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webadm | 投稿日時: 2006-8-5 0:13 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
デジタルオシロの良い点 やはりデジタルオシロの便利なところは
(1)観測結果のスナップショットを保持できる アナログオシロでは観測する現象を繰り返し発生させてリアルタイムに残像が重なりあった表示を目をこらして見るか写真に撮るしかなかった。掃引が早い高速な現象の場合や発生頻度が低い現象では像が薄くなって観測しずらく写真撮影も難しいので記録に残しずらい。 (2)観測結果を文書に挿入できる アナログオシロにもX-Yプロッタとかにプロットできるものもあったらしいが、一般に手に入るものはそうした余分な機能はついていない。デジタルオシロであれば最低でもGPIB経由でリモート操作やプロッターへの出力ができるようになっている。HP-GL出力であればファイルに取り込んでMicrosoftからdownloadできるOffice HP-GL pluginモジュールを使って文書に画像として挿入できる。また市販のHP-GL viewerソフトを使えばJPGやPDFその他形式に変換することも可能。 デジタルオシロも掃引速度が限界近くなると等価サンプリング表示に切り替わるので複数回サンプリングしないとはっきりとした波形が得られないというもどかしさはあるものの、アナログオシロでも一回のサンプルでは何も見えないのと一緒なので慣れれば遜色はない。 ただ掃引速度によっては表示処理に負荷がかかり操作に対する応答が鈍くなることや現実とは違う波形(エイリアス)が現れることもアナログオシロにはない。 100MHz以上の帯域になると観測する回路のインピーダンスや容量負荷が波形に影響を大きく与えるようになるので、それなりの低容量のプローブやアクティブ(FET)プローブを使用するのが前提となる。特に最近のCMOSロジックとかでは高インピーダンスなのでパッシブプローブでは回路動作にも影響を与えかねない。 なので1GHzクラスのデジタルオシロを買うときにはそのあたりも配慮しないといけない。やはり10万円ではどうみても予算が足らない。 |
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