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webadm | 投稿日時: 2006-3-17 21:41 |
Webmaster 登録日: 2004-11-7 居住地: 投稿: 3093 |
人生と業界の点と線 一昨日だったかいつもの病気で若い頃に扱った事のある思い出のコンピューターシステムの名前で検索して出てくるリストを一つ一つチェックしていたら思いがけない記事に遭遇した。Chip DesignというEDA業界紙のバックナンバー記事アーカイブにある以下の自叙伝である。
History & Geography — "John Sanguinetti - A Profile" VCSという有名な高速Verilogシミュレーターを世に送り出した人のとても興奮に満ちたそしてショッキングで身につまされる実話である。 序盤に出てくるELXSI 6400というのとそれを世に送り出したかつてSan JoseのLundy Placeにあった大きなビルを丸ごと借りていたELXSIにちょっとだけ若い頃私も通ったことがあって思い出に鮮明に残っている。そのビルで私と彼は一瞬だが同じビルの中に居合わせた事になる。 たとえELXSIを知らなくても中盤からの彼の物語はとても臨場感のあるラマで読み応えがある。 後半の劇的な業界の裏舞台で繰り広げられたドラマはベンチャー起業に関心のある方なら目を離せないだろう。 そして最後の意外な結末。ある時期一緒の場所にいてそれ以降は別の線上をたどった私も同じ様に病に伏しただけに結局夜を徹して最後まで読んでしまった。 読んでいる間も何度も若いときと変わらない情熱がまだ自分の中にもくすぶっていて今にも火がつきそうな勢いがあるのを確認することが出来た。 今まで頑張ってきたのはほんとに単純に「自分にもなにかこの業界でできるはずだ」という単純な確信というか信念を捨てなかったからだ。 経営者になればある程度は適宜に利益確保やリスク回避のためある時点で夢を断ち切るのも必要だがそれに慣れてしまって何かすごいことをやり遂げるとかいう夢を持たないようになってはおしまいだ。 自分にもまだ沢山できそうなことがあるし自分がやるしかないというものもかならずあるはず。今しかできないことは今やるしかない。 |
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