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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2006-7-18 22:49
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
ついにねんがんのパルス・ファンクションジェネレーター落札
ヤオフクに欲しかったパルス・ファンクションジェネレータの出物があったので、終了間際までは我慢していたものの我慢しきれず12時間前に入札だったかな。

前回1Gsのオシロで終了間際にどんでん返しをくらった教訓から終了時間まで欠かさずチェックすることに。

やはり予想通り2名ほどどんでん返しを仕掛けてきたので応戦。おそらく自動プログラムで終了間際に入札していると思われ終了時間が10分ほど延長されたものの更新はされずついに終了。

今回落札したのは状態は電源投入のみ確認ということなので故障していないとも限らない。いろいろ検索でみても測定器や素子の特性測定とかに使用されるぐらいの標準器。広く使われているのでこれからも出てくるかもしれないけど、今手に入るなら手にいれておいたほうが。低周波用のDC OFFSET機能付きのものは結構頻繁に出ているのでいつでも手に入ると思うけど。50MHzまでの高周波はそうない。

やっとこれで高性能なバッファを作る実験ができる。
webadm
投稿日時: 2006-7-19 4:56
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
いつも同一人物がデジタルオシロを終了間際に高額入札
同じ頃に出品されていたテクトロの型落ちデジタルオシロが終了間際になって前回もテクトロのデジタルオシロを同じように終了間際に落札した人物が最高額入札者になっている。前回は15万円を超える高値だが今回も10万円を超えている。おそらく同じぐらい高値で入札していると思われる。

物としては中古屋で安いところでは30万ぐらいで取引されているものなので20万以内で手に入れば業者ならば十分利益が取れるのだろう。

しかしそういう感じでぶんどられたのを中古屋から高い値段を買うのもしゃくに障る話である。

やはりもうこれ以上の水準の機種は個人で入手することは困難なのかもしれない。
webadm
投稿日時: 2006-7-20 0:32
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
またしても問題ありな人物が高額落札
少し前に500Mhzのデジタルオシロを落札した人物がまた少し新しいテクトロの500MHzのデジタルオシロを15万超で落札していた。

オークションシステム上評価値がマイナスでない限り最高額入札者に落札する仕組みなので出品者としてはたとえ高額落札でも心配の種はつきないかもしれない。

一回の最悪評も1ポイント、最好評も1ポイントと同じ重みで良いのだろうかと疑問に思える。

とはいえID取得が無料でキャンペーン中につきオークション参加無料ならなんどでも新しいIDを取得してやり直せるのでトラブルは無くなりはしないのだけれども。

あるいみ同じIDでずっとやっているというのはそれはそれで開き直りなのかも。

しかしそんなに何台も高性能なデジタルオシロを何につかうのだろう。

いつまでも言ってると負け惜しみに聞こえるね。
webadm
投稿日時: 2006-7-20 21:04
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
無事届いた
予想よりも結構大きな梱包だった。中を開いてみて納得。思ったより装置の奥行きが長い。まあ幅が長いよりは場所をとらなくて良いかも。

HPの純正のマニュアルが付いているのが貴重だ。さすがに昔のHPだけあって文句の付け所がない。今後末永く保守しながら使っていけるように検査や校正、部品交換等の保守関連の情報も満載である。

さっそくあらかじめ用意してあったBNC+バナナチップ端子コネクタを取り付けてオシロで観測してみた。

矩形波、サイン波、三角波、パルスいずれもちゃんと機能する。オシロのプローブをつないでいるだけなのでインピーダンスミスマッチで矩形波やパルスではリンギングが出ている。シリーズに抵抗を入れるとなだらかになった。

周波数、振幅、DCオフセットの調整もLED表示値を見ながらできるので楽だ。

周波数を上げていくと100MHzのオシロでは数十MHzぐらいになるともう矩形波とサイン波、三角波の区別がつきにくくなる。やはり1GHzぐらいが必要なわけだ。

ほとんど大満足な状態である。

ひとつ気になるのがオシロで観測した周波数と装置の表示している周波数に相違がある点である。装置を4MHzにした状態でオシロが表示しているのが3.85MHzである。どちらが正しいのだろうか。

パルス幅の測定はオシロと装置の設定とでぴったり一致している。最小の10nsまでばっちり合っている。

なのでどちらかというとオシロの方が正しいのかもしれない。あとでクリスタルオシレータの周波数を測定して確認してみよう。
webadm
投稿日時: 2006-7-21 4:50
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
周波数の精度
キンセキの15.97MHzのオシレーターの源発振出力をオシロで測定すると15.9xMHzとか表示されるのでオシロの周波数精度は十分高い。

するとやはりパルスジェネレータの方がずれているということになる。どうも200KHzぐらい低めに出ているようだ。内部のPLLのVCOの中心周波数が下がっているのだろうか。マニュアルにはすべての図面が載っているが当面は周波数精度は問題にしない用途なのでこのままにしておこう。

これがもしかしたらこの装置がお払い箱になった理由なのかもしれない。出力レベルやDCオフセットはぴったりなんだが。
webadm
投稿日時: 2006-7-21 5:21
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
周波数偏差は仕様範囲内だった
改めてマニュアルを見てみると、周波数精度は10.0〜50MHzのレンジでは±5%と書いてあった。

とすると15.97MHzで設定しても200Khz低い程度は十分仕様範囲内だということになる。

そんなものなのだろう。これはシグナルジェネレータではないのでそれで十分なのだろう。

周波数精度は1.0m〜99.9kHzでは少しましになって±3%(±0.3mHz)になっている。確かにこの範囲だとほとんどぴったりになる。

ということで調整は不要ということに。
webadm
投稿日時: 2006-7-21 21:49
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
レベルジェネレーターとしても使える
HPのパルス・ファンクションジェネレータは他社の安いファンクションジェネレータと違って波形だけでなくコンスタントボルテージも出力できる機能がついている。単純に波形選択の押しボタンで現在選択されている(LEDが点灯している)ボタンをもう一度押すとどの波形選択ボタンのLEDも消えた状態になり、そうすると振幅は0でDCオフセット分の電圧が出力される。

この装置の出力レベル設定はかなり精度が高い(誤差±0.3%)なので簡単なレベルジェネレータとして重宝する。

mV単位で設定できるのでトランジスタやFETの閾値を確認するのにも使える。実際に拙作のプログラミングケーブルの出力バッファの入力閾値を確認してみたところ、600mvぐらいを超えると出力がHighレベルに切り替わることが確認できた。

あと安いファンクションジェネレータと違って、DCオフセット以外に波形のHIとLOのレベルを設定して出力出来るモードがある。これを使うと振幅とDCオフセットの両方を調整して目的の正極性パルスを作る面倒なことをしなくてもLOを0に設定しHIを目的の電圧に設定すればその通りの波形が出力される。便利だ。

それを使って拙作のプログラミングケーブルの出力バッファの特性を観測した結果おおむねレベルに対してはまあこのあたりが限界かなという感じがしてきた。それにしてもON状態のトランジスタの挙動は未だにうまく理解できない。出力イネーブル用のトランジスタのベース電位が出力波形(エミッタ電位)に連動して上下するのであるが、当たり前のことなのだが何故そうなるのかというのが納得がいかない。合金でつながっているから連動するのはわかるのだが。説明ができない。

webadm
投稿日時: 2006-7-22 3:27
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
聴力検査
どっかで大人には聞こえないけど若いうちは聞こえる音域というのがあるのと思いだした。

ファンクションジェネレータの出力端子にスピーカーをつないで1KHzあたりからならしてみた。

だんだんと1Khzずつ周波数を上げると聞き分けできるのは9kHz台までで10kHzになるとさっぱり聞こえない。音圧のようなものはかすかに感じられるのでスピーカーが鳴っていないというわけではなさそうだ。

年齢相応ということだろうか。
webadm
投稿日時: 2006-7-23 13:02
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
計測器ランドの中古
久々に秋葉原に出向いたついでに計測器ランドの中古測定器を見て歩いた。

以前よりもだいぶ値段設定が手頃なものが増えたような気がするがきっと昔からそうなのだろう。ヤオフクで少し良いものが高い値段で落札されているのを見ると、中古測定器が馬鹿高い値段設定になっているのがわかるような気がする。

それでもヤオフクで落札されている値段は測定器ランドの値付けよりも数十万は安い。

計測器ランドでは新品の計測器がメインだがキャンペーンで台数限定で特価で販売している。高いリスクを冒して高い値段で古いものを買うよりは、同じか少し余分に出費して最新の新製品を買うという選択肢も悪くはない。

テクトロやアジレントはかなり手の届くところにきている。Lecroyは相変わらず設備扱いの値段設定のものしかない。ものはきっと良いのだろう。少なくてもデジタルオシロなら最新のものの方がきっと操作性は格段に良いはずだ。内蔵しているマイクロプロセッサーも古いものよりも高性能だろうし。サンプル中にトリガレベルを変えたりするのに古いのだともたついたりサンプリングと表示で負荷がめいっぱいになってトリガレベルの更新がままならないとかいうことはきっとないのだろう。

アナログオシロの場合はつまみを回せばリアルタイムでトリガーも表示も追従するけれどもデジタルオシロはどれも一定の遅れが生じる。

先日ヤオフクで手にいれたHPのパルス・ファンクションジェネレータと同じものがあった。やはり売値は十万円台だ。良い買い物をしたと思う。

ヤオフクで時々出物を見つけるHPとかのシグナルジェネレータ(標準信号発生器)は、驚くほど高い値札がついていた。アマチュア無線とかでリグを自作する人とかには良いのかもしれない。正確でスプリアスが無い綺麗な信号を出力するのが命だ。

デスクトップのマルチメーターも有効桁数が多いものはやはり高い値札がついている。4桁ぐらいだと数万円とちょっと高いかなという感じ。

秋葉原デパートで最新のテスターとかを見ると老舗のSANWAとかはFLUKEより安くて機能が多いものを出している。コンデンサの容量計測ができるのは最新機種ではあたりまえらしい。よく古いアンプとかのコンデンサの容量抜けとかをチェックするには必需品かもしれない。それでも電源用のケミコンとか20uFを超えるあまり容量の大きいものは計測できない。

もっとも4桁以上の有効数字を必要とするような回路を作るわけでもないので高性能なマルチメーターは当分不要。3桁のテスターで今は十分。

計測器ランドにはオシロと同じぐらいの数のスペアナが並んでいる。スペアナも高い値付けのされる計測器のひとつ。当面要らない。

そういえば新品のデジタルオシロとかでIWATUとかからちっこいのが出ていた。昔のオシロといえば重いでかいだったけど今はデジタルオシロで液晶表示となれば小さくできるのだろう。良い時代になった。アナログオシロの最新機種も並んでいる。ほとんどがオーディオか短波帯までだけど。入門用にはアナログが一番良いと思う。
webadm
投稿日時: 2006-7-23 20:39
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3107
懐かしい計算尺
しょうもなくヤオフクの出物を見ていると懐かしい計算尺が出ていた。

学生の頃はちょうどカシオとかから小型の普及型関数電卓が発売されて裕福な学生は皆電卓を買ってそれで試験とかに臨んでいた。私は貧乏学生だったのでもっぱら学校で買わされた計算尺だけ。計算尺の方実質的な有効数字だけ扱うので無駄に小数点以下桁数が多い電卓は設計計算を学ぶ上で弊害とかいう意見もあったが、負け惜しみ的な感じがした。もう今はどの学校でも関数電卓だろう。

学校の研究室には古いタイガー計算機とかがあった記憶がある。もう誰も使っていないが、昔の人はあれでシミュレーションとかの計算をしたのだろうか。私が学校に入ったのと同時期に国が学校にミニコンピューター設備を導入し終わった頃で、国産の沖電気のミニコンピューターが鎮座する専用の建物が建っていた。1年生の頃から情報工学と称してコンピュータープログラミングの勉強をさせられたのは幸運だった。その点では国の政策は当たっていたのだと思う。まあ半分以上は国内のコンピューター産業を援助するカモフラージュだったのだろうがそちらはうまくいかなかったようだ。既に当時からコンピューター産業はコスト競争、信頼性競争、速度競争など熾烈な競争にさらされていた。特に半導体技術に関しては遅れをとっていたので半導体を取るかコンピューターを取るかといったら前者を取るのは当たり前かもしれない。かくして国内コンピューターメーカーは皆こぞって半導体製造に主軸を移すことに。それが一時期日本の半導体立国を成し遂げたのとつながっている様な気がする。しかしそれも今は危うい。

子供の頃新聞にソニーが大規模な中途採用広告を出していたのを今も覚えている。ちょうどトリニトロン方式のカラーテレビが爆発的に売れ出した頃だ。姉夫婦がいち早くトリニトロンカラーテレビを購入したので見せてもらったことがある。明るさは少し劣るけど色の再現性は他社のとは比べ物にならないほど繊細だったのを覚えている。ああいうのは日本人固有の繊細さの最たるものだろう。NANAOとかもそういった日本人の美に対する繊細さを武器にした会社だったのだと思う。ソニーがその繊細さを失ったのは当時の大量中途採用が大きく影響しているのではないかと想像する。いろいろなライバルメーカーから移ってきた癖のある閥のある人たちによって言い意味で業態は大きくなったけど、失ったものもあると思う。特に海外とかでは一つの会社に長く居るという習慣は無く条件が良ければすぐライバル企業に鞍替えするのもなんともない世界。そういったところが神話の崩壊にもつながっているのかもしれない。トランジスタの製造ライセンスを受けていち早く半導体産業に参入した頃は世界の先端企業だった気がする。

やはり日本人は心の細やかさや気の配りを失ったら何も残らなくなると思う。
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