フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
webadm | 投稿日時: 2006-10-30 5:35 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3089 |
広帯域のオシロとプローブ 数GHz級の広帯域オシロとかになると中古でも出物が少なくて手に入れても専用のプローブが無いと使い物にならない。
実は広帯域のオシロは普及型のオシロと違って入力インピーダンスが50オームと低い。数GHz級の信号回路はインピーダンスが低いのでそれとマッチングする必要があるためだ。 もともとオシロが生まれた時代は真空管回路の時代で真空管アンプとかのグリッド電圧を計測するためには高いインピーダンスが必要だった、そうしないとプローブをあてただけでグリッドバイアス電圧が変わってしまってお話にならないためである。そのため普及型のオシロの入力インピーダンスは1Mオームと高い。通常は更に10:1のプローブを付けるのでDC的には10Mオームとなる。 広帯域のオシロのプローブというとアクティブプローブやFETプローブとかが普通になってしまうが、それ以外にも同軸ケーブルの先に950オームとかのシリーズ抵抗をつけた20:1のPassiveプローブがどこも用意されている。これならメーカー純正品を買わなくても自分で同軸ケーブルとBNCコネクタそれに抵抗をつなげれば自作できてしまう。あとはグランドのつなぎ方次第。高周波になると標準的なワニ口クリップがついたグランド線はインダクタンスとなり浮遊容量成分とリンクして共振を起こし不要なリンギングを引き起こす。広帯域になるとプロービングもそれなりの仕方をする必要がある。 このあたりは実際にいろいろ自分で試さないと観念的にはわかっていてもピンとこない。それには広帯域のオシロが手元にないと。ポイントは入力インピーダンスで50オームをサポートしているもの。古いオシロでも1Mと50オームをサポートしているものがあるのでそうした機種が売りにでたらねらい目である。 |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿するにはまず登録を | |