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2006年7月29日(土曜日)

ゲド戦記の思い出

カテゴリー: - Gan @ 10時18分53秒

最近テレビとかで頻繁にスタジオジブリのゲド戦記がよく宣伝されている。

どうもアニメの前評判はいまいちらしいね。自分では見てないのでなんとも言えないけど、今度早々とテレビで放映されるみたい。

ゲド戦記といえば指輪物語と並んでGan的には思い入れが多いでちゅ。

日本語訳が出た時に全編入ったボックスを買って読んだり、上司の娘さんの誕生日にプレゼントでもう1ボックス買ってあげたり。もう10年以上前のことだけど。

ゲド戦記には世間受けする俗的な内容が一切無いので娯楽用とかのアニメや映画を作るのは多少なりともそういう要素が盛り込まれている指輪物語に比べて困難極まりないと思ってた。

指輪物語が不思議な魅力があるのは指輪の魔力をテーマにしたところだと思う。指輪自体は自分で移動したりできるわけではないけれども本当の持ち主のところに戻るために現在の持ち主を無意識のうちに魅了し意のままに操ろうとする。これは近代社会で言えばお金とか財産とか名声とかそういうものととても良く似ている。お金は自分では動けないけど、お金を持っている人は無意識のうちにお金に魅了され毒されてそれを増やしたり浪費しようとしたりする。それで金は天下の回り物と言われる所以だよね。そういうのがうすうす感じているから指輪物語は最後まで読みたくなるのかも。

ゲド戦記は指輪物語とはうって変わってお金とか俗的なものをテーマにせずに、子供のころから芽生える人間に共通する自我や欲と向かい合う。自我や欲のおもむくままに行動すればどうなるか、ついには大切な人の命と引き替えにその答えを見いだすことになる。それを知りようやく人間らしい歩みができるようになる。誰でも普通は親を亡くした時にもっと孝行してればと後悔したり、生前は自分の好き勝手やってて苦労ばかりかけてたねって感じるよね。でもゲド戦記を読むとそうしたつらい状況を克服できるという確信と希望を与えてくれる。そして子供は誰でも将来もしかして多くの人を救う人になるかもしれないという可能性を持っているということを読む子や親に与えてくれる。皇后美智子様も前そんなことをおっしゃてたね。

今回の新作アニメで脚光を浴びたのは本の方だよね。昔出た時は誰も買う人居なかった。きっと今は爆発的に売れているのかも。

宮崎駿さんが最初にゲド戦記をアニメにしたかったというのはこれでもうわかるよね。でも息子さんが手がけたのが宮崎ファンとしては無念かも。


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