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2005年6月25日(土曜日)

私のRPGゲーム歴

カテゴリー: - webadm @ 14時58分38秒

いつだったかプレイ中に昔やったRPGゲームの懐かしいタイトルを話題にしていた時があって、そのとき会話には参加しなかったもののとても興味深く、また懐かしい記憶を共に共有できた瞬間でもありました。チャットでは語りつくせない私自身のRPGゲーム歴をご紹介したいと思います。

たぶん20年ぐらい前だったか、まだ個人でパソコンとか持っていなかった頃、なぜかパソコンのゲームには興味があり、当時のログイン誌だかでRPG特集とかがあったのを記憶しています。ええ、当時RPGといえばPen&Paper RPGのことでDungeon & Dragonとかが北米で大人や子供に大人気になった頃です。その元祖RPGをコンピュータ上で実現する試みをする人も北米では数知れなかったわけで、中には当時売れ始めていたパーソナルコンピュータ用のゲームソフトを開発して大ヒットしたものも現れていました。その代表的なのがApple II用のWizardlyですね。実を言うと私ログイン誌の記事にすっかり魅了されてApple IIも持っていないのになぜかWizardlyのゲームパッケージを先に買ってしまったという。しばらくはとても丁寧に出来たそのマニュアルとか箱とかをにやにやしながら毎日を過ごしていたわけです。実際に遊んでみたかったのは当然ですが、当時の収入ではApple IIシステム一式(本体やフロッピーディスクドライブ、音源ボード、Apple DOS等)は大変高額でボーナスなんかでは到底届かない値段でした、確か50万円近くしたと思います。それ故に高額収入者のお医者様とかの持ち物だったりしたのですね。

それからしばらくして転機がめぐってきました。秋葉原の某無名ショップでApple II互換機が格安で通信販売されているのを知ったのです。ゲームをするだけなら純正品は一切いりません。本体だけで5万円ぐらいだったと思います。早速注文したのは言うまでもありません。さてあとはフロッピードライブとコントローラそれに一応音源カードとか純正のApple DOSとかを手に入れるために後日秋葉原へ出かけました。純正なのはApple DOSぐらいで他は互換製品です。これでやっと家に帰って念願のWizardlyをbootすれば遊べるとうきうきした日でした。

最初にApple IIでWizardlyを立ち上げた時に出てくるオープニングのグラフィックスは良くできていて感動しました。そっからすぐ毎日Wizardlyにのめり込んでいったのは言うまでもありません。必殺ディスク抜きとかも誰に教わることもなく覚えたりしました。その頃ログイン誌とかではWizardlyの墓場を作ろうという企画が実施されていた記憶があります。死んでしまって復活失敗して灰になってしまった思い出深いキャラクタを大切に葬ってあげましょうということで、埋葬を希望する人はキャラクタデータが入ったフロッピーを郵送するというものでした。ソフトウェアが専門の私はWizardly以外にもZAPというディスク内容をダンプしたり書き換えるツールも買っていたので、死んだキャラクタや灰になったキャラクタのデータのどこが違うのか調べて自分でその箇所をパッチして復活させたりしてましたからちょっと夢がなかったかもしれないですね。Wizardlyは最後のWerdnaを倒した後も、ダンジョンの随所でランダムにdropするrare itemを収集する楽しみが残されていたことも良く知られていますね。Muramasaとか、私は見たことがなかったですけど。ディスクの中身を解析すると相当沢山の見たことも無いアイテム名がずらりと並んでいました。ゲーム中のあるシチュエーションのために用意されていると思われる見たこともないメッセージとかも沢山ありました。ちっちゃくても奥の相当深いゲームでしたね。

Wizardlyをやり終えた後、続きのシリーズ(Knight of Diamondだったかな)を買ったのですが最後まではやりませんでした。というのもその頃、Wizardlyをしのぐほど人気上昇中のUltima IIというのを買ってしまったからです。今にして思えばUltima IIとEverQuestは共通点があります。ゲームを開始するといきなり何の目的も知らされずにゲームの世界の中に自分がpopします。どこへ行けとか何を探せというのもありません、でも少しでも最初の地点から遠ざかるといきなり鬼の格好をしたゴブリンかオークにぼこられます。いきなり戦闘シーンから始まる事が余儀なくされます。そして町の中に入ってはNPCに話かけて情報を聞き出します。中にはふざけたNPCもいたりしてだまされたりして笑えます。そして時間を超えるポータルを見つけると時空を越えた壮大な物語を感じ取ることになります。どうやら世界の始めにMinaxという魔女が宇宙を支配しようとあちこちに魔物を送り込んでいるようです。そして未来にいって宇宙ロケットに乗って猿の惑星にいったりとか(;´Д`) もう思い出しきれない程内容の濃いゲームでした。最後は最古の世界に戻ってMinaxを倒すとゲームオーバーです。なぜか宇宙ロケットが飛んでいるシーンがずっと流れたままで終わったりします。おもしろかったですね、Ultimaシリーズは全部買いましたが、Ultima-Vから推奨マシンがApple IIeかIBM PCになってしまってApple IIではBGMやサウンドが出ず魅力半減で結局やりませんでした。

UltimaシリーズはそれまでNPCは町の人やガード、魔物の区別なく戦いを挑むことができたので北米の子供たちの中にはゲーム本来の到達目的を無視して大量殺戮だけを繰り返す者も多かったようです。その影響で実際に銃や刃物を家から持ち出して学校で殺戮をする事件が本当に起きてしまって、原因は学校を長く休んでUltimaに熱中していたことらしいとまで噂されました。そんな事件から作者も無意味な大量殺戮を可能とするゲームシステムの問題を認識して、それ以降のシリーズではそれまで戦闘経験値だけが唯一のキャラクタの成長バロメータだったものを一転して8つの徳の導入とそれを高めることを目的とする膨大なクエスト劇で構成されるまったく違ったゲームになってしまいました。英語が多少読める私でもさすがに膨大な量のNPCとの会話の中からクエストの目的を読み取ったりするのはきつかったです。それでどれも序盤で止めてしまいました。一応全シリーズ持ってますが。

番外編もありましたね、Ultima Underworld I,IIとか。これは少し戦闘要素があるように見えますが、実は膨大な数のクエストとパズルがリンクしている壮大なコンテンツでした。種明かし本が後に出て、こんなに奥深かったのかと知って呆然とした思い出があります。後に再挑戦しようと思ったのですが、たぶんにアパートの害虫駆除の煙を被ってしまって一部のフロッピーが読めなくなっていました。それで再インストールは出来なくなり、永久に遊べなくなってしまいました。その後も復刻版とか出てないし、PC DOS上でしか動かないので現在のWindows上に移植しても商売になりそうもないですしね。

あと、Daggerfallとかも大分やりましたね。あれば前編クエストもしくはタスク/ミッションをこなして最初に示された使命にたどりつくというものだったと思いますが、クエストを与える町の数が沢山あり、本来の使命を果たすのとは直接関係のない経験値や装備を報酬とするクエストやミッションが各値に沢山ありました。長くやっているとどれもなんかパターンが数種類と決まっているので、本来の使命からはずれたタスクを引き受けてばかりいるとだんだんとつまらなくなってしまうという欠点がありましたね。それにグラフィックスも今風の3Dではなく疑似3Dでしたから。後に最新の技術を駆使された同じコンセプトからなるMorrowwindというのが出ましたね。まだEverQuest IIが出るずっと前でしたから、私はMorrowwindのグラフィックスとかVoice overとかを体験してEverQuest IIもこうなるのかなと想像していましたが、本当にそうなりましたね。しかもゾーン中とかゲームローディング中にコンセプトアートを表示する点とかも妙に同じだったりして、開発者の中にはMorrowwindの開発に携わった人が少なからず居るに違い有りません。クエストシステムもジャーナルとしてまるで自分で綴ったようにストーリー展開が記録されていくのでその点はEverQuest IIとかとは一線を引いてますね。ゲームの最終目的があるか無いかの違いだと思いますが。私はMorrowwindのが何度もジャーナル読み返して本来の目的とか次ぎの進むべき場所とか思い出せるので好きでしたけど。

Neverwinter Nightsとかも最初の急速な展開がおもしろかったですね。でも中盤のかったるいペースからもうやらなくなってしまいました。

20年前にログイン誌のRPGもしくはD&D特集を読んだすぐ後に北米に出張する機会が偶然訪れ、休みの日とかに皆で買い物とかに出かけた際におもちゃ屋さんに立ち寄ったら、ありましたオリジナルのDungeon & DragonのパッケージやGame Master handbookとかPlayer’s Handbookとかの分厚い本が。今思えばそのとき買っておけば良い宝物になったのにと思います。

そういえばWizardlyやUltimaをやり終えた頃、ある事件がきっかけで同じ会社の寮の下の階に住んでた人が純正のApple IIユーザーであることを知ることになりました。ある事件とは、Apple IIはモニターがビデオデッキとかと同じNTSC信号入力のものを必要としました。お金のある人ならApple純正のカラーモニターをつなげばよいのですが、貧乏な私は自分のTVに映し出すべく、NTSC-VHSトランスミッターを自作して空いてるチャネルの周波数にApple IIから出るNTSC信号で変調かけて受像させるということをしてました。どうやらその電波の出力が少し強すぎたのか、隣の寮の建物の住人の人がそれとは別の私も時々迷惑していた怪電波妨害事件を独自に調べている際に、私のトランスミッターから送信されたUltimaのDungeon内を走りまわってMobを倒していく映像をビデオにとって、妨害電波事件となんらかの関係があるのではと周囲の人に見せていたようです。後で私もそのビデオを見たとき思わず笑ってしまいました。それで一緒にビデオを見ていた人にこの映像の発生源を説明するに至って、聞いていた一人が純正Apple IIのオーナーであることが判明したのです(学生の時に夏休み土方のアルバイトをして貯めたお金をはたいて買ったそうです、偉い)。それで私がもう遊び終わったWizardlyやUltima IIを貸してあげたり、一緒に秋葉原へ巡礼(Apple II関連のソフトやハードを見つけるのが目的)へ行くお友達になったりしました。その人は3連休の日に一気にUltima IIを終わらせたらしいので、どうりで下の階からUltima特有の海上の戦闘シーンの効果音(海竜が放つ火の玉が飛来する音とか)が鳴り続けていたものでした。その後すぐ転勤を命じられて東京へ出てくるまで私がトランスミッターの電源を切っている時でも寮全員が悩まされていた怪電波妨害は度々発生し続ていました。その後どうなったかは知りません。


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