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投稿者 スレッド
webadm
投稿日時: 2006-5-19 22:04
Webmaster
登録日: 2004-11-7
居住地:
投稿: 3094
まずはJTAGの標準規格書を入手することから
最新のFPGA/CPLDはどれもほとんどJTAGというかIEEE 1149.1やIEEE 1532という規格に準拠してきた。それ以前からJTAGの元祖であるバウンダリースキャンというテスト容易化技術はディジタル系の半導体屋さんではそれ以前から各社独自方式で実用化されていた。もちろんそちらは社外機密。

JTAGはそうした各社各様のバウンダリースキャン回路の方式を業界で統一して共通化しようという動きによってできたと思われる。現在ではそのおかげで北米とかではJTAGやバウンダリースキャン関連の受託開発やパッケージ製品開発でいくつもの会社が出来ているぐらいメジャーな技術。

FPGA/CPLD以外のデバイスでもARM/PowerPCなどのRISCプロセッサコアもJTAGを採用してデバッグとかが行えるようになっている。どちらかというと国内ではこちらの用途が良く知られているかもしれない。JTAG以前のデバッガというとICEとかいう前時代的なものがあったけどあれは考えてみればCPUチップの周りに自前でバウンダリースキャンロジックをつけたようなものだった。CPUにはじめからそういう機能が入っていればそういったものは無用になってしまう。

前置きが長かったが、JTAGをいじるにあたってはちゃんと規格を勉強しないとはじまらない。一番近い原典を読むのが筋である。

JTAGの規格書は市販されている。といっても国内で扱っているところがあるかどうかは不明だが、IEEEに行けばインターネットで購入できる。有償だが国内の規格書みたいにべらぼうな値段はとらない。http://www.ieee.org でStandardというところをひらいてbuy standardで検索すればそのままご購入ができる。古いものは印刷したやつとPDFの二種類があるので注意。PDFを購入すれば即日ダウンロード可能になる。印刷したのは郵便で送られてきてしまうので同じぐらいの輸送量がとられたあげく東京在住なら石原都知事のおかげで消費税までとられてしまう。今回購入したのは以下の2つ。

Product: "Standard: 1149.1-2001"(Revision of IEEE Std 1149.1-1990) IEEE Standard Test Access Port and Boundary-Scan Architecture"" consists of the following files.

1149.1-2001.pdf

Product: "Standard: 1532-2001"IEEE Standard for In-System Configuration of Programmable Devices"" consists of the following files.

1532-2001.pdf

二つ合わせても$151(IEEE会員価格だが非会員でもそれほど変わらない)

さてこれから一通り目を通すことにする。
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題名 投稿者 日時
   ウォーミングアップ後のテーマはJTAG Waveform emulator(中止) webadm 2006-5-18 16:01
   » まずはJTAGの標準規格書を入手することから webadm 2006-5-19 22:04
       とりあえずざっと読み終えた webadm 2006-5-20 3:59
         Jam STAPL Player他 webadm 2006-5-21 20:15
           「バウンダリスキャン講座」発見 webadm 2006-6-5 3:14
             読書中 webadm 2006-6-10 1:56
               読書完了 webadm 2006-6-11 23:39
                 HDL記述の自由度 webadm 2006-6-12 20:44
                   なんだか webadm 2006-6-24 2:39

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