANOTEQ C.grimaldi Harpsichord(1697) A+B(FLAC): PIANOTEQ C.Grimaldi Harpsichord(1697) A+B 392Hz(MP3): PIANOTEQ C.grimaldi Harpsichord(1697) A+B 392Hz(FLAC): 最後のCimbalom は変わった古楽器で、19世紀の頃までジプシーの楽団が使用していたものを、フランツ・リストがオーケストラで使用できるようにした古楽器。クラヴィコードやハープシコードとは消音機構が異なり、ダンパーがあるものの鍵盤とは連動しておらず、独立にペダルを踏んでダンパーを外さないと音が鳴らない仕組み。 手元の環境ではデフォルトでダンパーが上がった状態ですべての弦が開放状態で、ペダルを踏むと全部の弦がミュートされる感じ。 すべての弦が開放弦になる時の音色が独特。 それとTziganeという音源では自動的にトレモロがかかる仕組みでこれも面白い音色になります。 PIANOTEQ Cimbalom basic(MP3): PIANOTEQ Cimbalom basic(FLAC): PIANOTEQ Cimbalom tzigane(MP3): PIANOTEQ Cimbalom tzigane(FLAC): 今度からPIANOTEQではMP3もダイレクトレンダリングにしたほうがレベル調整失敗とかないからいいかも。 みんなはどの楽器が好きかな。 ハイレゾ(FLAC)と普通(MP3:AAC)の違いが聞き取れたでしょうか? PIANOTEQの一番安いStage版ではできないけど、Standard版以上にアップグレードすると、マイク位置の設定ができるのね、これの何がいいかというと、普通演奏者は聴者の席で演奏がどう聞こえるかは聞くことができないのでピアノの先生とかにリハーサルの時に客席で聞いてもらってアドバイスをもらうというのが常でした、PIANOTEQのStandard版以上であれば収録マイクの場所をピアノから離した位置でどう聞こえるかをシミュレーションできるので、反響音との重なり具合とかをデジタルピアノとPCがあれば自宅で模擬することができます。 高級サンプリング音源でも実際に離れた場所で録音したサンプルを選択することができるものがあるけど、その分サンプリングデータ量も増えるのでディスク容量が大変。物理モデル音源はサンプリングデータは必要としないのでその心配はないですね。 あとStandar版以上では、鍵盤毎に音程の調整が出来るので、古楽器とかで平均律ではない調律にしたい場合は必要。有名なコンサートピアニストになると、お抱えの調律師に細かな要求を出すけど、そういった調律の微調整も可能になります。本物のピアノと違って、元に戻せなくなったなんてことはないし、ワンタッチでデフォルトの平均律に戻すことができます。 んじゃまた。 P.S そういえば書き忘れたけど、WALKMANで録音したMP3ファイルをPCに取り込もうとMusic Center for PC を起動したらアップデートがあるというダイアログが出たのでアップデートして取り込んだら、自分の拙い演奏なのに、全然知らない外人アーティストのアルバム名か曲名とサムネイルがついて取り込まれたのには唖然とした。 えっと、ポピュラーじゃないし、バロック期の曲なのに、どうしてそうなるの?曲名も写真の子も全然知らないし(;´Д`) 同じ演奏の別の音源の録音を取り込んだら、また別の外人男性のサムネイルと知らない曲名タイトルがついて登録された。以前は大抵は不明扱いだったけど、たまに魔法使いみたいな風貌の外人さんのポートレート写真のサムネイルがついたことはあるけど、それは結構当たりだったりする( ´∀`)、でも一度だけ。 今回は毎回適当な既存アーティストを無理やり割り当てるようになったみたいだね、Googleの偽著作権主張みたいな方式かな。楽曲データのハッシュ値が近いものを割り当てるとか全然根拠ないしそれ。 今の企業の雇われプログラマは頭おかしいとしかいいようがない。 |
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