先日うとうとと仮想記憶をサポートしたプロセッサを自分で作ってみたいと思ってたやさきに既にSun MicrosystemsがOpenSPARC.netというのを立ち上げてOpenSparc T1という64bitで32マルチスレッディングまでサポートした超本格的なUltraSparcアーキテクチャのデザインを公開しているではないですかorz

OpenSPARC.net

だれでもVerilog-HDLで記述されたプロセッサのデザインソースコードをWebから個々のモジュール毎に眺めることができる。膨大である。これだけ膨大な商用レベルのデザインが公開されたのは歴史上初めてではないだろうか。

ちょっと大きすぎて熱が出てきそうな気がしたのでしばらくは手をださないことにしよう。シミュレーションしてみるのにもVCSが必須orz

ソフトウェアもそうだけど既に書かれている他人が書いた動作しているもののソースコードを読むことは大変勉強になる。でもちょっと大きすぎるかな。

いずれ大きなデザインも苦ににならないようにせいぜい精進しよう。

slashdot.jpでも取り上げられたけどコメントのなかでだいぶ以前からSparc V8仕様互換なLEON2フリーなデザインがVHDLソースで公開されていることを知る。PC133なSDRAMコントローラやキャッシュをサポートしているのでこれだけでも十分すぎる。どっかそのへんにPC133のメモリカードが転がってたような。

LEON2 Processor

最近ではXST版とかでPCIやLANコントローラに周辺装置混みのSoCまで出来ているらしい。