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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2006-6-1 13:28
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3088
ロジアナ基板も完成
一番ハードルが高いのがPBSRAMのフラットパッケージの半田付け。

最初両面テープで貼り付けてあるチップを剥がすのだが、そのときに勢い余ってチップがどっかに飛んで行ってしまった。

足下に落ちていたので拾って基板の上に位置決めのために載せてみて全部の足の位置を確認しようと見ていったら、一部足が無い。

飛んで落ちた際に足が3本ほど折れ曲がっていた。足を折ったり曲げたりしないようにするのが今回の作業の前提だが、これが早くも崩れた。半泣きになりながら、慎重にルーペとピンセットを使って足を元の状態に戻す。

少しへこんでしまっているが何とか半田付けするには問題ない状態になった。

あとはWebの説明にあるとおりに仮半田して各片を半田付けしていく。どうもあまりランドには半田は載っていないようなので、少しキット付属の極細糸半田で継ぎ足して足をぎゅうとコテ先で押す感じにすると全体に半田が載る。慣れれば簡単である。

少し半田を使いすぎな感じもあるが付いているかいないか分からないのは心配なのでそれだけは無いと確信できる。あとはブリッジとかないか丹念に裏から光りをあててルーペで確認。これも大丈夫。

あとは残りの部品を半田付けするだけ。ここで問題が発生。22Wの半田ごてだとべたGNDとかに半田付けする際に熱が逃げてしまい半田が溶けない。こういう時に高価だがプロ用の温度制御月付きの半田ごてが欲しいところ。そんなものはあるはずもなく。しかたなく少しワット数の大きいのでさっと処理。3秒以上熱すると部品が劣化する可能性があるので迅速に。

昔Cyrix486の換装がはやったころ誰かが半田付けして動かないというのを調べたことがある。どうも工作用のワット数の大きい半田ごてを使ったようでかなり基板が熱で変性していた。しかたなくチップを取り出して導通とかをチェックしてみたところ、驚くことにほとんど導通が無い。チップ内部のボンディングワイヤーすらも熱で断線してしまっていたようだ。知らないということは本当に怖い。仮にもその哀れな人は有名な半導体商社の社員だったりで、頭が痛かった。

べたグランドとかがあるプリント基板の手半田をするときはやはり業務用の温度制御付きの半田ごてが必要だと痛感。確か数万円ぐらいしたはず。

それとチップ部品は間違って付けてしまうと、もう外すのが困難である。すべての半田付け部分を溶かさないと部品が動かない。少なくとも半田吸い取り機とかで付いている半田の量を減らさないとなかなかそれも難しい。

よくジャンク基板からの部品取りとかは基板そのものを熱して半田が全部溶融した状態で基板をたたいて部品を落とすという荒技を使うこともあるらしい。あとバーナーで一部の部品の半田付け部分だけ短時間高熱で熱してさっと取ってしまうとか。

話を元に戻すと、最後集合抵抗が残った。これも一カ所仮半田付けして部品を固定したあと全部の足を半田付けする方法で困難もなくできた。



最後は動作チェック。その前にカメレオンUSB上のCPLDにロジアナ用のデザインを書き込む必要がある。これはロジアナ基板とつなぐ前にやる必要がある。cusbwr.exeというカメレオンUSB用のCPLDライターソフトとロジアナのJEDICファイルをオプティマイズのサイトからダウンロードして実行。すると今までCypressのAN2135とかいう名前だったデバイスがCypress Sampleとかいう名前に変わってドライバーをインストールする画面が現れた。これは普通に自動的に検索するを選ぶだけであとは自動的に対応するドライバーがインストールされた。その後でCPLDライターがデザインをダウンロードする表示が現れてそんなに時間かからずに成功完了。

あとはロジアナ基板とカメレオンUSB基板を合体すればできあがり。

再度ケーブルを挿して、今度はあらかじめダウンロードしておいたオプティマイズのロジアナコントロールソフトを使って動作チェックをすることに。カメレオンUSBのコネクタから24MHzのクロックが出ているピンがあるのでそれをロジアナのプローブのテスト入力として各プローブピン(32本)をロジアナでサンプリングしてチェックする。クロック波形が該当するプローブピンに現れればOKである。32本全部問題なかった。



開発元オリジナルのロジアナコントロールソフトは味もそっけもないが、少し改良した版を公開している人がいるらしくそちらもダウンロードして試してみた。



こちらはだいぶロジアナらしい操作性。タイムスケールもマウスのスクロールボタンで拡大縮小できる。でもちょっと表示されている信号数が少ないような気も。オプティマイズのオリジナルのロジアナコントロールソフトはソースコードが公開されているのでそれをベースに改良したものらしいが、こちらはソースコードは非公開。良くできているだけにちょっと残念である。

あとは暇を見てプローブケーブルを作ることにしよう。
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題名 投稿者 日時
   カメレオンUSB/ロジアナキットが届いた webadm 2006-5-26 3:45
     やはりハードルは依然として高いようだ webadm 2006-5-31 19:26
       とりあえずカメレオンUSB基板は完成 webadm 2006-6-1 5:07
       » ロジアナ基板も完成 webadm 2006-6-1 13:28
           ロジアナ完成 webadm 2006-6-1 20:37
             JTAG IRスキャンがうまくいかないときをロジアナで観測 webadm 2006-6-4 3:27
               IDCODEスキャン時の波形 webadm 2006-6-4 3:49
     トリガPOSITIONって意味があるのだろうか webadm 2006-9-6 5:55
       RTLソースを見てみた webadm 2006-9-10 2:13
         ロジアナのデザインの改良 webadm 2006-9-10 4:55
           やはりソフトが怪しい webadm 2006-9-10 21:17
             またしてもガセネタだった webadm 2006-9-10 21:56
               MyLA消滅 webadm 2007-10-19 5:06
                 myLAがインターネットアーカイブからダウンロード可能 webadm 2008-4-15 20:38

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