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webadm | 投稿日時: 2006-8-10 12:25 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3107 |
アイパターンの表示 昔いた職場で今となっては低速の1.5Mbpsの通信装置の試験をしている際にどうしても同期が外れるという難問題が起きていました。
その際にハードウェア屋さんはデジタルオシロでアイパターンというものを表示して何も問題は見あたらず原因がわからないでいました。 結局回路を設計した人が良く理解せずにテスト動作用の設定信号を有効にした状態でパターンを引いてしまっていたのが原因でした。高速の通信では相手の送信信号からクロックを再生して受信等に使用しなければならないのですが、単体でテストする際には相手が接続されていない状態で動作さえなければならないので自分のクロックで受信を行う必要があります。これは本ちゃん動作では使用してはならないのですが恒久的にそうなっていたのです。 なので互いの使用するクロック発信器の周波数のわずかなずれが時間と共に重なってついには同期がずれてしまうということになります。しばらくするとまた同期は合うので間欠的に障害が発生しているように見えて実は水晶オシレータの個体差や温度によって間隔が決定されていただけなのでした。 この時見せてもらったアイパターンが綺麗だったのでどうやって表示するのかと調べたらあまりどこにも載っていない。基本中の基本らしい。 そういえばデジタルオシロにはアナログオシロのような過去の波形トレースが複数残存で重なって見える効果を得られるように重ね書き機能があります。これを使うとアナログオシロと同じ要領でアイパターンを描くことが可能になります。 ただしデータ信号の変化に同期して確実に同期がとれるようにトリガー信号を与える必要があります。 今度やってみよう。 |
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